新潟県南魚沼市で一流料理人が経営するラーメン居酒屋の「茶屋 千両」があとつぎ募集中！

「茶屋 千両」のストーリー

新潟県南魚沼市の「茶屋 千両」は、現在の店主である江部さんが生まれる1年前に、お父様が始められたお店。以来、ラーメン居酒屋として40年に渡り地元で愛されてきました。

江部さんは高校を卒業されてすぐに、隣町にある「湯沢ニューオータニ」に料理人として就職。その後、「加賀屋名古屋店」のレストラン部門を経て、横浜にて寿司と和食を提供するダイニングの立ち上げ、さらに秋葉原の新店舗の立ち上げなどを経験されました。

その後は、ミシュラン1つ星の名店として有名な麻布十番のおでん専門店である「あざぶ一期」、ミシュラン2つ星を獲得しており、大分県の豊後水道から仕入れる高級な天然のとらふぐを提供する銀座の「ふぐ福治」など、多数の名店で料理人として腕を磨く日々を重ねられます。

江部さん：「祖父からは『弁護士になれ』と育てられて、今となっては言うことを聞いておけばよかったかも、なんて。でも僕は大人しく椅子に座っていられない、体を動かす方が好きですね。そしてなんでだろう、結局料理人になっちゃったんですよね。」

江部さんが「茶屋 千両」の店主になられたのは2015年頃。江部さんのお父様・お母様・叔父様の３人で経営されていたお店でしたが、厨房を担当されていた叔父様が事故で急逝され、お父様も2018年ごろに他界。お母様もご年齢的にお店を切り盛りしていくことが難しくなり、江部さんが引き継がれることになりました。

厨房を担当されていた叔父様が急逝されたため当時のレシピも残っておらず、お店で提供するメニューは試行錯誤しながら江部さんが改良。これまで江部さんが腕を磨かれてきたような都会のお店で提供されるようなレシピよりも、少し濃いめでしょっぱめを意識して作られているそうです。

名店で腕を磨かれてきた江部さんが提供するお料理はどれも逸品で、特に人気のメニューは麻婆麺。今回、あとつぎになってくださった方にはレシピを全て引継ぎます。

元々は3名で切り盛りされていたお店。江部さんが引き継がれてからは従業員もおらず一人でやっていかなければならなかったので、いくつか工夫して変えられた点もありました。飲み物は全てセルフサービス。掃除はお掃除ロボットを活用。

従業員がいなくても一人で無理せず持続可能なお店づくりを目指されていますが、決して手を抜くということではなく、お店も厨房も大変綺麗にされています。

コロナ禍の影響でお客様が減ってしまっているものの、行政、消防、商工会、学校関係など20名前後の宴会が定期的に入ります。特に役員改選のある3月・4月は宴会の予約が増える傾向にあります。

離れがあり、12名前後が入れる部屋と6名程度が入れる部屋の２部屋があり、間仕切りを取り除くことで大きな宴会の予約も受け入れ可能です。

40代前半と、まだまだお若い江部さん。今回は、改めて外へ出てご自身の腕試しがしたいという理由で家業を譲られることを決めました。土地や建物はお譲りすることも、賃貸にすることもできます。半年前後は引継ぎもしっかりしてくださるので、安心してお店も味も継いでいただける状態です。

経営のポイント

■雪が多く積もる地域だが雪下ろし作業などはない

新潟県南魚沼市は日本でも指折りの豪雪地帯。しかし、屋根の雪下ろしや駐車場の雪かきなどは設備が整っているため不要です。屋根の雪下ろしは自動になっており、駐車場は設置されているセンサーが雪に反応し、一定の雪量を超えると自動で地下水を汲み上げて流すことで雪を溶かします。南魚沼市は水質が良いので、地下水を流しても駐車場は汚れません。

■調理設備が整っているのでメニューの幅が広げやすい

新品で購入すると40万円近くかかる業務用のコンベクションオーブンや、業務用の真空包装機が既に設置されておりますので、そのまま引継ぎ可能。ローストビーフなども手軽にメニューとして提供できます。

■引継ぎ後の営業時間や定休日などは自由に設定可能

現在は下記のような形で営業をされていますが、引継ぎ後の営業については、あとつぎとなられた方に決めていただいて構いません。金曜日と土曜日はお客様が多いため、営業されることをおすすめします。

あとつぎの募集要件

■南魚沼市にあまり縁がなかった方の方が良い

南魚沼市で生まれ育っており、優しい性格でいらっしゃる江部さんは、幼なじみがお客様になった時などに、ご商売との切り分けが難しいと感じられているそうです。南魚沼市の地域コミュニティでイチからご商売を始めたい、という方の方が経営しやすいかもしれません。

■飲食だけでなく観光事業もできる方だと事業の幅が広がる

町おこしにもチャレンジできる方をお迎えしたいです。南魚沼市は六日町八海山スキー場や五十沢温泉、五十沢キャンプ場などのレジャー施設が豊富。食と繋ぎ込むことで、観光客に多く来てもらえるような仕組みを考えることもできます。

現在、観光事業を営んでおり、南魚沼市に事業展開する上での足掛かりにしたい、という方にあとつぎとして来ていただけると嬉しいです。

左奥から、離れ・店舗・倉庫

あとつぎになる魅力

星付き飲食店で修行されてきた江部さんのレシピと技術を、半年間の引継ぎ期間でしっかりと承継することができます。また、お客様となる周辺1,100世帯には農家などの自営業の方やサラリーマンから独立して事業をされている方が多く、経営者視点でのお話が聞けるので刺激を受けられます。

新潟県南魚沼市「茶屋 千両」のあとつぎとしての暮らし

最高級の魚沼コシヒカリが生産されていることで全国的に有名な南魚沼市。山の恵みである山菜が楽しめ、キャンプやスキーなどのレジャーについてはもちろん、一級河川である魚野川が流れているので、全国屈指のトラウトフィッシングのメッカとしても釣り好きの方には知られています。

豪雪地帯である南魚沼市では、例年2メートルを超える雪が積もります。しかし、道路は除雪車や消雪パイプで除雪されており、通勤通学などに不便はありません。電車やバスは1時間に1本程度になります。自家用車をお持ちであれば、市内に関越インターチェンジが3箇所あるので県内外へのアクセスも良好です。

今回、店主である江部さんからは市外や県外の方も積極的にあとつぎとしてお迎えしたいとおっしゃっていただいております。これから新潟県に移住される場合でも、店舗の2階を住居として使用することもできますので、引継ぎ完了後は住居兼店舗として使用していただくことができます。

新潟県南魚沼市で「茶屋 千両」とともに新しい町おこしの形を考えてくださる方のご応募を、お待ちしております。