M&A
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2021/04/16

コロナ禍でのPMI

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コロナ禍でのPMI
PMIは、M&A成立後の経営統合のことを指します。M&A後、計画していた成果が出ない場合は、PMIが適切に実行されていないことが多いです。 経営体制や人事労務の業務プロセスの統合など、PMIには多様なプロセスが存在します。ただでさえ複雑なPMIですが、コロナ禍でさらに難しさを増しています。その理由の1つとして、人の動きが制限され、キーマン同士が顔を合わせる場が少なくなっていることが挙げられます。また、Webを活用して遠隔地にある企業を買収するケースが増加していること、さらに、在宅ワークが徐々に進んでいることもPMIの難しさに拍車をかけています。 コロナ禍以前では、関係者が一堂に会し、統合方針を決定し、進捗状況や課題の共有ができていました。しかし、コロナ禍ではそのような場の設定が難しくなり、Webを使いながら、個別に対応する必要があるのです。 このような状況の中でPMIを適切に進める上で注目したいのが、ITツールの活用です。Web会議ツールを使うのはもちろんですが、クラウドストレージやSLACKなどのコミュニケーションプラットフォームを使うことで、進捗や課題の共有をしやすくなります。何よりも大きな利点は、全体統括の担当者が管理しやすくなり、問題が発生した際にリアルタイムに情報を吸い上げ、対応策を練ることができることです。PMIを実行する際には、ぜひ、ITツールの活用を検討してみてください。 PMIはM&A後に成果を上げ、企業価値を向上させるために最も重要なプロセスの1つです。PMIには様々なプロセスがあり、専門的な知識と経験が求められます。ITツールの活用も考慮し、PMIをスムーズに進めて事業拡大へ確実につなげるためにも、M&Aの専門家の協力を得るようにしましょう。 ☆金融機関様・事業再生ファンド様・中小企業様☆ 融資先や投資先の事業再成長や経営改善、幹部研修のご相談は下記まで 株式会社ライブリッツ・アンド・カンパニー https://www.lybritz.com info@lybritz.com ライブリッツ通信はこちらから https://bit.ly/3fItlh5
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