中小企業支援
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2021/02/12

【補助金情報】低感染リスク型ビジネス枠の追加

記載者情報
2月9日ものづくり補助金の公募要領に新特別枠が追加されました
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、通称「もの補助」についての情報提供です。 この補助金が直接、事業承継やM&Aに関連するわけではないのですが、 M&A前後の磨き上げに活用できると解釈していただいてお付き合いいただければ幸いです。 現在、5次締切分の申請が開始され、2月19日に申請が締め切られるスケジュールで進んでいます。 そんな中、低感染リスク型ビジネス枠が公募要領に追加されました。 このタイミングで?という感もありますが、この新特別枠は予告もされておりましたので、予算成立の関係でこのタイミングになったということでしょう。 この低感染リスク型ビジネス枠のメリットは、 一つは、補助率が2/3に拡大されることです。もっとも小規模事業者はもともと2/3ですから、中小企業者がメリットを受ける対象になります。 二つ目には、補助対象経費に、広告宣伝費と販売促進費が追加されたことです。 従来の特別枠に対応するものとイメージしてよさそうです。 要件として、補助対象経費の全額が、次のいずれかの要件を満たすことが必要です。 一つ目は、物理的な対人接触を減じることに資する革新的な製品・サービスの開発 人と接触しなくてもよくなるための製品やサービスを作り出すということで、 例として、遠隔操作や自動制御等の機能を有する製品開発やオンラインでサービス提供するビジネスへの転換があげられています。 二つ目は、物理的な対人接触を減じる製品・システムを導入した生産プロセス・サービス提供方法の改善 ものづくりのプロセスの中で人の接触を減らすということで、 例として、ロボットシステムの導入によるプロセス改善や沿革でサービスを提供するオペレーションセンターの構築があげられています。 三つめが、ウィズコロナ、ポストコロナに対応したビジネスモデルへの抜本的な転換に係る設備・システム投資 「抜本的な」ということでビジネスモデルの転換が示せないと対象とみなされないようです。 今回の、低感染リスク型ビジネス枠はIT導入補助金や持続化補助金にも採用されますので、 今後もの補助、IT導入補助金、持続化補助金を活用しようという場合には、 先ほどの要件を満たせるかどうかを検討の上、申請のストーリーを作ってください。 うまく補助金を活用して、M&A前後での企業の磨き上げにも活用してください。 この内容は、YouTubeでも情報提供しています。ぜひご覧ください。 https://youtu.be/f2FFV4Q6D-w
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