M&A
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2025/08/15

M&Aにおけるシナジー効果とは? ――種類や分析手法を徹底解説

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はじめに
M&Aによって他社を買収する大きな目的のひとつが、「シナジー効果」を得ることです。 それでは、シナジー効果とは具体的にどのようなものなのでしょうか? 本記事では、シナジー効果の種類や分析方法を徹底解説します。
M&Aにおけるシナジー効果とは?
M&Aのシナジー効果とは、2社が統合することによって単独では得られなかったプラスαの効果や価値を生み出すことです。簡単に言うと、「1+1が2以上になる」ということですね。 ノウハウや技術が共有されることによって、新しい商品が生まれたり、新しい市場を創造したりといったシナジー効果が期待できます。 シナジー効果の対義語に「アナジー効果」があります。これは、「相互のマイナス効果」を意味します。 つまり、2社が単独で事業を展開していたときよりも悪い状態になること。「1+1が2未満になる」ような状況です。 たとえば、統合によって顧客が離れたり、取引先が失われたりといったことが起こるのがアナジー効果です。
シナジー効果の種類は?
【販売シナジー】 販売シナジーとは、生産設備や研究開発、流通経路、販売組織、倉庫などを共有することによって、単独では得られない相乗効果が生まれることを指します。 「一緒にやることで売り上げがさらに伸びる」という効果と考えればわかりやすいでしょう。 ・クロスセリング 顧客が自社の商品やサービスを購入しようとしているときに、関連商品をおすすめして客単価を上げるのがクロスセリングです。たとえば、飲食店で食事の注文を受けたときに飲み物もすすめたり、プリンターを売るときにインクも一緒に販売したりといったやり方です。 ・販売チャネルの拡大 たとえば、大手メーカーが、販売チャネルを持つ小売業を買収して、自社製品をより広く展開することで売り上げアップを目指すやり方です。 ・ブランド効果 単独でブランドイメージを構築するには時間がかかりますが、共同する企業のブランド力を活用することで、短期間での新たな事業の展開がスムーズになります。 【生産シナジー】 生産シナジーとは、工場や機械、設備、情報などの生産資源を共同利用することで生まれる相乗効果のことです。たとえば、生産設備を共同利用して仕入れの量が増えれば、サプライヤーに対して価格交渉をしやすくなります。 また、物流業務を統合することで、物流コストを大幅に削減することもできます。 【投資シナジー】 投資シナジーとは、研究開発やノウハウなどの共有によって生まれる効果のことです。 ・共同研究開発による技術革新 近年は「共創」という言葉が盛んに叫ばれるようになりました。2つの企業が共同研究開発することによって、1社でやるよりも技術革新のスピードが速まります。 ・資源やノウハウの共有による投資効果の最大化 資金や時間をかけて蓄積した技術やノウハウを共有することで、より大きな投資効果が期待できます。 【経営シナジー】 経営シナジーは、経営者や管理者のノウハウを共有することで得られる相乗効果のことです。 ・経営資源の統合による戦略策定の強化 2社の経営資源を統合することによって、より優れた戦略を策定できるようになります。 ・経営ノウハウ共有による組織力の向上 2社のノウハウを共有すれば、組織力も向上します。
M&Aでシナジー効果を分析するフレームワーク
【バリューチェーン分析によるシナジーの特定】 バリューチェーンとは、企業が価値を生み出す一連の活動のことです。仕入れから製造、出荷物流、販売・マーケティング、アフターサービスまでのバリューチェーンに沿って、売り上げやコストのシナジー効果を分析します。 仕入れなら、購買の共同化によるコストの削減や価格交渉力の強化が実現できているのか? 物流なら、共同配送によるコストカットや物流網の最適化がどれくらい達成できるか? こうしたことを分析してシナジー効果を特定します。 【アンゾフの成長マトリクスを用いた戦略策定】 戦略経営の父と呼ばれる経営学者イゴール・アンゾフが提唱したのが「アンゾフの成長マトリクス」です。  ・  ・  ・ ▼つづきはこちら▼ https://www.kizuna-corp.com/column/synergy/
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