M&A
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2021/03/08

M&Aで事業売却、引継ぎを成功させる。 事前準備:決算書について

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決算書の内容の見える化と説明の準備
本日は、M&Aで事業を売却し、事業の引継ぎを行う、いわゆる売り手側がM&Aを考えたときに準備すべきポイントについて、考えていきます。 M&Aで事業を売却しようとすれば、買い手に対して適切な情報を提供しなければなりません。また自社の企業価値がどのくらいかを評価しておくことが必要になります。 そのための資料の第一として、決算書があります。最低でも直近3期分と進行期の試算表を準備しましょう。 M&Aを成功に導くポイントとして、買い手と信頼関係を結ぶことがあげられます。 相手に信頼してもらうためにも、決算書の数字を説明可能な状態にしましょう。 決算書の数字と実際の数値で差異がありうるものはないか、その理由は何か、 故意であれ、何であれ、その際を説明できるようにしておきましょう。 回収不可能な金額が売掛金や未収金などの含まれていないか 固定資産で償却不足が無いか、 不動産の価格も帳簿と実勢価格でどのくらい違いがあるか、 保証金など実際に返却されるかどうかなどなど 退職金の引き当てが十分かどうか、 未払い賃金や未払残業代などの労働債務がないか その他事業や業務の内容に合わせて確認しておきましょう。 それ以外にも、数値の大きい項目や変動の大きい項目など 説明できるようにしておきましょう。 借入金、経営者借入などもどのように処理するつもりなのか 想定しておきましょう。 利益率が大きい、小さい、販管費の項目で突出したものがあるなどあれば、説明できるようにしておきましょう。 勘定科目内訳明細書のレベルで準備しましょう。 多少違和感のある項目や数値があってもきちんと説明して対処方法を明示できれば、信頼感を損なうことはないと思います。 説明できない、最後まで隠そうとすることが信頼を失うことになります。 ポイントは、決算書の数字を説明可能にしておくです。 この内容は、YouTubeでも情報提供しています。ぜひご覧ください。 https://youtu.be/0W5nbrf3l-o
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