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群馬県嬬恋村 食事が魅力の「ペンションすこやか」があとつぎ募集中!

2023年06月30日

※こちらの事業は成約済みになりますので、交渉はできません

「ペンションすこやか」のストーリー

「ペンションすこやか」は、素材にこだわった和食を提供することが特徴のペンションです。

このペンションを始めた山岸さんは、幼少期から体が弱く「健康に生きること」を人生のテーマとされていたため、当初は医療の道へ進まれていました。専門は呼吸生理学・予防医療・自然医学で、東京都内の病院勤務や大手企業の健康管理センター検査部門を経て、メディカルライターやカウンセラーとしてご活躍されました。

企業の検査部門では、8年間にわたり何千人もの検査データと向き合い、人の健康と食事が密接に関係していることを感じた山岸さん。食事療法を極めるべく、自然医学を提唱する団体でライターとして働くことで更に人の健康と食事についての理論を深められました。

その後は製薬会社の医薬情報担当者(MR)向けの教科書を制作する仕事に就かれ、膨大な薬剤と法律の専門知識を勉強されたそうです。その知識を持って再び自然医療の道へ戻られたのち、健康関連商品を扱う会社に入社をされて経営や執筆などに携わられました。

山岸さん:「医療分野で導かれるように様々な勉強をしました。その中で行き着いたのは、健康で生きるためには食事が最も重要だということ。経済的な余裕ができたタイミングで思いついたのは、予防医学に取り組みやすい環境が整っていた長野で、彼(夫の荘仁朗さん)の夢だったペンションを始めることでしたね。」

60歳を迎えてまとまった資金を得た山岸さんは、当初は山梨に週末農業ができる土地を買おうと検討されました。しかし、縁がなく買収に失敗。そんな時にパートナーである荘仁朗さんの「いつかペンションをやるんだ」という言葉を思い出されました。

山岸さんと板前だった荘仁朗さんは、唯一お休みが合う日曜日を1年間という時間を費やし、理想のペンションを探されます。しかし長野県内の物件は一長一短といったところで、お二人の希望の条件にはなかなか合致しませんでした。

結果的に辿り着いたのは群馬県吾妻郡嬬恋村。2014年2月に初めて前のオーナーとお会いされ、標高が高く空気がとても綺麗だったことに惹かれてその場で契約を決められました。諸々の調整があり実際に引っ越したのは2014年7月中旬。そこから営業に向けた準備をされて2014年9月3日に「ペンションすこやか」を設立、2015年1月から営業を開始されました。

 

営業開始から約2年間はペンションすこやかを知ってもらう時期だと定めた山岸さん。商工会へ相談して補助制度などを活用し、広告を出したりホームページをリニューアルしたりするなどの販促活動に積極的に取り組まれました。その裏側では、経営が不安定な時期の副収入を得るべく東京での会社業務を継続しており、とても多忙な時期を過ごされていたそうです。

また、立ち上げ時に早期に売り上げをつくっていくため、ペンションの食堂で居酒屋としての営業も始められました。2014年11月から居酒屋をPRするチラシを村中に配りましたが、初めの1年はなかなかお客様が増えず、2年目から徐々に地元の方に来ていただけるようになり、宿泊客にも居酒屋を利用していただきました。

ペンションとしての売り上げが安定してきた2018年。山岸さんの経営計画の中で、利益率を上げていくタイミングを迎え、利益率の低い居酒屋営業の対象を地元の方のみに限定し、2019年には宿泊での居酒屋の営業を終了しました。並行して、利益率を上げていく施策として、素泊まりの予約は2名以上から受け付けるなどの工夫も始めました。

 

そうした取り組みを重ねていたのですが、2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大し、これまでよりさらに利益率を上げていくことが求められました。ハイシーズンであるゴールデンウィークや年末年始などは通常よりも1,100円アップの宿泊費に加え素泊まりを無くし、特定のコースは平日のみ限定で提供するなど、あらゆる工夫を施されます。

ようやく事業の黒字化が見えてきたタイミングと新型コロナウイルス感染症の拡大が重なったため、予約の途切れ目を見計らいコロナ融資を活用して900万円をかけてペンションを改修。ワーケーションに対応できる新しい什器なども各部屋へ導入しました。

 

2022年、あらゆる取り組みの結果として売り上げはコロナ前の2019年と並ぶほどに戻ります。しかし、このまま順調に事業が成長していくことが見えてきた最中、山岸さんは体調を崩されてしまいました。

「私の病気は不注意から来たものですが、二度と起こさないためには環境を変えなければならない。やっとここまできて、あとは伸びるだけというフェーズなのでもったいなくはありますが、健康より大事なものはありません。」

2023年5月、今までの同月で一番多くのお客様に来館いただく中、惜しまれながら「ペンションすこやか」は休業に入りました。嬬恋村で「ペンションすこやか」の再開にチャレンジしたい方を募集しております。

