公開日 | 2020/06/04 |
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記載者 | アドバイザリー株式会社 |
M&A
ディープなM&Aネタをわかりやすく解説 3/5
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最短M&A上達法③ 「基礎」が先か「実践」が先か
なるほど直線が最短なのはその通りでしょう。しかし、世には「急がば回れ」という格言もあります。やっぱり基礎をみっちりやって、基本を仕上げてからおもむろに目標に向かうほうが結局は早いのでは?と。
なるほどもっともなご意見です。
要は、「(一見)ムダなこともたくさんやる」か「必要なことだけを身につけるか」の差、と言えます。「急がば回れ」は、一見ムダなこともたくさんやって、どんな状況にも対応できるようにしておくと安心ですね、というやり方です。「最短上達法」は、ムダを一切切り捨てて、「本当に必要なこと」だけをやるやり方です。
その違いは結局、「時間をかけてムダなことを吸収するかしないか」の差。
少し考えたらわかりますが、最短を目指したとしても、無駄を一切しないことなど不可能です。
しかしここで問題にしたいのは、その時間をかけて吸収することがムダかムダでないかということよりも、その、時間をかけて吸収することが「楽しいか、楽しくないか」です。
なぜなら、その「楽しいか、楽しくないか」が物事の吸収度に大きく影響するからです。
一般的に言って「やりたい」ことは楽しいし、「やりたくない」ことは楽しくありません。一般的に言って目の前の案件を扱うことは、やりたいことそのものであり、「基礎勉強」は、できればやりたくないものです。
ですから、
「最短上達法」=楽しいがゆえに物事がぐいぐいと身に付く
「急がば回れ」=楽しくないがゆえにあんまり身に付かない
ということになります。もちろん一般論ですが。
最短M&A上達法④ イキナリできるわけない につづく