公開日 | 2024/02/19 |
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記載者 | FPスマイル&リッチ株式... |
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NISAより魅力!? 投資で損しても救われる口座とは
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NISAより魅力!? 投資で損しても救われる口座とは
2024年1月から新NISAがスタートすることもあり、NISAに関する記事や解説等を各メディアで見かける機会が多いと思います。
NISAの一番の特徴といえば、利益に対する課税がされないことです。NISAは非課税口座であるため、利益が出たときには税金が引かれることなく運用益をすべて手に入れることができます。反面、NISAには投資で損失を出してしまった場合の「救済」がありません。
投資初心者あるいは投資をしたくないという人たちの中には、「投資で損するのが怖い」という意識が根強くあります。
こういうタイプの方々には、「救済」のないNISAが不向きなのは明らかです。
「損するのが怖い」という方々に必要なのは、万が一のマイナスにも「救済」が存在するタイプの口座です。
当コラムでは、投資で損をしても「救済」のある口座=「課税口座」について紹介してまいります。
※当コラムで「課税口座」と表記しているものは、「特定口座(源泉徴収あり・なし)」や「一般口座」のことを指します。
非課税口座であるNISAとの比較のため「課税口座」という表記で統一して説明しています。
課税口座の「救済」とは
NISAと課税口座の最大の相違点は、文字通りの課税関係の扱いの違いです。
冒頭でも触れましたが、NISAは非課税口座ですので、運用益に対する課税はされません。
一方、課税口座では、利益に対して約20%の課税がされます。例えば、100万円の利益が出た場合には、約20万円ほどが税金として引かれ、投資家が手にできるのは残りの約80万円ほどということになります。
では反対に投資で損失が出た場合はどうでしょう?
NISAには何ら「救済」はありませんが、課税口座では「損益通算」ができます。
課税口座で投資していたA銘柄で損失が出てしまったとしても、他のB銘柄やC銘柄などで叩き出した利益と相殺することができ、その結果、B銘柄やC銘柄の利益分にかかるはずだった税金が減ることになります。
さらに、「損益通算」をしても損失の方がまだ多かった場合には、「損失の繰り越し」ができます。
「損失の繰り越し」は3年可能で、当年の損失を翌年以降の利益と相殺することができます。
例えば、A銘柄で出した損失を他のB銘柄やC銘柄で出した利益と「損益通算」してもまだA銘柄の損失の方が大きかった場合には、その分の損失が翌年以降に出した投資の利益との間で相殺することができるわけです。
課税口座の申告関係は?
課税口座では投資の利益が出た場合には税金が発生しますので、申告の必要が生じます。
ただし、課税口座のひとつである特定口座では、源泉徴収の「あり・なし」を選ぶことができ、
「源泉徴収あり」ならば、投資の利益から金融機関が源泉徴収してくれるので、口座内で課税関係は完結となり利用者は申告の必要はありません。
一方、「源泉徴収なし」では確定申告をしなくてはなりませんが、金融機関から年間取引報告書が発行されますので、納税者が取引内容について一から計算する必要はありません。年間取引報告書の記載をもとに入力をするだけですので、それほど難しい作業はありません。(※確定申告自体が難しいという人は除きます。)
課税口座といえども申告にまつわる手続きは決して難しくはありませんので、あまり気にすることなく投資に集中できるでしょう。
新NISAと課税口座 それぞれのメリット・デメリット
では、ここで新NISAと課税口座の主な特徴についてまとめてみます。
それぞれのメリット・デメリットを比較して見てみましょう。
・年間投資可能額
NISA・・・制限あり
課税口座・・・制限なし
・保有限度額
NISA・・・制限あり
課税口座・・・制限なし
・投資対象
NISA・・・制限あり
課税口座・・・制限なし
・損失が出た場合の「救済」
NISA・・・救済なし
課税口座・・・損益通算が可能 損失の繰り越しが3年可能
・課税関係
NISA・・・非課税
課税口座・・・利益の約20%が課税される。 (特定口座では源泉徴収のあり・なしを選べる。)
NISAは、いろいろとルールが細かく設定されており、年間投資可能額や保有限度額、投資対象などに様々な制限がありますが、課税口座では、これらの制限はありません。
NISAのメリットは非課税であることだけ。万が一、損失が出ても「救済」が無いハイリスク・ハイリターンな口座です。
一方、課税口座は細かい制限などがない、投資の自由度の高い口座です。その代わり、NISAと違って利益には課税されてしまいます。ただし、万が一、損失が出た場合には「救済」がある、リスクとリターンについてはNISAよりは低い口座と言えます。
実際に投資をする際には、それぞれの口座の特徴、メリット・デメリットを理解したうえで上手に使い分けしたいものです。
新NISAか課税口座か 二者択一というわけではない
当コラムでは、課税口座について紹介してまいりました。
話題の新NISAにも、課税口座にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
投資をする際の口座選びは、NISAか課税口座かの二者択一というわけではありません。
それぞれの特徴やメリットを活かし、自分の運用目的などと照らし合わせ、両者を上手に組み合わせるなどすることで、運用成果をより良いものにしていきたいものです。
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