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2024/03/27

【M&Aを成功に導くIT_DD】ITを軽視したM&Aは危険だらけ!

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M&AにおけるIT関連作業はITデューデリジェンスとIT統合だけじゃない
M&AにおけるIT関連作業については、「ITデューデリジェンス」と「IT統合」ばかりに注目されがちですが、決してそれだけではありません。デューデリジェンス以降の全てのM&AプロセスでIT関連作業が発生し、そのどれもがM&Aの成功を大きく左右します。しかしながら、ITとM&Aの両方の知識を兼ね備えた専門家が少ないが故に、網羅的・戦略的にIT関連作業を進めることができず、せっかくのM&Aによるシナジー効果を十分に発揮できない例が数多く存在します。
各M&AプロセスにおけるIT関連作業の概要と成功のポイント
まず、M&Aの基本的なプロセスは以下の通りです。  <<M&Aの基本プロセス>>   ①M&A戦略策定・プランニング   ②基本合意(一次入札)   ③デューデリジェンス(二次入札)   ④契約交渉   ⑤クロージング対応   ⑥M&A以降 先ほど述べたように、IT関連作業は「③デューデリジェンス」以降のすべてのM&Aプロセスにて登場します。 以下に、各プロセスにおけるIT関連作業の概要をポイントをご紹介します。 <<③デューデリジェンス>> 基本合意フェーズで情報開示が進み、様々な情報と共にITシステム面の課題や活用価値が明らかになると、それらの課題や価値を元にITデューデリジェンスにて企業価値を算定します。 【成功ポイント】 💡ITシステムの再構築、老朽化対応等が必要かつ高額となる可能性を評価できていること 💡IT統合によって業務効率化、コスト削減が見込まれる可能性を評価できていること <<④契約交渉>> デューデリジェンスによって評価されたIT資産価値や資産内容を元に、譲渡価格の決定や条件設定などの重要事項の交渉を進めることになります。 【成功ポイント】 💡ITリスク対応費あるいはIT資産の潜在価値が価格に反映されていること 💡事業継続に必要なIT環境が条件に盛り込まれており、重大な漏れがないこと <<⑤クロージング対応>> クロージング対応フェーズでは、社名変更、各種IT契約更改などにおいてITに関わる作業が発生します。 【成功ポイント】 💡事業継続に必要なIT環境が漏れなく引き継がれていること <<⑥M&A以降>> M&A実施後、シナジー効果を生み出すためにITシステム統合やITシステム活用方法を計画/実施します。 【成功ポイント】 💡IT統合/活用の指標を持っていること、また会社全体に共有されていること 💡IT関連作業を重要事項と捉え、十分なスケジュールと予算を用意していること
ITを軽視したM&Aは危険だらけ
M&Aは複数企業のITシステムが合わさるため、システムが複雑化することにもなります。互いのIT資産を上手に活用できなければ、開発・運用コスト肥大化や業務の冗長化を招きかねません。 しかし同時に、M&Aを機にITシステムを改革することで、生産性の大幅成長や運用コスト削減を実現することも十分に可能です。社内でITシステム改革を計画実行するのが困難な場合は、外部のIT知識のあるM&A専門家に依頼することでスムーズに進めることができます。
初期相談は無料です!
M&Aおよびそれに伴うIT作業をご検討の際は、ぜひFLAGSHIP合同会社にご相談ください。弊社代表は多数の企業様へシステムDD、PMI計画策定、投資買収後のITを活用した成長支援をハンズオンで行い、システム投資戦略、人材戦略、情報ガバナンス戦略、業務プロセス最適化など経営と現場の両視点を持って改善プロジェクトを企画遂行してきました。 経営と現場およびITの意識のギャップ解消し、チームワークを強化して進むべき方向へ推進させていくことに強みを持っています。 当社への初期相談は無料です。電話・Webより随時受け付けていますので、是非お気軽にご連絡ください。
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