買収
63
2023/08/02

【個人M&A】学習塾を譲り受けるメリットと注意点

記載者情報
はじめに
皆さん、こんにちは。アントレの仲田です。 サラリーマンや個人事業主の方などの『個人M&A』のご支援をさせて頂いております。 M&A未経験の方のアドバイザーとして、個人の方の独立や副業、新規事業立ち上げをM&Aという手段を用いて実現をしております。
サラリーマンが会社を承継する『個人M&A』の時代に
サラリーマンの次のキャリアとして、『事業承継』という選択肢が注目を集めております。 後継者不足で、『大廃業時代』と呼ばれる現在、跡継ぎのいない優良企業を引き継いで独立開業をするという選択肢があります。 優良企業や事業が売りに出ることなんてあるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 全国の中小・零細事業者の350万社のうち250万社の社長が70歳以上であり、且つそのうち60万社は後継者不在で黒字企業の為、 優良企業であっても、次の担い手を探している方が多くいるのが現状なのです。 つまり、"長年サラリーマンでしっかりとキャリアを形成されてきた40代や50代の方が70代の社長から優良企業を引き継ぐという構図"は、 WIN WINの構図であり、売主にとってもサラリーマンで信用や実績のある方に大切な事業を引き継ぐ事が出来ますし、 引き継ぐサラリーマンの方は、次のキャリアを事業承継で、『経営者としてのセカンドキャリア』を踏み出すことができるのです。
学習塾を事業承継する
サラリーマンが個人M&Aで譲り受ける中でおすすめの業態の1つに学習塾があります。 塾講師を教室長や学生アルバイトに任せやすいため、比較的現場の業務は手離れで回せる体制を作りやすい業態でもあります。 そのため、過去ご支援させて頂いた方の中では、会社員は継続しながら副業として、学習塾を事業承継したケースも多いです。 また、副業ではなく、本業として取り組まれる際には、承継後にオーナー兼教室長として、現場に入る形になります。 その際には、チラシやポスティング、SNSなどを活用した外部集客から、実際に入塾を検討されているお子様の保護者さんとの面談、 アルバイト講師の方のマネジメント業務、講師業務などを行いますが、特に業績に直結するのがお子様の保護者への面談等の対応になります。 この点、会社員として長年キャリアを積み重ねてこられた方は、過去のキャリア実績や長年培われたコミュニケーション能力などがあるため、 塾の生徒数拡大にとって重要な『保護者からの信用』を勝ち得やすいというメリットがあります。 また、前オーナーが高齢の場合は、集客の施策も中々打てていないケースも多いので、WEBやSNSを活用したマーケティング施策、 SEOやMEO対策等で大幅な集客増に繋がった事例もあります。
学習塾を承継する際の注意点
学習塾を承継する際の注意点としては、以下があります。 ①生徒数の変動 ⇒学習塾の場合、直近の業績が良かったとしても、その生徒数や生徒の学年割合が毎年続くとは限りません。 例えば、生徒数の割合のうち、3年生の数が多く、翌年には一気に生徒数が減少し、業績の低下に繋がる場合もあります。 直近の生徒数を確認することは勿論大切ですが、承継後の生徒数とその内訳もしっかりと確認しておくことが大切です。 ②夏期講習や冬季講習の売上 ⇒学習塾は予想以上に夏期講習や冬季講習の売上の割合が大きく、重要だったりします。 そんな中で、承継後に生徒の学年の内訳による変動に伴い、夏期講習や冬季講習の売上が大きく変動するケースもございます。 過去、この点を考慮に入れておらず、承継後に大きく講習売上が落ちて、業績が低下したという事例も聞いたことがあります。 承継後に、翌年の生徒の学年割合の変動と、それに伴う夏期講習や冬季講習の売上の変動は要注意です! ③教室長や講師の人柄 ⇒次に、教室長や講師の方の人柄を確認しておくことが非常に大切です。 教室長や講師の方が『辞めないこと』を心配されるのは当然ですが、そこばかりにフォーカスがいってしまい、 どんな人柄の人物なのかを確認していない場合、実際にあってみると全く想定と違った人物であるケースもございます。 可能であれば、承継前に会ったり、会うことが難しい際には、教室長や講師の人柄を売主さんに細かく確認をしておきましょう。
無料個別ご相談はこちらから
アントレでは、個人の方が案件探し~成約するまでの総合的にサポートするプログラムをさせて頂いております。 本日は学習塾に絞ってお話をさせて頂きましたが、様々な業種・業態の事例がございます。 今回こちらのコラムを見て頂いた方でご関心のある方はには、無料の個別相談会をご用意しました。お気軽にご連絡ください。 下記のサイトの個別無料相談会より、まずは気軽にご連絡を頂けたらと思います。 【ご質問例】 ・融資は実際どの程度、活用可能ですか? ・補助金はどういったものがありますか? ・過去、サラリーマンから事業承継で独立開業された方はどういった事例がありますか? ・優良案件の探し方や見定め方はどのようにすればよいですか? ■プログラム概要 https://entrenet.jp/jigyosyokei/index2.htm ■無料個別相談会 日程調整 https://timerex.net/s/Entre_jigyousyoukei/6a084b31
関連コラム