M&A
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2021/09/27

M&A初心者の補佐スタッフ長野の日記〜スモールM&AのDD実際にやってみた話〜

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スモールM&AのDDを実際にやってみて!!
資格もいろいろあるけれども、看護師の資格を持ちながらデューデリジェンスの資格を取ったのは私くらいのものではないだろうか。最初にボスがDDの講座を一緒に受けようと言われた時には意味がわからない、絶対に無理だと思ったものだが、取っていてよかったと思う。 4日間の講座を受けた感想は、 ・会社の値段の付け方が理解出来た ・確認すべき書類一式とその取り寄せ方法がわかった ・客観的に監査を入れることでM&Aに適した決算書に修正できることがわかった ・報告書に記載すべき内容、流れがわかった といった、まだ素人に毛の生えたようなものだが、 ・必要書類をしっかり揃える ・売手とコミュニケーションをよくとる 事がまず一番大変であり、ここに一番時間と労力がかかることがよくわかった。 他所の会社の決算書など、普通ではあまり見ることのできない最高機密情報をつまびらやかに見せて頂けるというのは非常に学びが多い! つくづく、決算書というものが税申告用につくられていて、あまり指導がされていないことを感じる、とうちのボスが言っていた。 名だたる先生の作られた決算書でも、なされるべき指導がなされていない、これで顧問料を取ってるんだね〜と。 そうすると、きちんと税抜き処理をすること1つをとってしても、ウチの仕事は丁寧で、これからもっと成長して行きたい、と願う会社にとってはきちんと指導をしてくれるとてもいい会計事務所なんだと思う。 ウチの先生は税理士一本、何十年の選手でちょっと突っつきにくいのが難点だが、会計、税務、本当に博識で、本当に頼りになると感じる。 (これだけ確かな知識と経験があればそれは引退するのは勿体無いと私が先生でも思うと思う。) 松村さんも同じく、会計・税務・相続と先生の下で何十年も働いてきた方で、事務処理が的確で丁寧なうえ、速い。 会計初心者の私としては、DDの内容を理解するのはかなりハードルが高かったが、これ全部理解する必要はない、と先生が言ってくれてほっとした。 これだけベテランが2人もバックに控えていると、役割分担をしてそれぞれ共有しながら進めていけば、かなりレベルの高いDD報告書ができると思う。 DDは会計事務所にしてみれば、やり方を覚えさえすれば、普段とやっている事は一緒なので、別に大したことのない仕事だと改めて感じる。 だから、税理士や会計事務所がDDは本来やって行くべきなんだと思います!! うちはなんでもチームでやって行く、と決めて、ゆっくりだけれど着実に力を蓄えて居ると思う。うまくいかなかった経験も本当に財産。お客様の為に誠実に、真摯に仕事をする、ということを積み上げていき、先ずは宮崎で一番早くて安くて、質の高いDDがやれる会社、というポジションを取りに行こうと思う。
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