電話番号:0120-998-603
メールアドレス:support@batonz.co.jp

案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/26074
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。

 

 

経営のポイント

◾️お客様からは和食の提供を喜ばれるケースが多い

ペンションという形態で和食を提供する場が少ないため、和食が目当ての常連客が多く来館していました。調味料は良いものを調達できるよう取引先の引き継ぎも可能です。また、山岸さんが経営されていた当時は、予約時に食事の内容として玄米と白米を選べるようにしていたので、白米用のガスの炊飯器と玄米専用の電気釜があります。こちらも必要があれば引き継ぐことが可能です。

嬬恋村は川魚も新鮮なものが手に入ります。日本で初めて岩魚(イワナ)の養殖に成功された養殖場も近隣にあり、酸性が強くて虫が付きづらい浅間山の水で育てているため、ギンヒカリ・イワナ・ヤマメなどを刺身で提供することができます。また、希望があれば出汁の引き方などを和食のプロから伝授もしていただけます。(キッチンを担当する方は料理のプロでなくても問題ありません。)

◾️浅間山からの湧水を井戸水として使用するための管理当番がある

嬬恋村でも「ペンションすこやか」が位置する一部のエリアのみ、浅間山からの湧水を井戸水として使用することができます。使用するエリアの全戸数で会が設置されており、ペンションは年会費6万5千円で使い放題です。

会では年に一度6月に会計報告の会議があり、井戸水の管理上、塩素量を測定し基準を下回ったら添加する作業があるので、可能な会員で当番を組んで対応しますが、会費の中から手数料が支給されます。

あとつぎの募集要件

・人とお付き合いするのが好きな方

ペンションという業態上、接客が必要になるので人が好きな方に継いでいただきたいです。引継期間も山岸さんがしっかり対応してくださいますし、長いお付き合いをして困ったことがあればいつでも相談に乗ってくださるとのことです。常連客に気に入っていただき、引継後もそのまま通っていただけるペンションになると事業の立ち上がりも安定します。

・自動車の運転免許は必須です

バスなどの往来がなく、電車の最寄駅まで車で20分ほどかかるため、自動車がないとかなり生活が不便になります。運転免許をお持ちでない場合にはまずは免許取得されることをお勧めします。また、譲渡対象資産に自動車は含みません。

あとつぎになる魅力

・スムーズにペンション経営のスタートダッシュが切れる

「ペンションすこやか」は軌道に乗るまで5年間かかりました。これまでの積み重ねがあるので、認知度も上がってきて常連客もついており「これから」というフェーズで事業を引き継ぐことができます。販促プランなども型ができているので、そのまま活用していけば早期に黒字化させることが可能です。

・改装したばかりなので追加の設備投資がしばらく必要ない

温水ルームヒーター「ホットマン」という灯油を使って暖めた「温水」をお部屋の室内機に送りこみ、その熱を利用して「温風」で温める暖房システムを導入しています。部屋の空気も循環させられるので、コロナ対策も同時に兼ねています。ペンションの客室は全て角部屋になっており、風通しも良いです。

・周辺がキャベツ畑で騒音がない

自然の中で騒音から離れた環境で生活ができます。庭の木に餌台などを設置すれば野鳥も多く集まります。地域的に避暑地になるので夏は涼しく、テラスで過ごされるお客様も多くいらっしゃいます。

群馬県吾妻郡嬬恋村「ペンションすこやか」のあとつぎとしての暮らし

群馬県の北西部に位置し、浅間山・四阿山・白根山といった標高2,000m級の山々に囲まれている嬬恋村。平均気温が8℃前後と夏でも涼しいため避暑地として人気があり、令和元年時点(コロナ前)で観光客は年間200万人ほどでした。万座温泉や鹿沢温泉など温泉も豊富。高原野菜の大産地でもあり、夏秋キャベツの生産量は日本一を誇っています。村名は日本武尊(やまとたけるのみこと)の愛妻伝説に由来しており、そのロマンチックなストーリーも観光客を惹きつける魅力になっています。

ゴルフ場やキャンプ場などのレジャー施設が充実しており、アウトドアがお好きな方であれば休日も充実した過ごし方ができます。子育て世代への行政支援も充実しており、中学校卒業まで医療費や給食費が無料、保育園・幼稚園の保育料無料、不妊治療にかかる費用の助成(年間限度額100万円)などがありますので最新の情報は以下サイトよりご確認ください。

◽️嬬恋村 子育て応援サイト
https://tsumagoi-kosodate.jp/matome

 

電話番号:0120-998-603
メールアドレス:support@batonz.co.jp

案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/26074
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。

 

群馬県吾妻郡嬬恋村「ペンションすこやか」のバトンズDR(データルーム)

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