都内でITエンジニアのフリーランスとして活動されている外山様は、バトンズを通じてスマートフォン向けのポイ活アプリを譲り受けされました。受託開発という立場から、自身でビジネスを始めようと思った理由は何だったのか。ポイ活アプリを選んだ経緯や、初となるM&Aの経験について、詳しくお話を伺いました。
譲渡企業 | |
---|---|
スキーム | 事業譲渡 |
業種 | IT(アプリ開発) |
拠点 | 東京都 |
譲渡理由 | 選択と集中 |
譲受側 | |
---|---|
区分 | 個人 |
業種 | IT |
拠点 | 東京都 |
譲受理由 | 起業・副業 |
M&Aは、開発期間を短縮できるビジネスモデル
ITエンジニアのフリーランスとしてご活動されている外山様は、Webサイトの制作やアプリ開発などを中心に開発業務を行っています。外山様がM&Aに興味を持ち始めたのは、フリーランスのエンジニアとして活動を始めてからのこと。バトンズをお知りになったのは、テレビ放送がきっかけでした。
「フリーランスになって時間の自由度が増したことで、新たな収入の軸を作りたいと思うようになりました。また、他者サービスに携わっている中で、自分でプロダクトやサービスを持ちたいというのも思いまして。
そう考えた時に、すでにあって動いているものを譲り受けて運営した方が、開発期間も削減できますし、始めやすいかなと考えました。
バトンズさんのことを知ったのは、偶然拝見したテレビ番組がきっかけです。M&Aで事業を買ってビジネスに取り組む方を特集されている番組があって、そこでバトンズさんが紹介されていました。それを見て、バトンズさんに登録をしました。」
2022年6月頃にバトンズへ登録された外山様は、自身でプロダクト・サービスを持つべく、IT系に絞って案件を探し始めました。今回ご成約された案件にたどり着くまでにも、いくつか検討された譲渡案件もあり、メッセージを送る等の行動はしていたものの、すでに譲渡先が決まっていたりなど、具体的な交渉が進むまでには至らなかったのだそう。
そんな中、今年の2月頃、スマートフォン向けポイ活アプリの事業に出逢われたのでした。
ユーザーとしての利用経験が、運営イメージのしやすさに繋がった
外山様が譲り受けたポイ活アプリは、成果報酬型のポイント還元というビジネスモデル。アプリユーザーは、ポイ活アプリに掲載されているクレジットカードの発行、エステ体験、商品モニターといったサービスを活用することで、ポイントを得ることができ、そのポイントを様々な用途に利用することができます。
一方、アプリ運営側は、掲載している広告からサービス利用が行われることで、広告主から成果報酬が支払われるという仕組みになります。
学生時代にユーザーとしてポイ活の利用経験があったという外山様は、運営側としての想像がしやすかったと話します。また、ポイ活アプリは副収入として様々なメディアで取り上げられていることから、これからも需要が伸びていく市場なのではないかと考えられたとのこと。早速オンライン面談に進まれた外山様は、売り手様と譲渡事業の印象について以下のように話しています。
「売り手様とオンラインで初めてお会いした時には、思ったより若い方だなという印象を持ちました。そしていざ話してみると、とても話しやすい方で。引継ぎに向けて前向きに進めようと思った要因は、現在そのアプリに登録者が何名いて、どのくらいのユーザーがアクティブに動いているという、実際のデータを見せていただけたことです。
お話を聞くまでは、『システム面で何か問題があるなどの可能性』を考えていましたが、実際のユーザー数やアクティブ数をデータで見せていただけたので、今後どのくらいの収益が見込めるというイメージが湧き、安心しました。」
一歩目をできるだけ早く。アクションを起こす前に悩むのはもったいない
今回のご成約に至るまで、交渉のメッセージを送るまでの悩む期間が長かったという外山様。初のM&Aを実現されたことで、交渉プロセスの考え方に変化が生まれました。
「やってみる前は『自分にM&Aなんてできるのだろうか』、『成約できるだろうか』という不安がすごくありました。しかし実際にアクションを起こしてみると、思ったよりもスムーズに進んだという印象でした。
実は、前にもいいなと思った事業がいくつかあったのですが、アクションを起こす前にどうしようかと悩む時間が長く、その間に他の方が成約されるということがありました。
ですので、アクションを起こす前に悩むのではなく、早めにコミュニケーションを取るのが良いと思います。実際にアクションを起こしてみると、その後は思ったよりスムーズだったので。あの悩んでいた時間をもう少し短くできればよかったと、今振り返ると感じます。
アクションを起こしてみないと、一歩踏み出してみないと成約できるかどうかもわかりません。ですので、なるべく早く一歩目を踏み出した方がいいですね。」
交渉までのスピード感についてお答えくださった外山様。また、なるべく相手の方に好印象を持っていただけるよう、自分の交渉意図をしっかりと伝え、相手に失礼がないようなメッセージを心がけていたと言います。
テキストベースで最初のやり取りがあるプラットフォームでは、言葉の言い回しや自己紹介にも十分気を配る必要があるとお話しくださいました。
ポイ活アプリを収益化し、新たなサービス展開も構想中
譲り受けたポイ活アプリを、今後どのように改善していくのか。外山様のキャリアビジョンと併せて最後にお伺いすると、M&Aを検討に入れたビジネス展開についてお答えくださいました。
「ポイ活アプリは、運用面で改善した方がいいと思っているところがいくつかあるので、まずはそこの改善に努めていきます。また、現在はスマートフォンだけでしか使えないアプリになるので、今後はWebサイトでも使えるような形にしていきたいと考えています。
加えて、まだ企画段階ではありますが、私が一から作ろうと思っているサービスもあります。ポイ活アプリは、新たな収入の軸となるものを考えて選んだので、その収益化を進めつつ、フリーランスとしての業務と自分で作るサービスも並行して進めていきたいです。」
また、今後M&Aで事業を広げていくとしたら、アプリやWebサイトなど、これまで携わってきた領域ではなく、レンタルオフィスやレンタルスペース事業など、別の分野に挑戦したいと外山様は意気込みます。ポイ活アプリで新たな収入の軸を作りつつ、別領域へのビジネス展開も構想されている外山様。
外山様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!
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