その他
186
2026/01/13

税務調査もAIの時代へ

記載者情報
国税庁の公表
2025年12月に国税庁から「令和6事務年度法人税等の調査事績の概要」が公表されました。 ちなみに国税庁の事務年度は7月スタートですので、今回は「令和6年7月~令和7年6月」分となります。 さて、最初に【法人税等の調査事績の概要】が掲載されています。 『令和6事務年度においては、AIも活用しながら、あらゆる機会を通じて収集した資料情報等や申告書の分析・検討を行うことにより、調査必要度の高い法人を的確に抽出し、実地調査を実施しました。 その結果、追徴税額(法人税・消費税)の総額は3,407億円となり、直近10年で最高値となりました。』 ■出典:国税庁HP|令和6事務年度 法人税等の調査事績の概要 https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2025/hojin_chosa/pdf/01.pdf そうなんです! 【AI・データ分析の活用】が税務署所轄法人で行われています。 1.AI・データ分析 AIを活用した予測モデルにより調査必要度の高い法人を抽出し、想定される不正パターンを判定 2.調査官による分析 AI判定結果に加え、申告書や国税組織が保有する様々な資料情報等を併せて分析・検討した後、調査官が調査実施の要否を最終的に判断 調査官の知見にAIの分析結果を組み合わせることにより、実地調査を行っています。 AIと調査官が想定した「不正パターン」が的中し、効率的で精度の高い調査が行われています。
AIが予測モデルが想定した不正パターンの手口事例
□事例1:売上除外で追徴税額約7千万円 売上伝票を破棄することにより、破棄した分の現金売上げを除外 □事例2:売上を除外で追徴税額約1億円 売上代金を代表者の個人口座に入金させることにより、売上げを除外 □事例3:原価架空計上で追徴税額約1億円 偽りの請求書を作成し、金銭の貸付けを原価(外注費)に仮装して計上 □事例4.原価架空計上で追徴税額約9千万円 不正加担者に単価を水増しした請求書を発行させ、原価(外注費)を過大に計上 □事例5:経費架空計上で追徴税額約1億5千万円 偽りの出勤表等を作成し、架空の経費(人件費)を計上 □事例6:経費架空計上で追徴税額約1億3千万円 関連会社に偽りの請求書を作成させ、資金援助として渡した金額を経費(支払手数料等)に仮装して計上 特に同族会社間や関連会社間における外注費については、必ず調査で確認が求められることを前提に、取引開始の時点から、形式的な契約書や請求書等はもちろんのこと、実質的な取引実態に合致する金額、平たく言えば「お手盛り」とならないようにしてください。 この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
弊社コラム・セミナー
■弊社コラム https://www.money-c.com/column/tax_list/tax_investigation/20755/ □■ MCセミナー ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 事業計画を作って、会社のPDCA回しませんか?(補助金対象) ――――――――――――――――――――――――― 1.事業計画があれば、「社長の連帯保証」を外せます! 2.【客観的な自社分析】があれば、『事業承継』で有効! 3.『経営課題の抽出』と『アクションプラン』で会社が変わる 4.専門家との3年間の伴走支援で、PDCA完成! 5.自社が≪いくらで売れるのか≫もわかります! ≫開催予定日時  2026年8月4日(火)13:30~15:30 ≫お申込み・詳細 https://forms.gle/YuA93bBmyx84yxQk6 ━━━━━━━━━━━━[会場/オンライン/録画配信]━■
関連コラム