M&A
101
2023/08/24

【個人M&A】サラリーマンがM&Aをする際の融資の活用方法

記載者情報
はじめに
皆さん、こんにちは。アントレの仲田です。 サラリーマンや個人事業主の方などの『個人M&A』のご支援をさせて頂いております。 M&A未経験の方のアドバイザーとして、個人の方の独立や副業、新規事業立ち上げをM&Aという手段を用いて実現をしております。
サラリーマンが会社を承継する『個人M&A』の時代に
サラリーマンの次のキャリアとして、『事業承継』という選択肢が注目を集めております。 後継者不足で、『大廃業時代』と呼ばれる現在、跡継ぎのいない優良企業を引き継いで開業し、独立や副業をするという選択肢があります。 優良企業や事業が売りに出ることなんてあるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 全国の中小・零細事業者の350万社のうち250万社の社長が70歳以上であり、且つそのうち60万社は後継者不在で黒字企業の為、 優良企業であっても、次の担い手を探している方が多くいるのが現状なのです。 つまり、"長年サラリーマンでしっかりとキャリアを形成されてきた40代や50代の方が70代の社長から優良企業を引き継ぐという構図"は、 WIN WINの構図であり、売主にとってもサラリーマンで信用や実績のある方に大切な事業を引き継ぐ事が出来ますし、 引き継ぐサラリーマンの方は、事業承継を活用して、『経営者としてのセカンドキャリア』もしくは『サラリーマンを継続しながらの副業』に踏み出すことができるのです。
個人M&Aで融資を活用する
サラリーマンや個人事業主といった個人が事業を譲り受ける際も、中堅中小企業がM&Aをする際と同様に、融資を活用します。 我々も過去に数十名の個人M&Aのご支援をしてきましたが、約7割程度の方は融資を活用していると思われます。 一部、自己資金で全て賄える方もいらっしゃいますが、運転資金を多めに持っておくことで安心感もありますし、 実施できる打ち手の幅も広がる為、そのような方でも融資を活用することをお勧めしております。 それでは、実際に金額としては、幾ら程度で皆さん買収されていらっしゃるのか? ここは皆さん気になる所かと思います。
必要な自己資金と融資額
実際に幾らで個人の方は買収をされているのか。 勿論、人それぞれ異なりますが、我々が過去ご支援してきた方々は、大体自己資金が200万~500万程を用意して、 併せて300万~1000万程の融資を受けて、合計500万~1500万円ほどの事業を譲り受けるといったケースが多かったように思います。 副業としてスタートされたい方は、1000万円以下の案件を譲り受けるケースが多く、 早期退職等ですぐに独立開業を希望の方は、合計1000万円以上の案件を譲り受けるケースが多いです。 融資含めて1000万円以上の金額を出すことが出来れば、営業利益で年間500万円~700万円以上出ている案件を譲り受けられる可能性も 出てくるので、個人が独立開業をして、当初からそれほどの利益が出ている状態で始められるのはメリットが非常に大きいですよね。
融資の流れ
実際に個人の方がM&Aで融資を受ける際には、まずは日本政策金融公庫のスモールM&A向け融資を活用していきます。 上限を1000万円までにはなりますが、無保証・無担保で融資を受けることが可能になります。 それ以上の金額の融資でも、場合によっては相談可能ですし、地方銀行や信金からも併せて融資を受ける場合もあります。 タイミングとしては、『基本合意契約』の締結後に公庫に相談をして、約1か月ほどの審査を経て、承認を受ける形となります。 そのため、クロージングの時期は自己資金のみで行う場合と比べると遅れてしまう為、売主には事前に説明をして了承を頂く必要がありますね。
個人がM&Aで融資を活用する際の注意点
ただ、M&Aの融資は適当に申請をして通るのかというとそうではありません。事前にしっかりとした準備を行っていく必要があります。 企業概要書や創業計画書等の資料を準備する必要がありますが、その中でも例えば、M&Aする事業の業態と過去の経験に 全く関連性がなかったり、副業として片手間でやっていくという見られ方では通りづらかったりもします。 その辺りの表現方法や担当者への伝え方、資料の作成方法等、融資をしっかり出してもらうためにも専門家に相談の上で進めましょう。
無料個別ご相談はこちらから
アントレでは、個人の方が案件探し~成約するまでの総合的にサポートするプログラムをさせて頂いております。 学習塾・ネイルサロン・脱毛サロン・エステ・コイン精米所・サウナ事業、などなど様々な業種・業態の事例がございます。 今回こちらのコラムを見て頂いた方でご関心のある方はには、無料の個別相談会をご用意しました。お気軽にご連絡ください。 下記のサイトの個別無料相談会より、まずは気軽にご連絡を頂けたらと思います。 【ご質問例】 ・融資は実際どの程度、活用可能ですか? ・補助金はどういったものがありますか? ・過去、サラリーマンから事業承継で独立開業された方はどういった事例がありますか? ・優良案件の探し方や見定め方はどのようにすればよいですか? ■プログラム概要 https://entrenet.jp/jigyosyokei/index3.htm ■無料個別相談会 日程調整 https://timerex.net/s/Entre_jigyousyoukei/6a084b31
関連コラム