承継事例紹介

2018.09.30

『人生100年時代のユニークな働き方』~70代で起業のススメ①

▼錦平野 岡会長 76歳

兄弟で経営していた、かまぼこ屋を73歳の時に譲渡。

のんびり過ごしたいと思い、奥さんとの世界一周旅行しながら悠々自適な生活を送ろうと夢みていたが、人生100年時代まだまだ新しいことをやりたいと情熱が溢れ出てきた。2017年4月、京都の錦市場商店街にある100年以上つづく錦平野(京料理惣菜事業)の“あとつぎ”になる。現在、大手給食関連企業の役員も同時に務める。

店頭でインタビューに答える岡会長

 

75歳で再チャレンジ⁉

 

兄弟で経営していた、かまぼこ屋を73歳の時に譲渡。後継ぎ問題も経験した。親族で喧嘩になってもいやだったので、事業を譲渡することにした。丸一年間、売った先に引継ぎを行い、これが終わったら、悠々自適に奥さんと世界一周旅行で行こうと話をしていた。プライベートでも関西大学のアイスホッケーの総監督もやっているし、散歩も毎日欠かさない。70歳もすぎたから、この生活でもいいかなと思っていたよ!

でもある時、ふとやっぱり商売したいなーと思ってきた。もう一度、起業してみようチャレンジしたいと思ったんだよ!

 

0から1、1から10の選択!

 

75歳で起業する時に考えたこと。0から起業をするのはリスクがある。それは避けたいと思った。歳もあるしね。事業というのは0から1へ育てるのと1から10へ育ってるのとは全然違う。必要になってくるスキルも違うと思っている。事業承継で起業をする『あとつぎ起業』を選択した。今でも大手給食事業の役員をやっているので、そこでの経営能力も活かせると思った。

 

100年つづく『錦平野』、京都ブランドはやはりいい

 

京都の台所、錦市場100年以上続く『錦平野』は京料理の惣菜店として地元の方々に親しまれてきた。2017年4月に後継者がおらず事業承継を希望していた前オーナーから事業を引き継いだ。

引き受ける時の条件は息子がやれること。そして昔の仲間もやれることが希望だった。時代が変化しても強いブランド力のある会社がいいと思っていました。また、商圏的にもいいところがよかった。人がいないところでは商売は難しいですから。

大阪に住んでいる私は、京都に来るとわかることがある。やっぱり外国人が一番興味あるのは京都だし、教育も盛んで多くの外国人留学生がいる。自然と日本人だけのための商売ではないと直感的に感じるよ。

向こう10年20年考えても東京、海外も欲しがるブランドは京都だよね。しかし、0から中々、京都に入り込むのは難しい。だから、錦平野を事業承継した。非常に満足しているよ。京都ブランドは次のブランド構築(新規ビジネス)につながる可能性がある。

錦平野で人気のだし巻きを前に笑顔で話す外国人観光客

②へ続く…

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