愛媛県のカフェ事業の譲渡！ダメもとで登録したところから、運命的な出会いを果たす

愛媛県でエステサロン、リラクゼーションサロンを中心に事業を展開する清水美乃梨様は、この度バトンズを通じてコロナ禍にスタートしたカフェ事業を譲渡されました。本業であるエステ事業のかたわらスタートしたカフェ事業は、メディアに取り上げられるなど話題の人気店になるも、度重なる緊急事態宣言によってお客様が増減する日々。本業へ専念するため、選択と集中を目的としてM&Aを決断されました。

もともとエステサロンを経営していた清水様が、どのような経緯でカフェを始められ、そして今回の譲渡に至ったのか。運命的な出会いだったと話す成約までのお話について、詳しくお伺いいたしました。

賃貸を借りたタイミングでコロナ禍が到来。同店舗で飲食業にチャレンジ

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エステサロンやリラグゼーションサロンを中心に事業を展開する清水様は、今回譲渡された場所も、もともと本業を広げようと賃貸されたものでした。しかしちょうどその頃、日本にもコロナ禍が到来。考えた末にたどり着いたのが、飲食事業でした。

「もともと、エステ事業の新しい店舗として場所を借りたのですが、コロナで立ち行かなくなってしまいまして。どうしようか考えていたときに、飲食店さんがテイクアウトという形で広がっていくのを目の当たりにしました。

私自身、もともと料理が好きでしたし、こういった機会というのもあって、チャレンジとしてテイクアウトできるようなカフェをオープンすることにしました。」

チャレンジとして新たに飲食事業に参入された清水様は、他店との差別化を図るために、カフェのコンセプトをパイ専門店に。シチューパイとキッシュをメインメニューとした、テイクアウトもできるカフェ店としてオープンしました。

差別化を図った本事業は狙い通り話題となり、地元のメディアから取材を5回ほど受け、テレビ出演も果たされます。結果として大きな反響を呼び、たくさんのお客様にご来店いただいたものの、コロナ感染者数の上昇とともに来店者数も減少。感染者数の増減が来店者数にも直に影響し、その波を読むのが難しかったと清水様は話します。

コロナの影響でお客様の入りが読みづらい状況は、準備していた食材を廃棄せざるを得ないことにも繋がり、心も懐も痛んだとも。また、飲食業は営業時間外にも買い出しや仕込み、片付けなどがあり1日フル活動の日々。精神的にも肉体的にもきつくなっていく中、本業のエステやリラクゼーションがおざなりになっていき、ふと「私は何をしているんだろう」と感じるようになったそうです。

SNS広告を見てバトンズを知る。ダメもとで登録してみると、運命的な出会いが

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そんな折、SNSを見ているときにバトンズの広告が目に入り、ご登録いただいたという清水様。それまでM&Aのことは全く知らなかったそうですが、事業を譲り渡すという方法があるんだということを知り、ダメもとでバトンズに訪れたのだそうです。

「売り手は事業の掲載など、譲渡するまで無料でできるとのことだったので、とりあえず掲載をしてみました。最初はとくに問い合わせもなかったのですが、掲載維持費がかかるわけでもないので、そのままにしていました。

その後しばらくしていくつか問い合わせをいただいて、7〜8人くらいとメッセージのやり取りをして2人の方とお会いしました。譲渡が成立したのは、掲載から半年後くらいです。」

飲食店をオープンするまでにお金も手間もかけられた清水様は、やはりそのお店を大切に続けていってくださる方にお譲りしたいという思いがありました。さらに、清水様は本業に戻ろうと決意していたため、なるべく早く引き継いでくれる方を探していました。

そんな中で、譲渡先として選んだA社の竹田様（匿名）。その出会いは「運命的だった」と清水様は話されます。

「私の都合もあったのですが、お互いの都合が一致した感じで、トントン拍子で話が進んでいきました。ダメもとで登録してみてからの連絡だったので、運命のような感じでしたし、交渉もスムーズに進みました。」

竹田様は関東にお住まいだったため、最初はオンラインで面談。ミーティングの中でとても真摯に一つひとつのことを受け止められ、丁寧に対応してくださったそうです。相手を思いやる気持ちがすごく強い方だと感じ、この人ならお店を大切にしてくれるだろうと、譲渡することを決めます。

