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2023/03/09

海外の不動産業界のいま

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大規模なプロジェクトの進行
近年では、たとえば以下のようなプロジェクトが進行しています。 1. NEOM(サウジアラビア)- 世界最大のスマートシティの建設。2030年には10,000億ドル以上の投資が予定されています。 2. ハドソンヤード(アメリカ)- ニューヨーク市マンハッタンにおいて、60億ドルの投資で構築された複合施設。住居、オフィス、ショッピングモール、レストランなどがあります。 3. パリ13区プロジェクト(フランス)- 2020年から開始された大規模再開発プロジェクト。パリ市内南東部に位置し、高層住宅やオフィスビル、大学、公園などが建設されます。 4. ドバイ・サウス(アラブ首長国連邦)- 2020年から始まった大規模開発プロジェクト。アラブ首長国連邦のドバイ市内南部に位置し、空港、住宅地、商業施設、工業地域、エンターテイメント施設などが建設されます。  これらのプロジェクトは、高度なテクノロジーや持続可能な開発に重点を置いており、将来的には世界的な不動産業界のトレンドをリードする可能性があります。
外国人投資家の参入
海外の不動産市場には、外国人投資家が積極的に参入している傾向があります。 グローバル化が進んでおり、不動産市場の国境がなくなってきていることが背景にあるのと同時に、 多様な国や地域の市場に投資することで、リスク分散を図る企業や個人が増えています。 一部の地域では、外国人投資家に対して税制優遇措置が設けられている場合もあります。 さらに、国際的な不動産企業も多く存在し、世界各地で不動産取引を行っています。
デジタル化の進展
不動産業界もデジタル化が進んでいます。 不動産情報をインターネット上で公開することで、世界中の人々が不動産取引を行うことが可能になりました。 また、デジタル技術を活用して、物件の内観や外観をリアルな映像で表示することができるようになり、物件の探索がより容易になってきたことに加え、不動産の検索や契約などがオンライン上で完結することができるようになっています。
環境配慮に取り組む不動産開発
いくつかの例をご紹介します。 1. ザ・スイスリゾート・カムナン(スイス) スイスのアルプス山脈にある高級リゾートホテル。100%再生可能エネルギーの使用や、ゼロ廃棄物運動、有機栽培による野菜の栽培など、環境に配慮した取り組みが行われています。 2. ブルーモスク(トルコ) イスタンブールにある、オスマン帝国時代の建築物。環境に配慮したリノベーションが行われ、再生可能エネルギーの利用や、自然光や自然換気を活用する設計などが行われています。 3. ロンドン・ザ・シャード(イギリス) ロンドン市内の超高層ビルで、世界一高いレストランやホテルなどが入居しています。建設時から省エネや再生可能エネルギーの利用に注力し、二酸化炭素排出量の削減や地域コミュニティとの協力など、環境保護に取り組んでいます。 今後も、環境に配慮した不動産開発がますます増えることが予想されます。
まとめ
世界的な経済情報や投資家の関心など、様々な要因によって左右されるものの、 ・観光地や人気の高い都市の不動産価格は高騰傾向にあること ・デジタル化の進展 ・環境に配慮した不動産開発 ・投資家の関心の高まり などにより、海外不動産市場は今後も拡大していくものと予想されます。
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