『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』は、明日からM&Aに取り組める”実務を学ぶ講座です。今後M&Aの実務を手がけていきたいと志す専門家の皆様を対象としており、未経験でもM&Aアドバイザーの仕事について一から学ぶことができる、かつ受講後に自身で案件を担当できるようになる(!)という画期的な講座なのです。
2019年は、お陰様で講座シリーズを第3回開講!約100人の受講者がM&Aアドバイザーとして活躍を始めています。そしてなんと講座開講して以来、初の受講生による成約実績も生まれました!今回は、約3ヶ月でご成約した案件を担当されたT様に、『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』を受けての感想と、ご自身でM&Aアドバイザーとして案件を成約に導くまでを伺いました。
老舗飲食店、事業承継のためM&Aを決意
第1回目の『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』を受講されたT様。
M&A実務未経験だったT様が担当したのはバトンズがご紹介した老舗飲食店です。この飲食店のオーナーは、売上はあったものの利益が出ておらず、後継者も不在で先行きを不安視されていたことから、早期に会社を譲渡することを望んでおられました。
担当となったT様は早速、ご自身が務める税理士法人の顧客様(同じく飲食店オーナー)にM&Aを活用した事業拡大をご提案。顧客様はちょうど事業拡大のアイデアを探していたということで、すぐにマッチングされお話が進んでいきました。
財務状況が優良というわけではありませんでしたが、売上が出ているのであれば原価管理を見直しコスト削減に取り組むことで、利益を生み出すことは可能です。また、売主様の店舗は比較的大きな駅ビルに入居しており立地も抜群。買主様いわく、「まさにダイヤモンドの原石」のような募集案件だったそうです。
こうして買主様は前オーナーが長年築いてきたブランドと従業員をそのまま引き継ぎ、店名も変えず老舗飲食店を受け継がれることになりました。
T様にとっては始めてのM&Aでしたが、滞りなくスムーズに案件を進行することができたそうです。
T様:「現場では売主様や買主様に講座で学んだ事例を紹介しながら、次に何をすべきなのか説得力をもって交渉を進めることができました。売り手様も買い手様もM&Aのリスクについてしっかりと理解していただけたのでよかったです」。
『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』では何を学ぶの?
『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』では、一般的なM&Aと中小M&Aの違いから、過去の失敗談、リスクヘッジの仕方を徹底的に学びます。
T様は『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』を受けられたことで、中小M&Aに対する理解やアドバイザーとしての振る舞い方を学ぶことができたと振り返ります。
T様:講座を受講するまでアドバイザリー業務契約書を読んでも中身を深く理解できませんでしたが、受講後は、基本合意とはどういうものなのか、案件提案の仕方、関係者全員を巻き込みながらのファシリテーション、トップ面談の行い方、最終契約までのスケジュール管理の仕方などを身に付けることができ、実務を行う際に非常に役に立ちました。
中小M&Aの場合、ネットでお相手探しや交渉を進めていくのが主流であり、従業員への開示のタイミングなど、留意すべきポイントが従来のM&Aよりも異なる点があります。
また、中小M&Aは未上場企業がほとんどのため、専門家に依頼せず相対で交渉してしまうと成約した後に合意内容に関して認識の相違があったり、あるべき資産がなかったり、といった問題が発生しやすくなります。『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』では、こうしたリスクの種を事前に摘み取る役目を担うM&Aアドバイザーを養成することを目的としています。
バトンズの仮想環境で交渉経験を積む
『バトンズM&Aアドバイザー実践講座』の大きな特徴が、バトンズ上で売主・買主とやりとりを行いながら実務経験を積めることです。
バトンズの仮想環境を使って仮想の売主または買主と交渉のやりとりを行っていただくことで、実務で発生しうる論点の解決に取り組んでいただくという課題です。
論点の解決法が分からなくなったとしても、講師が受講生一人ひとりの質問に丁寧に対応するため、課題につまずいて取り残されることはありません。1ステップずつM&A実務についての学びを深めていくことが可能です。
T様も、講義内容と課題で得たノウハウを参考に、着実にディールを進めていかれました。
T様:講座の回を追うごとに中身がより詳しくなっていき、バトンズの仮想環境で売り手・買い手との交渉を実際に自分でやってみることができたので、実際の交渉場面で論点になりそうなところを講師とやりとりしながら学ぶことができ役に立ちました。
私が担当した案件では、基本合意までは問題なくスムーズだったのですが、資金調達の段階で少し時間がかかりました。金融機関のM&Aに対する融資姿勢は厳しいことは講座で聞いていたため、講師にアドバイスをもらいながら無事に調達することができました。
他には、従業員発表のタイミングや何を注意すべきなのか、売り手側はいつまで経理や事務を続けるべきか、社会保険や契約の名義変更など、細かな相談にも乗っていただきました。特に、チェンジオブコントロール条項(COC)の事前確認・報告の重要性については講師に事前にアドバイスを受けていたため、成約前に入居施設に確認を行い、金融機関への名義変更の手続きも滞りなく終えることができました。今回のM&Aを担当し、“M&A”は個人で行うものではなく、チームで行なっていくものということを学びました。
T様は当講座を受講してから、積極的にお客様にM&Aの提案を行うようになったそうですが、”事業を伸ばしていくためにM&Aを行ってみたい”というお客様からの買いニーズの高まりを実感されているそうです。今後はもっと実力をつけてM&Aアドバイザーとしての実績を作っていきたいとのこと。現在、T様は2件目の成約に向けて交渉を進めていらっしゃいます。今後の更なるご活躍に期待です!
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