公開日 | 2020/06/04 |
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記載者 | アドバイザリー株式会社 |
M&A
よくいただくご相談①
バトンズ認定アドバイザー
認定バトンズDD調査人
「何を相談すればよいか」といったファーストステップから遠慮なくご相談ください。
専門分野
M&Aアドバイザー(全般相談)
デューデリジェンス
対応可能エリア
日本全国対応可能
いくらで売れますか?に対するご回答
売手様から一番最初のご質問かつ一番多いご質問です。
「(経営されている会社や事業が)いくらで売れますか?」
言い換えると,「会社や事業の価値はいくらか」というご質問になるかと思います。
・DCF法によると・・・。
・時価純資産が・・・。
・営業権を・・・。
・類似会社の・・・。
と,話を始めると,皆さん焦るか,気絶しそうになります。
一般的な計算式は,
【事業譲渡】
時価純資産+(実質営業利益×3〜5年分)
【株式譲渡】
時価純資産+(実質経常利益×3〜5年分)
理論上の計算方法は多数ありますが,現実のM&A市場においての正解は「成約できた金額」つまり,
『双方が合意できるもしくはできそうな金額』
上記は,相手のあることなので,専門家が繰り広げる高度な何らかの計算で決まるのではなく,相対にて決まります。
ただ,経験則上,アドバイザーよりも売手様が一番ご存知だと思っています。
ご自身の会社や事業の価値を算定するのにわざわざ会計学を学ぶ必要もないですし,決算書が読めなくても多分大丈夫です。
以下の質問にお答えください。
いくらで売りたいかではなく,
仮に,ご自身が対象事業を始めようとした場合。
「自分ならいくらで買いますか?」
計算上の数字と相違のない数字であれば,早速譲受を希望する先をお探ししますし,大幅な乖離があれば,決算書等に出ていない情報をお聞きして,納得できれば,といったところです。
絶対に自分なら買わないといった価格で譲渡することは不可能ではないかもしれませんが,「友好的」とは言い難いです。
敵対的買収ならぬ,敵対的売却ですので,お手伝いすることは少し難しいです。