公開日 | 2024/05/17 |
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記載者 | Biz Linksys |
PMI
M&A戦略においてクラウドサービス活用が重要である3つの理由
バトンズ認定アドバイザー
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経営支援
IT支援
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関東地方全般
M&A戦略においてクラウドサービス活用が重要である3つの理由
今回の話題はクラウドサービス活用についてです。
最近様々なクラウドサービスが台頭してきていますが、上手く活用できていますでしょうか。
色々なサービスの紹介は受けたけど実際にどのように自社に導入すれば良いかわからず導入が進んでないという企業は多いのではないでしょうか。
これから買い手としてM&A戦略を進めていきたい企業にとってクラウドサービスの導入と浸透が事業展開において非常に大きな鍵となります。
今までシステムの構築というと初期に大規模な開発が必要でした。
また、一度構築したあとも事業の変化や組織の変化などがあった場合、さらに改修を行う必要があり追加で費用になることもあって
中小企業向けのシステム導入というのはハードルが高いものでした。
しかしながら近年のクラウドサービスの台頭により、ある程度決まった業務に対して部分的に導入したり、また事業の変化などがあったとしてもエンドユーザー側でプログラミングなしにカスタマイズできるようになったりと、導入に対する障壁が非常に低くなってきています。
流行の波にのって上手にクラウドサービスを活用できている企業が社員の生産性向上を実現できているといっても良いでしょう。
では実際にM&Aとクラウドサービスの利用となにが関係するの?と思われる方も多いと思いますので3つの点に絞ってお話したいと思います。
①コミュニケーションツールの移行
①コミュニケーションツールの移行
まず、一番初めに検討すべきものはコミュニケーションツールの移行です。もし仮に現状コミュニケーションの方法が、対面での会話や会議、電話など同期型のコミュニケーションと言われる手法のみだった場合どうでしょうか。人数の少ない組織であれば一人の社長でもすべてをカバーできるかもしれませんが、M&Aによって組織が大きくなった場合、報告・連絡・相談がその分だけ増えて行くことになります。いつになっても鳴りやまない電話、スケジュールを埋めつくす面談や会議、これでは社長本来のやるべき仕事に取り組む時間がなくなってしまいます。
まずは、チャットツールなど非同期型のコミュニケーションツールの導入を行うことが必須です。ただここに落とし穴があります。ツールの導入自体は非常に簡単に導入することができるとおもいますが、もっとも大事なのは企業文化を変えるということ。長い間、電話などのコミュニケーションが多用されている企業では、ツールを導入しただけでは、なかなか利用してくれず結果浸透せずに終わってしまうという問題が生じます。電話をかけようとするその手を一回とめて、それはチャットツールで代用できないかと考え直してもらう習慣を身につけてもらう事が必要です。
②バックオフィス業務の効率化
これは上手く導入できれば本当に恩恵の大きい分野です。バックオフィス業務とくに請求書の発行(印刷・封入・郵送)やそれに伴う売掛金の管理、入金の消込など上手くクラウドサービスを導入することができれば、一網打尽でクラウド化して一気に業務効率化を図ることができます。基本的にバックオフィス業務というのは買収する会社毎に存在しますので、この部分を効率化させて統一しておかないと、買収すればするほど足し算で増えていく業務となっていきます。
バックオフィス業務といっても請求書周りや売掛金管理、会計に特化するというのがポイントです。どうしても請求や会計周りのクラウドサービスの導入となると、販売管理なども含めて一緒に検討したくなってしまいますがそこは一旦切り離してまずは会計システムと会計に近い請求周りの業務だけを整理してクラウドサービスの選定を行うという事です。販売管理の場合は業種や業態によって管理する内容に違いがあったりロジックが異なったりするので少しハードルが高く、そこで導入のきっかけを失うケースが多くあります。また一度構築したとしても買収した企業はまた別のフォーマットが必要だったりしますので結局再度構築することになる場合が多いです。
まずは割り切って、請求周りと会計、入金などを効率化するために導入すると決めるのが良いと思います。
③顧客管理・業務品質管理・業績指標としている数値などの見える化
最後に3点目です。これを最後にした理由としてはハードルが一番高いからです。ただこの部分をクラウドサービスに乗せることができれば業務効率だけでなく、売上の増加や利益率の向上に影響するほど大きな効果が期待できます。顧客管理などは複雑な営業支援にまで広げなければ比較的シンプルなツールで導入可能だと思いますが、注目すべきは業務品質管理です。意外と目を落とし勝ちな業務品質管理ですが、この部分をクラウドサービスカバーすることが出来た企業は非常に大きな効果がでています。特に最近では建設業などにおける施工管理業務をクラウドサービスで管理する商品が多く出てきており、関係者の多い建設現場において大きな役割を占めるに至っております。
また製造業などの会社では、カスタマイズを最小限にしてクラウドサービスを組み合わせて工程管理を実施する会社などもあります。今まで各企業ごとに大規模開発が必要だった領域に関してもクラウドサービス活用によって業務効率が図られています。
ぜひクラウドサービスをうまく活用して自社の生産性向上のきっかけとして頂ければと思います。
以上となります。
クラウドサービスの導入は今後欠かせないテーマとなってくると思います。その時にポイントとなるのは、自社の業務の整理を行うことができて、適切なクラウドサービスを「選択し・組み合わせる」ことです。これらができる人材が今後中小企業のIT戦略には欠かせない能力となってくるのは間違いありません。それにはITの基礎的な知識と、経営視点、業務の理解が必要で。多くの中小企業ではこれらの人材を自社で採用することは大変難しいと思います。
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Biz Linksys 代表 / M&A支援機関登録専門家
福住仁志(ふくずみ ひとし)
会計事務所を母体とするコンサルタント会社に入社、全国TOPの目標達成率を樹立し東京支社長就任。中小企業においても、事業再生の1つの手段としてM&Aが必須となると確信し、代表としてBiz Linksys (事業承継・引継ぎ 相談窓口)を立上げ現在に至る。M&Aのアドバイザーを務めながら、各企業のクラウドサービス導入支援も実施している。主にバックオフィス業務へのクラウドサービス導入を得意分野としています。
資格:kintone認定 アプリデザインスペシャリスト
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