資金調達
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2024/01/16

【ものづくり補助金】公募結果を徹底分析! ~2023年7月締切15次~

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はじめに
今回は、第15次ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(以下、ものづくり補助金)の採択結果において注目される「採択率」と「事業計画名」に焦点を当て、その概要を分析してみたいと思います。
ものづくり補助金はどんな補助金?
ものづくり補助金は、中小企業経営者を対象に、新製品・サービスの開発や生産プロセスの改善などを通じて生産性を向上させるための設備投資などを支援する補助金です。2020年から始まり、2023年11月までの第16次まで続く公募が行われています。 今回紹介する第15次ものづくり補助金の目的は、中小企業・小規模事業者が将来直面するであろう制度変更(例: 働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入など)に対応し、革新的なサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善を行い、生産性向上を促進することです。 具体的な補助金額は、通常枠では最大1,250万円となっており、これを活用して中小企業や小規模事業者が革新的なプロジェクトに挑戦し、事業の発展を目指すことが期待されています。
採択率に関する分析結果
15次ものづくり補助金の最終申請数は5,694件で、その中での採択数は2,861件となり、採択率は50.2%です。これを過去のデータと比較すると、1次から14次までの平均採択率が52.8%であることから、わずかながら低い結果となっています(約2%の差) 次に、15次の採択率や今後の採択率について、過去の採択数の推移と景気動向の関係について分析してみたいと考えます。ものづくり補助金は令和2年から始まり、その採択率と景気動向指数(CI=コンポジット・インデックス)の前6カ月平均との関係を比較すると、以下のような結果が得られました。 〜ここから先は下記リンクからお読みください〜 https://www.biz-recipe.jp/subsidy/column_takashi_iketani10/
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