TOPM&A記事・コラム成功事例「目標は3年以内に売上3億円」今夏3つのM&Aを予定している会社オーナー、初めての買収はケーキ屋さん。

「目標は3年以内に売上3億円」今夏3つのM&Aを予定している会社オーナー、初めての買収はケーキ屋さん。

2020.08.18

個人事業主として設計業務に長年携わってきた鈴木様(仮称)。今夏、ケーキ屋さんを前オーナーから引継ぎ、経営を始められました。ご自身初のM&Aでしたが、鈴木様はすでに2つ目、3つ目の案件も進めておられ、近々、最終契約を結ばれるとのことです。コロナ禍にも関わらず積極的にM&Aを行っている理由や成約までの道のりを伺いました。

コロナ禍でリスク分散のため買収し複数事業の展開を決意

 

M&Aに興味を持たれたきっかけは?

これまで個人事業として飲食店の厨房設計を行なってきましたが、このままひとつの事業だけではいずれ頭打ちになると判断しました。そこでビジネスを多角化しリスクを分散させるために株式会社を新たに設立。事業の買収を検討し始めました。

 

M&Aなら時間もコストも人材も一気に解決できる。起業を考えている人にとっては有効な手段ですよね。

はい。当初はサラリーマンが小さな会社を買うという本も流行っていたので、軽い気持ちで色々なサイトを見ていましたね。

M&Aを行って引き継いだ店舗

いつマッチングされたのですか?

去年の12月末に最初のコンタクトを取り、3月ごろに具体的な交渉を始めました。今年の7月1日に譲渡契約を行ったので、半年ほどでの成約でした。

 

 

初めてのM&Aでもアドバイザーがしっかり交渉進行、融資手続きもスムーズに

 

トップ面談時、売り手様の印象はいかがでしたか?

前オーナーはご高齢でパソコンをお使いにならなかったので、アドバイザーの山川さんを通じお手紙でやりとりをしていました。トップ面談時は淡々と事業に関することを話してくださり、お会いした当日は逆に私が質問できなかったくらいでしたね。笑 しかし、非常に穏やかでとても素直な方で、この方なら信用できると感じました。

やはり20年以上もケーキ屋さんの現場に入って経営を続けてこられたのでお店に対する思い入れが強く、お店を自分の子供のように思っていらっしゃるんです。最後はちゃんと送り出してあげたいという想いを感じましたね。

 

交渉はスムーズに進みましたか?

実は、引き続き前オーナーに店長として残っていただけないかとご提案していたのですが、ご高齢だったのでお断りを受け、M&Aで引き継ぐためには新しい店長候補を探さなければいけませんでした。幸い、ビジネスパートナーの知り合いが新店長として手をあげてくれました。無事に現場を任せられる人が見つかってからはスムーズに進みました。

またアドバイザーの山川さんがしっかり進行してくださったので、そこまで心配事はありませんでした。やりとりをしている間、コロナの感染拡大が影響して交渉が伸びてしまったこともありましたが、アドバイザーの山川さんがうまく取り持ってくれました。

今思えば、もし個人同士でやっていたらめちゃくちゃになっていただろうなと思います・・。私が苦労しないように悩まなくていいようにと、どんな資料を用意しておくべきかなど事前に教えてくださるうえ、色々とアドバイスをいただきながら進めることができたので交渉面で不安に感じることはまったくありませんでした。

 

融資はどのように受けましたか?

地元の銀行をアドバイザーの山川さんから紹介していただきました。前年度と前々年度の売上から利益がちゃんと出ているということで、スムーズに融資を出していただくことができました。これがもし新規で会社を立ち上げてゼロからという状態だったら実績がないので絶対に融資はおりなかったと思います。

時間が何よりも大事ですからね。何ヶ月もかけて融資先を探していたりしていたら何もできなくなっちゃいますから、やはり既存の事業を買収するのが一番いいんだなと実感しました。

 

巣篭もり需要で売上は拡大、コロナ禍でもM&Aを辞めるつもりはなかった

 

新型コロナによる影響が拡大している中でのご成約でしたが、M&Aを辞めるつもりはなかったのですか?

交渉中に世間ではコロナの影響が拡大していきましたが、コロナがあろうとなかろうとここまできたら最後までM&Aを行おうと決めていました。実は外出自粛になったのが逆にいい影響を与えていて交渉中は1ヶ月毎に売上が伸びていますと連絡をいただいていました。巣ごもり需要が高まり、4〜7月の売上は過去最高で伸びているのです。この後、反動があるかもしれませんが、これからが正念場だと思っています。

 

店舗に陳列されているケーキ

1番の決め手は何でしたか?

そんなに大きな利益は出ていなくても売り上げがずっと安定している。赤字にならずに何十年も経営されているというのは一番大事なところでしたね。

しかし実はそれだけでなく、前オーナーがお店に対してとても愛着を持っている方で、半年は無償で現場にでてフォローしますよと言って下さる等、いろんな提案をしていただいたんです。

すると面白いことに自分もだんだんと責任感を感じ背負わなければならないという使命感が出てきまして。しっかり体制を整えて引き継がないと前オーナーに対して失礼に当たるんじゃないかと思うようになりました。これから経営者になるんだという危機感が芽生えたのも決め手のひとつになりましたね。

 

いい関係性が築けているんですね。

そうですね。送り出す人と受け継ぐ人としてはバランスが取れていて関係は良好です。

 

従業員さんの状況はいかがですか?

従業員さんはみんな残ると言ってくださって、そんなにびっくりされてはいませんでした。お店と働く環境を気に入って下さっている方たちだったんですよね。それに新しい店長が若くてイケメンで。笑、皆さんすぐに新店長を受け入れてくださいました。笑

 

成約後もさらなる買収のため売り手へのアプローチ開始、今後もM&Aで事業を増やしていく予定

 

今後もM&Aを予定されているのですか?

今回は初めてでしたが、同時に他に2つの案件の交渉を進めています。タイミング的には今年3つのM&Aを行う予定でなんです。2つ目と3つ目は美容院ですね。もちろん、来年以降も買収を検討しています。自分自身はコロナだからといってあまり景気が悪いとは思っていなくて、今年はたまたまご縁がありM&Aが重なってしまったという感覚です。

 

Photo by Marten Bjork on Unsplash

現在のスモールM&Aマーケットについてどんな印象ですか?

いまは交渉がしやすいというか、買い手市場だなと感じています。これまでバトンズで何十社と声をかけて募集案件にアプローチしていますが、家賃が下がっていたり、交渉金額が下がっていたりする案件もあるようですね。

バトンズの案件数が増えているのでまだまだM&Aはやっていきたいですね。ついこの間も興味のある案件のオーナーさんのもとまで会いに行って直接お話を聞きいてきたところです。

 

今後はどんな業種のM&Aをお考えで?

そうですね。業種は問わず、初期投資がかからない案件に絞り込んでいます。最近は0円案件も結構目にするようになっていますから、そういう案件には積極的にアプローチをさせていただいています。

 

最後に今後の目標を教えてください。

まだ法人になりたてで小さな会社ですが、3年以内に売上を3億円まで持っていきたいです。今回の経験でM&Aが一番有効というのがわかったので、そんなに難しい数字ではないと考えています。まだまだこれからですが、実現するために今後も積極的にアプローチしていこうと思います。

 

 

M&Aアドバイザーの山川さん紹介ページ

成功事例

その他のオススメ記事

300万円以下の売りの会社・事業情報一覧へ