M&A
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2021/04/30

M&Aの早期成立に向けて。売り手は買い手の不安を理解する。

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M&Aの早期成立に向けて。売り手は買い手の不安を理解する。
株式譲渡の場合、売り手のオーナーはM&Aを機に引退を考えているケースが多いです。つまり、売り手オーナーのゴールはM&Aの成約と言えます。 一方で、買い手はM&Aをきっかけにした事業拡大を目指しています。つまり、買い手のオーナーにとってM&Aはスタートなのです。 スモールM&Aの場合、買い手企業が中小・零細企業であることが多く、統合の失敗で経営基盤が揺らぐ可能性があります。さらに、M&A自体が初めてというケースも多く、漠然とした不安を感じています。 売り手のオーナーは買い手のオーナーの不安な気持ちに寄り添い、不安を解消できる情報やオプションを提示してあげることが、M&Aの早期成立に有効です。 ●買い手オーナーが不安に感じる要素例 ・簿外債務などの財務面でのリスク ・従業員の大量離職 ・仕入れ先や取引先への影響 ●売り手オーナーが提示できる情報やオプションの例 ・財務上の問題を正直に開示する。 ・一定期間オーナーが残って、従業員のフォローや引継ぎを行う。 ・仕入れ先や取引先に対して、取引継続の確実な承諾を得る。 しかしながら、買い手の不安や提示すべきオプションは様々です。M&Aアドバイザーは、買い手と売り手の状況を十分に理解した上でアドバイスできますので、悩んだ場合には、一度、相談をしてみることをおすすめします。 ☆金融機関様・事業再生ファンド様・中小企業様☆ 融資先や投資先の事業再成長や経営改善、幹部研修のご相談は下記まで 株式会社ライブリッツ・アンド・カンパニー https://www.lybritz.com info@lybritz.com ライブリッツ通信はこちらから https://bit.ly/3fItlh5
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