現在は関東にお住まいの竹田様ですが、出身は愛媛県。地元とのつながりを見つけて地域貢献をしていきたいというお気持ちがありました。月に1度は愛媛に帰ってきており、愛媛にも拠点を構えたいというお考えがあり、今回のご成約に至りました。

閉店にもお金がかかる。まずは、バトンズに登録してみてから考えても遅くはない

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今回が人生初のM&Aとなった清水様。事業の譲渡プロセスは全く分かってはいなかったものの、バトンズのサービスは利用料も無料で、必要資料や担当者からのアドバイスもありスムーズにご利用いただけたようです。

「私は、全くM＆Aのプロセスを理解していませんでした。そんなときに、誰かに『小規模のM&Aは、会社と会社のフリマみたいなものだ』というようなことを言っていただいて。

M&Aをしたことがない人にとっては、大きな恐怖感とか緊張感があると思います。しかし、バトンズさんでは掲載料も必要ないので、フリマアプリに出すような感覚で1回出してみて、意見が一致する相手が見つかれば成立、見つからなければ不成立くらいの気持ちでいいのではないでしょうか。」

バトンズは、売り手の利用料・手数料は無料（有料サポーターモードもあり）。清水様は、それに対して最初は懐疑的に思われていたようですが、「本当に売る方にとっては全く負担がなく、とてもありがたかった」と振り返ります。

また、清水様は当時、お金も体力も精神力も限界だったそうで、そんなときに今回の契約はまさに天の助けのようだったと言います。

「しかも、竹田様がとてもいい方で『このおしゃれなカフェを譲っていただいて』などとおっしゃっていて。お互いがwin-winの契約になったのかなと思います。

コロナなどの影響を受けて困ってらっしゃる方もいると思いますが、そんな方は、とりあえず第一歩としてあまり難しく考えることなく、掲載だけでもしてみることをオススメします。」

もともと、カフェの閉店も視野に入れていたという清水様。しかし、閉店するとなると「原状回復」をしなければならず、それにもかなりの金額が必要になります。

「今回、閉店するにもすごくお金が必要なんだなということが分かりました。原状回復や廃棄費用、退去費などさまざまなお金が必要になります。営業するだけでもすごくお金が必要なのに、コロナで赤字営業をしているところなら閉店するのも大変なことなんだと思い知らされました。でも、事業承継でうまく引き継いでいただけると、そのような手間や金額が省け、お互いメリットしかない取引になりました。」

加えて、清水様はバトンズ登録後に「買い手」目線でもバトンズを見ていたとおっしゃいます。本業のエステサロンや、シナジーのあるネイルサロンなど、金額、内容、場所的に買ってみたいと思う案件も多数あったと話します。

「『もし何か良い案件があったら』みたいな感じで、買い手としてもバトンズさんのサイトを拝見していました。本当にたくさんの案件が掲載されていて、見るだけでもすごく楽しかったです。」

初となる事業譲渡を実現。初心者でも安心してM&Aができるサポート体制

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バトンズの提供するM&Aサービスは、マッチングだけでなく成約までのプロセスをサポートしています。M&Aが初めての清水様にとって、バトンズの担当者に困ったことを質問できたことは、M&Aを進める上で非常に良い手助けになったとおっしゃっていただきました。

「お互い好印象、好感触だったんですけど、その先の進め方がわからない、ということがありました。そのことをメールでバトンズさんにお伝えしたところ、後日お電話をいただきまして、今後のやり取りの手順などを教えていただきました。

いつの時点で何をするのか、というプロセスが全くわからなかったのですが、すごく分かりやすく丁寧に教えていただきまして。初心者の私でも理解をして進められて、とても安心感がありました。

買い手の方にも、こういう風な流れだそうですと説明すると『バトンズさんがおっしゃるなら間違いありませんね』という感じですんなりと受け入れていただいたので、その辺はすごく心強かったです。」

無事に譲渡が成立した清水様は、次は買い手としても利用してみたいとおっしゃいます。

「今回M＆Aをしてみて、欲しい人と売りたい人の意見が一致したら、お互いにとってメリットがたくさんあるものだと心から思いました。私も、もし引き継ぎたいと思うような案件に出会えたら、本業の事業展開に役立てていきたいと思います。その時はまたよろしくお願いします。」

よりよいお相手に引き継ぎ、本業に専念して今後の事業展開を構想されている清水様。

清水様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております！