事業再生
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2024/01/29

飲食業の変革:新たな挑戦への道

記載者情報
飲食業界の状況
飲食業界で、コロナウイルスの影響は深刻で、特にお酒を提供する店舗は大きな影響を受けました。休業要請、客足の減少、デリバリーとテイクアウトの需要増加など、様々な変化が起こりました。デリバリー需要の増大を背景に、ゴーストレストランという新しい業態も登場しました。 苦境に苦しんでいる飲食業界の経営支援と再生に向けて財務面では、売上高、売上原価、食材ロス率、そして現預金と借入金の分析が必要です。例えば、売上高のフードとドリンクの比率(FD比率)は、店舗の業態によっても異なります。直近では、ウクライナ問題や円安による食材価格の上昇や食材ロスも重要な検討事項です。
売上アップに向けて
ポストコロナ時代でも、売上高の増加が重要です。テレワークの普及により、消費動向が都市部から郊外へと変化し、新たなメニュー開発やサービス開発が求められています。また、新規客へのアプローチや既存客の変化に応じた対応が重要になります。 メニュー開発では、顧客層の変化に合わせた独自性のあるメニューが求められ、集客手法では、SNSやGoogleマップなどのデジタルツールの活用が必要です。一方で、コスト削減として、光熱費の見直しなども継続的に行っていく必要があります。
ご紹介
銀行研修社から出版されている「業種別事例で学ぶ 中小企業・個人事業の再生支援講座」のテキスト3「個人事業の業種別経営支援・再生事例」を監修しています。 様々な業種の具体的な事例がでていますので、ぜひお手にとってみてください。 https://www.ginken.jp/products/detail/1279 中小PMI支援センター コンサルタント 西村 公志e-mail:info@pmis.jp
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