「タクシー業界の常識を変える」コロナ禍だからこそ協働経営の時代
2021年10月27日
2021年10月27日
福岡県久留米市を地盤としたタクシー会社を母体に複数の事業を営む「西日本通商ネクスト有限会社」の木下代表と、同じく福岡県久留米市を地盤としたタクシー会社である「丸三タクシー株式会社」の川島代表が共同出資し、栃木県宇都宮市を地盤とする「東野タクシー株式会社」を譲り受けされました。人材不足が深刻化するタクシー業界でどのような経営ビジョンを持っているのか、M&Aを行った背景や今後の戦略についてお伺いしました。
| 譲渡企業 | |
|---|---|
| 社名 | 東野タクシー株式会社 |
| 業種 | 運送業(タクシー) |
| 拠点 | 栃木県 |
| 譲渡理由 | 後継者不在 |


| 譲受企業 | |
|---|---|
| 社名 | 西日本通商ネクスト有限会社 |
| 業種 | 運送業(タクシー) |
| 拠点 | 福岡県 |
| 譲受理由 | 拠点の拡大 |
木下様は、4年前に地場企業を退職し、福岡県久留米市でタクシー会社2社の経営に携わることになりました。当時、久留米市で一番のタクシー会社の協働体の形成を目標に、同じ地区でタクシー会社2社を経営される川島様と知り合い、コールセンター(電話受付業務)の協働運営を開始します。「コールセンターの協働運営はきっかけにすぎず、これから中小のタクシー会社が厳しい経営環境を乗り越えるためにはアライアンスが必要不可欠。新型コロナウィルス感染症による経営環境への影響が長期化し、2020年の秋頃から現状を変えていくため、今できることはないかという想いがありました」と木下様。
そこで、木下様と川島様が協議し、「全国にM&A案件が出ている今こそがビジネスチャンス」と、これまで信頼を築いてきたお互いの強みを武器に、全国展開へ向けて走り出しました。

タクシー業界のM&Aは、「既存の営業区域に近いエリアで行う」が一般的なセオリーです。しかし、コロナ禍において、オンライン化が普及・一般化したことを背景に、リモートで会議を行うことができるため、遠隔地でも問題なく管理できると木下様はおっしゃっていました。今回譲り受けされた「東野タクシー株式会社」は、創業50年以上と長く、地域に密着した会社です。父親から引き継ぐ形でオーナーとなった娘様は、「タクシー業界を変えたい」という想いがあったそうで、お互いの理念が合致したことが成約の決め手となりました。
今回、初めてネットを使ったM&Aを経験された木下様に、利用してみての感触をお伺いしたところ、「タクシー業界のM&Aにおいて、特に同じ営業エリア内の動きは噂が拡散しやすいため、水面下で動くことが多く、情報入手が難しい。しかし、今はネット上で情報収集でき、本来なら繋がることがない会社と繋がることができる」とおっしゃっていただきました。
また、今回はM&A支援専門家であるTSUNAGU株式会社の斎藤代表自らがサポートされていました。TSUNAGU株式会社は宇都宮市を拠点とする会社のため、地場の情報をもっていることは心強さがあったとのこと。「地域特性や県民性など、宇都宮の商業をよく知っていること」は、木下様にとって大きな助けになったそうです。M&Aを進めていく中でフィーリングが合った斎藤様とは、本音で話し合える良きビジネスパートナーとなっているそうで、丁寧で正確な仕事をしてくれる印象があるとお話いただきました。
譲り受け後、東野タクシー株式会社の従業員の継続雇用に努め、安心して働いていただいています。「皆さん真面目で、プライドをもって仕事を行っています。気さくさもあって、本社に訪れたときは、いつも“オーナー、元気していました!”と歓迎してくれます」と笑顔で語る木下様からは、従業員との良い関係性を感じ取ることができました。
最後に、今後の事業展開についてお伺いしたところ、「全国展開を目標に、各地区に営業拠点を作りながら、タクシー事業を拡大していきたい」とおっしゃっていただきました。
木下様と川島様の今後のご活躍をバトンズ一同、応援しております!
この案件を担当したTSUNAGU株式会社の紹介ページ
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