公開日 | 2023/05/01 |
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記載者 | 翠星企画株式会社 |
その他
ティール組織とは
ティール組織とは
ティール組織とは従来の組織とは考え方の異なる組織モデルです。
このティール組織では上下関係や部門といったものが存在せず、一人一人が組織のルールに則って意思決定を行い、企業価値を高めていきます。
フラットな組織となるので、上司からの指示待ちや判断待ちということが存在せず業務スピードが早くなります。
また、現在の変化の激しい時代においても、市場や顧客の変化に合わせて迅速に行動をすることができます。
ここで、「組織」というイメージには合わない
と思われる方もいると思いますが、このティール組織は今までの組織モデルの進化系として近年提唱されました。
一つ前の組織モデルはグリーン組織で、組織の構成員が主体性を持って行動し、意思決定はボトムアップで行うのが特徴です。
ティール組織はこのグリーン組織が成熟されてきた企業が、次に進む組織モデルであり、会社を一個の「生命体」として捉えたものになります。
組織を一個の生命体として考えてみると、
手や足も一つ一つ頭で考えながら動かしません。
寝ている間も心臓は動きますし、呼吸もします。
しかしそこには共通の意識(理念)として同じ血が流れていることで、(健康な状態であれば)暴走してしまうことはありません。
ティール組織は成熟した組織として、このように一個の生命体を目指しましょうということになります。
では組織を今よりも成熟させていくために、まずは自社がどの組織モデルにあるかを説明していきます。
ティール組織は2014年フレデリック・ラルー氏の著書「Reinventing Organizations」の中で提唱され、日本語訳は2018年に出版されたまだ新しいものです。
この中で組織モデルは進化の過程ごとに5つに分けられました。
(名称はすべて色で表されています。
ティールは青緑、アンバーは琥珀色となります)
1.レッド組織(衝動型・オオカミの群れ)
最初の段階は、一人の支配者が圧倒的な力を持ちます。短期的に生き抜くことを目的とし、衝動的で独裁的な恐怖支配となることもあります。
2.アンバー組織(順応型・軍隊)
次の段階は、上位下達の階級による統率が行われ、軍隊に例えられます。
急激な環境の変化に柔軟に対応することは難しく、自発的なアイデアの提案などはほぼありません。
そのため、現代では課題も多くなります。
3.オレンジ組織(達成型・機械)
現在の国内企業に最も多いのはこのオレンジ組織となります。
階層構造で統率しながらも、成果を上げることで出世もできます。
競争も生まれ、変化に対応することも可能となってきますが、
機械的に効率化を図り、数値管理によるマネジメントも徹底され、人間的な組織とは言えません。
4.グリーン組織(多元型・家族)
上下関係の階層構造はあるものの、個人の主体性が発揮しやすく、様々な提案がボトムアップで可能となります。
家族に例えられるように、それぞれの人間性を表現できるようになりますが、最終的な意思決定は依然トップが持ちます。
5.ティール組織(進化型・生命体)
それぞれが対等な立場となり、組織としての社会的使命とメンバーの行動基準が一致します。
現場で必要に応じて意思決定を行い、柔軟にスピーディーに対応が可能となります。
現在、レッド組織やアンバー組織である企業は、まずはオレンジ組織を目指しましょう。
オレンジ組織である企業は、次のグリーン組織を目指しましょう。
そのためには従業員一人一人と企業理念を共有し、理解度を上げていくことが重要となります。
そして多様性を認め合って、各メンバーの能力を最大限に発揮できる環境を作ります。
初めからティール組織を目指すことは難しいですし、全ての企業に適しているという訳ではありません。
企業によって進化の段階を踏んで、最適な組織体制の実現を目指すことが必要です。
以上、参考になれば幸いです。
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