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後継者のいない会社を買うことで得られる多くの利点とは?

2022年04月15日

2018年頃から2022年現在にかけて、経営者の高齢化やコロナ禍での業績悪化により、M&Aで後継者のいない会社を事業承継する動きが高まっています。では、後継者のいない会社を買うことによってどのようなメリットが得られるのでしょうか。

今回は後継者のいない会社を買うことで得られるメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。

 

 

 

後継者のいない会社を買う動きは高まる

後継者のいない会社を買う理由を「経営者の高齢化」と「コロナ禍での業績不振」の2面から見ていきます。

 

会社経営者の高齢化が進む

中小企業庁が会社経営者の年齢調査を行った調査によると、2013年(平成25年)時点では60代が35.8%、70代が21.6%であったのに対し、2018年(平成30年)時点では60代が30.3%、70代が28.1%と5年間で70代の経営者が約7%増加しています。この調査から、若い後継者へと経営権を渡すのではなく、高齢の経営者が事業を経営し続けていることがわかります。

また、2016年(平成28年)11月28日に中小企業庁が公開した資料では、60歳以上の経営者のうち、50%以上が廃業を予定しているというデータもあります。

 

コロナ禍でニーズが高まる事業承継

コロナ禍による業績悪化を理由に、後継者を求める会社も増加しています。

また、親族間に後継者がいない場合、第三者に事業を承継する事業承継のニーズも高まりをみせています。2021年(令和3年)11月22日に行われた全国企業「後継者不在率」動向調査によると、2017年以降の事業承継における同族承継が38.3%でしたが、M&Aを初めとする事業承継は17.4%となっています。これは同族承継にこだわらない事業承継のニーズが年々高まっているため、後継者のいない会社を買いたい人には絶好のチャンスである、空前の事業承継ブームが到来しているといえるでしょう。

 

後継者のいない会社を買うメリット

ここからは後継者のいない会社を買うことで得られるメリットを紹介していきます。

 

起業をする上でかかる多くの時間とコストが省ける

日本政策金融金庫の2020年度(令和2年)新規開業実態調査によると、開業費用の平均は989万円と非常に多くのコストが必要なことがわかります。しかし後継者のいない会社を買うことで、起業をする上でかかる多くの時間とコストを省くことができます。なぜなら、会社を買う費用は場合によって譲渡希望金額が100万円未満の物もあるためです。そのうえ事業形態が整っているので、事業を始めるまでの時間がかからないのも大きなメリットです。

 

ビジネス規模拡大が可能

新規事業を始める場合、技術やノウハウなどがない状態から事業を進めなければならないので、事業に失敗する可能性があります。しかし後継者のいない会社なら、すでに社内に蓄積された技術やノウハウ、従業員、取引先も取得できます。はじめから経営状態を整えることができるため、すぐに利益を生むことも可能です。

 

国益や社会に貢献ができる

経営者の高齢化などにより、本来は優れた技術を持っているのに、後継者不足という理由だけで事業を廃業してしまうことがあります。このような後継者のいない会社を買うことによって技術職、職人の技術を継承し、守ることができるのも後継者のいない会社を買うメリットです。

優れた技術が失われてしまうということは、国益を損ない、将来の産業力を低下させてしまうことに繋がります。こうした事業承継は社会貢献の一環にもなります。

 

 

 

後継者のいない会社を買うデメリット

後継者のいない会社を買うことには魅力的なメリットが多くありますが、デメリットもあるので注意が必要です。

 

従業員や取引先との関係を維持するために努力が必要

後継者のいない会社を買ったあとは、売り手側の会社がこれまで築いてきた従業員や取引先との信頼関係を崩さないよう努力する必要があります。会社の方針や取り組みの変化によって従業員のモチベーションが下がり、退職が相次ぐリスクもあります。せっかく優れた技術やノウハウなどを持つ従業員を失わないためにも、これからの方針について従業員が納得できるまで丁寧に説明するなどの理解を得ることが重要です。

会社はひとりではやっていけないため、従業員や取引先との積極的なコミュニケーションを心がけることが大切です。

 

経営権が渡ると債務があった場合は支払わなければならない

経営権が渡ると、売り手側の会社が負っていた簿外債務を支払わなければなりません。簿外債務とは貸借対照表上に記載されていない債務のことを指します。賃貸対照表に記入されていなかったことで買収してから債務に気付くこともあるため、前経営者との間でしっかり確認を取るようにしましょう。

売り手側の会社が銀行から借り入れしていた場合も、当然返済義務があるので注意が必要です。

 

 

 

後継者のいない会社を買うならバトンズ

後継者のいない会社を買うことに興味があるならば、バトンズを利用するのがおすすめです。バトンズは後継者のいない会社を買った実例が豊富にあるので、満足できる事業承継ができます。

 

バトンズが提供するM&Aとは

バトンズは全国規模で対応しているので、会社を買う上で沢山の会社から選ぶことができます。後継者のいない会社は経営者が高齢者であるケースが多いので、会社を買うにあたっての話し合いが複雑だと理解してもらえないケースもあります。

しかし、バトンズでは専門スタッフが制約まで支援してくれるので話し合いもスムーズに行うことができます。また、専門スタッフが丁寧にサポートしてくれることで初心者でも安心して会社を買うことができます。

 

後継者のいない会社を買った事例

バトンズを利用することで希望にあった後継者を見つけることができた事例について、2つご紹介します。

5年間後継者が見つからなかった地元で愛される岡山の工務店。バトンズを利用し2ヶ月で成約

岡山で約20年近く工務店を営む方が、バトンズを利用し後継者を見つけた事例です。

自身の年齢を理由に自力で後継者探しを行なっていましたが、5年経ってもなかなか見つからないことに悩んでいました。いくつかの企業からの問い合わせを受けていたものの、借金があることを理由に成約までは至りませんでした。

諦めかけていたころに、日本M&Aセンターからのハガキをきっかけにバトンズを知り、バトンズに登録されました。企業との細やかなやりとりはアドバイザーが全て行うため、待っているだけで希望通りの会社と出会うことができ、わずか2ヶ月で成約までに至りました。

 

インタビュー記事はこちら▼

 

先代から受け継いだホテルを若き経営者に承継した事例

2件目は、コロナ禍で後継者探しに難航していたホテルの事例です。

先代から受け継いだビジネスホテルを経営していましたが、自身の高齢を理由に後継者探しを行なっていました。一度は良い買い手と繋がりかけたものの、コロナ禍を理由に白紙に。その後、バトンズを利用した後継者探しを始めました。

バトンズを利用しはじめ、約半年後に成約に至りました。売り手側の社長が今後も新しい経営者のサポートをするという形だったため、約50人の従業員のうち1人も退職を希望することはありませんでした。

先代の社長が丁寧に引き継ぎをすることで、新社長も従業員も安心してホテルの運営を続けることができました。

 

インタビュー記事はこちら▼

 

 

 

【まとめ】

年々増加する後継者不在の問題やコロナ禍における事業承継のニーズの高まりで、後継者のいない会社を買うには絶好のチャンスです。安心して事業承継を成功させたいという方はバトンズへご相談ください。

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