買い手Step4:最終契約について
2020年04月23日
2020年04月23日
売り手と買い手で、最終の譲渡契約書を締結すると、M&Aは成約となります。Step3の企業調査(バトンズDD)の結果を受けて、基本合意書・意向表明書で合意した条件の最終調整を行います。双方で最終の条件調整ができた事項を、譲渡契約書に盛り込んで締結します。
買い手の皆様にとって、譲渡実行日が会社経営、事業運営のスタートとなります。一般的に、譲渡契約書には、売り手がこれまで提示してきた資料や情報が事実であることの表明保証条項など、重要な事項が全て盛り込まれます。M&A契約の経験がある弁護士、M&A成約実績が豊富なアドバイザーに、契約書を作成・確認してもらうことをおすすめします。
バトンズは、一般的な「譲渡契約書(雛形)」を提供しています。「知る・学ぶ」メニューの下にある便利ツールからダウンロードできます。
【株式譲渡契約書の場合】
株式譲渡の譲渡契約書(雛形)
【事業譲渡契約書の場合】
事業譲渡の譲渡契約書(雛形)
売り手と買い手との間で譲渡契約書を締結します。
譲渡契約成立日から3営業日以内に、下記の方法のいずれかで、バトンズへの成約報告をお願いします。
バトンズにログインし、「交渉一覧」から対象の交渉を選択し、画面上の「成約を報告する」ボタンを押してください。
バトンズカスタマーセンター(Tel:0120-998-603、Mail:support@batonz.co.jp)に直接ご報告していただくことも可能です。
譲渡契約成立日から3営業日以内に、成約報告と合わせ、バトンズへ譲渡契約書の写しを提出してください。
※成約報告手続きに不備がありますと、違約金が発生することがあるためご注意ください
最終契約の段階になると、不安になる方も多くいます。一方で、売り手も他の買い手候補との交渉を中止し、独占交渉を進めてきた最終段階となります。基本合意で決めた条件(主に譲渡価額)を、最終の条件調整で変更する場合は、Step3の企業調査(バトンズDD)の結果に基づいて交渉することがM&A最終段階のマナーです。
M&Aで事後的に賠償・補償などの問題に発展するケースは、最終の譲渡契約書にある条項がベースとなります。バトンズでも一般的な雛形を提供していますが、支援専門家のアドバイスを受け、売り手と買い手、双方にとって納得できる形に落とし込むことが重要です。
M&A成約後、買い手の皆様が会社や事業の運営で成功して頂くことが、アドバイザーの方にとっても、バトンズにとっても最も重要なことです。そのためにも、成約した買い手の皆様は、売り手の協力のもと引き継ぎ期間をしっかりと持ち、従業員とのコミュニケーションなど、譲渡実行日前から計画的に運営を進めていくことが成功の秘訣です。引継ぎ後に万一リスクが発生した時のリスクヘッジ手段として、中小M&A保険「M&A Batonz」も是非ご活用ください。
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