公開日 | 2021/05/30 |
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記載者 | 株式会社レヴィング・パー... |
PMI
M&Aの統合効果を最大限に発揮するPMI
バトンズ認定アドバイザー
認定バトンズDD調査人
事業再生コンサルのプロ集団によるM&AからPMIまでワンストップサービス。詳細なビジネスDDにより早期シナジー効果を実現します。
専門分野
M&Aアドバイザー(全般相談)
企業/事業評価
企業/事業概要書作成
事業再生
サーチ(譲渡案件発掘)
デューデリジェンス
資金調達
PMI
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人材支援
金融・行政対応
IT支援
その他中小企業支援
対応可能エリア
日本全国対応可能
M&Aの統合効果を最大限に発揮するPMI
PMIとは、ポスト・マージャー・インテグレーション(Post Merger Integration)といって、企業買収後の統合プロセスを指し、当初計画したM&Aの統合効果を最大限に発揮するためのものです。
企業統合を成功に導くためのポイントは大きく2点あります。
一つめは、事前に統合の手法を設計した上で実施することです。
ただ闇雲に実施したり、現場任せにしたりしてもうまく統合することはできません。
統合の設計は、企業全体から各部門の業務レベルまで、全体設計から詳細設計まで必要になります。
それには買手企業の情報を詳細に知る必要があり、そのためのビジネスDDは必須であるといえます。
また、PMIを外部に委託する場合、買い手企業と売手企業の双方のビジネスDDを実施する必要があります。
買手と売手の双方の現状把握を行ったら、具体的な統合に向けての構想を練って、具体的な業務まで立案します。
こうして全体設計と詳細設計が完成したら、これらを実行するためのスケジューリングを含めたアクションプランを作成します。
なお、アクションプランの内容は、プロセス単位での具体的な「実行内容」、「実行期間(開始予定日~終了予定日)」、「責任者」、「実行者」です。
そして二つめの成功のポイントは、PMIのプロセスを明確にして、そのプロセス通りに進めることです。
そしてそのプロセスは、「全体から詳細へ」という流れで統合していくことが重要です。
具体的なPMIは、以下の3つのプロセスで実施していきます。
① 経営統合
② 管理統合
③ 業務統合
① 経営統合
「経営統合」とは、経営全般を統合するためのプロセスです。
具体的には、経営理念やビジョンといった基本概念から、会社全体の経営体制や組織体制の再構築、経営戦略・マーケティングの立案です。
その他、基幹システムや、人事労務など管理業務の制度の統合やすみ分けなども指します。
特に、シナジー効果を実現するためには、互いの経営資源をどのように統合するか、あるいは各々の強みをどのように活用するかという、統合後の経営戦略やマーケティングの構築が重要であり、最初にこの枠組みの設計をしっかりと実行することが重要になります。
② 管理統合
次に「管理統合」とは、シナジー効果を発揮するため、および各部門を統合するための運用面での設計プロセスです。
具体的には、事業戦略の構築、各部門の組織体制、マネジメントの仕組みの再構築です。
シナジー効果を発揮するための枠組みを構築した後に、どのような組織体制やマネジメントで運用していくかを決めるプロセスです。
③ 業務統合
最後に「業務統合」は、各部門のシステムや業務内容、ルーチンや各種機械装置の統合です。
各部門の具体的な業務を統合し、効率的に運用するための詳細設計のプロセスになります。
また、各部門の業務の中には他部門との連携も必要になる業務もあるため、部門間連携についても調整が必要になります。
このように、全体の枠組みと運用管理を整えた上で、最後に現場レベルの業務を統 合することで、統合後の業務をスムーズに実現していきます。
なお、経営理念やビジョンなどを従業員へ浸透させる業務もこのプロセスになります。
M&Aでシナジー効果を実現することは容易なことではありません。
失敗の要因としては、買収前後に売手企業の現状把握が不十分なことであると前述しましたが、このPMIが不十分であることも大きな要因の一つです。
統合プロセスの不備により、内部業務の乱れによる社内混乱や非効率化が起こります。
それが内部に対立まで発展すると、不満が募った優秀な従業員の離職や、顧客離れにまで発展する可能性があり、企業価値が毀損してしまう恐れまで出てきます。
M&A成功のためには、買収前後に各統合プロセスについて吟味し、事前にしくみを設計することが重要なのです。