買収
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2020/04/24

【買主側】 M&Aで結局いくらかかるの?

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M&A実行のためのお金だけでなく、実行後をイメージする!
M&Aっていくらかかるのか。 買い主にとって、もっとも重要な関心ごとの1つと思います。 M&Aに伴って発生する支払いは、売主に支払う「譲渡対価」はもちろん、仲介業者への手数料や調査費用などがあります。 それらすべてをひっくるめて総投資額とし、十分なリターンを得られるか否か、投資可否を判断することになります。 ここで、ワンポイントアドバイス。 弊社では旅館のM&Aを専門に長年携わってきましたので、特に強く感じていますが、 M&A後、追加投資がどれくらいかかるのかという観点は絶対に外せません! 現状の経営資源の状況を見て必ず見積もってください。 旅館であれば、お風呂などの水回り関係は驚くほどのお金がかかります。 お風呂以外にも、大きな投資としては、屋根の防水工事、電気設備、HPのリニューアル、 細かい投資としては布団、たたみ、館内スリッパまで、 M&Aをいい機会にいろいろと新しくしていると、あっという間に予算オーバー。 本当にいろいろとお金がかかるものです。 その他、運転資金の観点も重要です。 買収した会社が現金を十分にもっていなければ、即資金ショートという羽目になります。 どうしてもM&Aを成約するまでに必要なお金を数えがちですが、 M&A目的は、買収した会社を運営してリターンを得ることです。 買収後、運営にかかるお金を予め想定して、計画的なM&Aを進めましょう。
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