公開日 | 2020/11/27 |
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記載者 | 株式会社ライブリッツ・ア... |
中小企業支援
小さな改善で大きく業務を効率化!ECRSを考えてみましょう
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小さな改善で大きく業務を効率化!ECRSを考えてみましょう
「人手不足」や「残業規制」など、中小企業を取り巻く環境は厳しさが増す一方です。中小企業が生き抜くには限られた資源の中で業務改善に取り組む必要があります。
業務改善にあたって、ITツールや新しい設備の導入も効果的ですが、費用的・時間的な負担がかかります。まずは、日常業務に対して、「この仕事は本当に必要なのだろうか?」「もっと効率化できないだろうか?」と疑い、小さな改善を積み重ねていくと良いです。
業務改善の考え方に「ECRSの原則」があります。ECRSの原則とは、Eliminate(排除できないか)、Combine(結合できないか)、Rearrange(順番を入れ替えられないか)、Simplify(簡素化できないか)の頭文字をとった業務改善の切り口です。
ここでは、ECRSの原則に沿って、小さな業務改善の例を考えてみましょう。
●E:Eliminate(排除できないか)
目的が不明確で慣習的に残っている業務はありませんか。その業務の目的を見直し、不要な場合は排除してしまいましょう。
例)・定例報告会を廃止し、文書での報告に切り替える
・会議の参加人数を絞る、会議の開催時間を短くする
・テレビ会議を利用して移動を無くす
・出展する展示会や目的のない顧客訪問を減らす
・収益の見込めない製品は廃番にする
●C:Combine(結合できないか)
同時に処理できる業務はありませんか。まとめることができる業務は、統合して効率化しましょう。
例)・複数の会議を同時開催する
・類似した内容の報告書やデータ集計を統合する
・車移動を電車移動にして、移動時間に日報やプレゼン資料を作成する
・類似した業務を行う部署を統合する
●R:Rearrange(順番を入れ替えられないか)
業務フロー全体を見直し、工程の順番を変更することで業務の効率化ができないか考えてみましょう
例)・営業ルートを見直し、移動時間を少なくする
・夕方の定例会を昼前に移動させ、昼休みのチャイムと同時に終わるようにする
・上司の承認など、提出までに時間がかかる資料は先に進めるようにする。
●S:Simplify(簡素化できないか)
作業の一部を省略しても、その業務が完結できないか考えてみましょう。
例)・日報を週報にする
・報告書のテンプレートを作る。プルダウン形式を取り入れる
・メールではなくチャットツールで社内のやりとりをする
・社内メールは、用件のみを記述するようにする
いかがでしょうか。
業務改善の効果は、E>C>R>Sの順で大きくなりますので、E→C→R→Sの順序で見直していきましょう。ぱっと見は簡単そうですが、従業員に浸透させていくのは意外と大変です。日頃から従業員に「業務の効率化」を考える癖を身に着けるように働きかけましょう。
一番大事なのは、マネジメント層が先頭に立って進めることです。業務改善の重要性を現場スタッフに伝え、率先して実行しましょう。従来のやり方を変えることはストレスがかかりますが、少しずつ積み重ねることで大きく業務を効率化できます。
しかし、いざ施策を考えようにも、「どこから手をつければ良いか分からない」こともあると思います。
そのような場合には、一度、(当社を含め)専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。
追記:『君は放課後インソムニア』・・・キラキラした時間が羨ましい、あの頃に一瞬戻ってみたいですね。
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