公開日 | 2024/03/22 |
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記載者 | 株式会社3Rマネジメント |
事業再生
【経営改善計画】銀行への提出書類に盛り込むべき内容(後編)
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業績改善のためには外部環境の分析が必要
経営改善・再生を目指す企業は、事業の選択と集中、そして売上拡大を図ることが不可欠です。
まず、事業の状況を正確に把握するためには、企業の外部環境を徹底的に分析することが肝要です。事業がどの外部要因に影響を受けているのか、また今後の見通しはどうなるのかなどを詳細に分析します。
外部環境分析は、大きくマクロ環境分析と事業構造分析に区分されます。
マクロ環境分析では、政治、経済、環境、社会、技術などにおける今後の変化を予測するための分析が行われます。
一方で、事業構造分析では、当該企業に影響を与える要因として、顧客、競合、仕入先、外注先、代替品、参入障壁などが詳細に分析されます。
これらの分析には、様々なフレームワークが活用され、PEST分析を用いてマクロ環境を理解し、ファイブフォース分析を通じて業界の競争環境を洞察し、価値連鎖分析を通じて競合や自社の競争優位性を明らかにするなど、多角的かつ包括的に行われます。
強みや経営課題の把握をする必要がある
経営者にとって、「強みは何ですか?」という問いに答えることが難しい場合が少なくないでしょう。
自社の内部環境分析を実施する際には、分析のアプローチ、すなわちフレームワークが具体的な内容を引き出しやすくなります。
内部環境分析は、企業の競争優位性や経営上の課題を明らかにするためのものであり、「SWOT分析」や「バリューチェーン分析」などを活用することで、企業を多面的かつ広範囲に分析し、核心の問題点や解決の優先順位を明示することが可能です。
特に、強みはその特性が顧客ニーズに適しているかどうかや、競合他社との比較においてどれだけ差別化が図られているかといった観点で評価されるべきです。
技術力であっても、それが市場で評価されず、容易に競合に模倣される状況では、競争優位性を確立することが難しいでしょう。
同様に、経営陣の強い意志や覚悟、従業員のモチベーションなども分析対象であり、「従業員モチベーション調査」を通じて把握することが有益です。
業績向上において、経営者と従業員のモチベーションが高まらなければ、経営改善や事業再生が難しいことも考慮すべきです。
内部環境は外部環境と比較して経営者がコントロールできる要因が多いため、冷静に把握すれば経営改善や再生の道が見えてくるでしょう。
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