都内のレンタルスペース事業を引き継ぎされたのは、WEBサイトの運営会社にお勤めの山田様(仮称)。暗号通貨や株式投資など、将来を考えて資産運用を行っているという山田様が、M&Aによって事業運営をするという、新たなチャレンジに踏み切った背景と今後の展望について、お話を伺いました。
将来の資産形成のひとつとして、事業運営へのチャレンジ
WEBサイトの運営会社でカスタマーサポートの仕事を行う山田様は、プライベートでは積極的に資産形成に取り組まれており、株式投資、暗号通貨、FXなど、さまざまな手法を試したご経験もあるとのこと。投資に興味をもつようになったきっかけは、ニュースでも取り上げられて話題となった「老後2000万円問題」のような、資金的な面での将来に対する課題感。今の働き方を考えたときに、給料だけで資金を蓄えていくことは難しいのではないか、というところから株式投資などを勉強するようになったそうです。
「私自身、まだ20代ということもあり、将来のことを考えると給料だけでは厳しいんじゃないかと思うようになり、株式投資、暗号通貨、FXなど、色々試してみたりもしました。ただ、それだけだとあまりに波が激しすぎるので、事業で安定した収益を自分で作れたら良いなと思ったところから、M&Aを検討するようになりました。」
起業という方法も考えたそうですが、今の収入を切り離してチャレンジすることはリスクが大きいと考え、会社員をしながら運営可能な、一定の収益が見込める事業をM&Aで引き継ぐことを検討し始めたとのこと。学生のころからテレビを通じて個人M&A特集などを拝見していたという山田様は、M&Aプラットフォームの存在も数年前から認知していたそうです。さまざまなプラットフォームの中からバトンズを利用した理由については、大手企業という後ろ盾がある安心感と、興味のある案件が多かったからとおっしゃっていただきました。
上限300万。会社員をしながらでも運営可能な事業で案件探し
300万を上限として、バトンズで事業を探し始めた山田様。会社員との兼ね合いもあり、運営委託ができるかどうかという点も、事業選びをするうえで基準としていたひとつでした。「ECサイトの運営なども検討しましたが、“会社員をしながら“ということを考えると、人手ができるだけかからないものが良いと思っていました。民泊やレンタルスペース事業は、圧倒的に労働コストをかけずにできるので、自分のコントロールの範囲内で運営できそうだと思い、最優先として考えていました。」と話す山田様は、今回ご成約した案件以外にも民泊事業などの交渉を進めていたそう。そんな中、今回ご成約した案件について山田様は「今回成約させていただいたレンタルスペース事業で魅力に感じたことのひとつは、すでに固定の利用者がついていたということです。週2回で大手の英会話スクールさんが利用されているとのことで、一定の収益が確保できている点は前向きに検討する要因となりました。また、利用評価が4.5ほどの高い評価を得ていたので、現在赤字だったとしても、後々挽回できる余地はあるんじゃないかなと思いました。最初の赤字は、先行投資として許容できる範囲かなという感じでした。」とのこと。
そんな山田様がレンタルスペースを視察された際には、築年数が経っている外見の古さを見て不安要素に感じたそう。一方、リノベーションされたきれいな内装は、外見とのギャップで逆にプラスにはたらいたとのこと。この外見と内見のギャップは評価コメントにも複数記載があり、プラスに感じてもらえているコメントが多くあったそうです。
山田様自身、何か新たな付加価値の提供をしていくご予定はあるかお伺いしてみると「マンション街の立地ということもあるので、季節のイベントに合わせて夏祭り風の内装をするといった、地域の人たちにも使ってもらえるような施策を考えております。運営委託をする方と話し合いながら、色々試してみたいと思っています。」とおっしゃっておられました。
事業を譲渡された株式会社ODILの田中様(会社名、個人名ともに仮称)の印象について、山田様は「成約するかどうか未定のときから、レンタルスペース事業について色々とレクチャーしていただいたり、私のざっくばらんな質問にも真摯に回答していただいたりと、裏表なくお話いただけて信頼できる方だなという印象を抱きました。また、レンタルスペース事業を展開している背景などもお聞きして、レンタルスペース事業に対する信頼性も高まりました。」とのこと。これまで培ったノウハウを余すことなくシェアする田中様の姿勢は、山田様が引き継ぎ後の運営イメージを構築するうえで、大きなサポートなりました。
レンタルスペース事業で収益化を図りつつ、新たなチャレンジも検討中
レンタルスペース事業をスタートされた山田様に、最後に今後の事業計画についてお伺いすると「まずはしっかりと成果を出していけるように、色々なアイデアを試していきながらレンタルスペースで収益化を図っていければと思っています。レンタルスペース事業自体、今後伸びてくる業界であると私は思ってはいますが、この事業ですぐに2店舗、3店舗と増やしていくのはリスクが高いのかなと感じています。ですので、レンタルスペース事業に関しては、まずはこの1店舗でノウハウや資金をため込みつつ、別の領域でチャレンジできるものを並行して模索していきたいと考えています」とおっしゃっておられました。
また、今後のチャレンジとして興味のある分野については「インターネットを使ったプラットフォーム事業は面白そうだなと思います。また、何をするにしてもECサイトは今の時代に必要な領域だと思いますので、EC事業で何か面白い分野のものを取り扱っていれば、チャレンジしてみたいと思います」とお話いただきました。
自分で許容できるリスクを考えながらも、チャレンジ精神をもってM&Aの構想をもつ山田様。
そんな山田様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同心より応援しております!
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