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用水と廃水、一貫した水処理ができるサービスへ。互いの強みを活かしたM&A。

2022年01月07日

用水(飲料水や製造用水など)の水処理を行うミズカラ株式会社が、廃水の水処理を行う有限会社増澤技研を引き継ぎされました。設立5年のミズカラ株式会社が、40年の実績ある会社を引き継ぎされた背景について、ミズカラ株式会社の代表取締役社長である新宅様にお話を伺いました。


 

譲渡企業

社名

有限会社増澤技研

業種

製造・メンテナンス業

拠点

東京都

譲渡理由

後継者不在

 

 

譲受企業

社名

ミズカラ株式会社

業種

製造・メンテナンス業

拠点

大阪府(関西圏)

譲受理由

事業拡大

 


水処理プラントのメーカーから、独立。知見を活かした事業展開

飲料水や製造用水、純水などを作る水処理事業を展開されているミズカラ株式会社。水処理プラントの販売・メンテナンスだけでなく、オンサイト方式という水供給サービスも展開しており、これによってお客様で設備を所有しなくても、ミズカラ株式会社が持つ設備で処理された水を1トン単位で購入することができるサービスが主力の会社です。

Photo by 3345408

もともと水処理のメーカーで勤務されていた新宅様が最初にビジネスを始められたのは、2004年。東京・大阪・福岡の3つを拠点に置く水処理の会社を、共同経営でスタートしました。

その後、共同経営のパートナーとの方針の違いにより、会社を分割。東京・大阪のお客様と社員、設備を引き継ぐ形で2016年に設立した会社が、ミズカラ株式会社でした。

M&Aに関して、新宅様は「会社の分割にあたって、株式の売買などを経験しましたし、別件で飲食事業の買収をしたこともあり、M&Aに対する抵抗はとくにありませんでした。今回は、東京エリアを強化していきたいという想いと、仕事を効率的に成長させていくための手段としてM&Aを検討し始めました」とのこと。

また、バトンズを知ったきっかけについてお伺いすると「私がお世話になった先輩が、トランビで会社を買ったという記事を2年ほど前に見て、その時にM&Aプラットフォームという存在を知って、自分で検索してみたことがきっかけです」とおっしゃっていました。

トランビやバトンズを通じて自社と相関性のある事業を探されていた新宅様。その中で、最初に交渉を進めた会社が、今回成約に至った有限会社増澤技研でした。

対面でお会いしてこそ伝わる人柄。安心感をもってご成約へ

Photo by J K

新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか対面でお会いする機会が作れなかったと話す新宅様。交渉場面では、熱意や感情など、対面だからこそ伝わる部分が後回しになってしまっている状況に、もどかしさがあったとのこと。

そして交渉から2か月ほど経過したころ、やっとの思いで社長の佐藤様との対面が実現しました。佐藤様の印象について、新宅様は「非常に誠実な方だなという印象を受けました。増澤技研が収めた装置を見学する際に私はスーツで伺ったものの、作業着を着ながら元気に現場に出られている姿に驚きましたし、真摯に仕事に取り組まれている方だなと強く感じました」とのこと。

M&Aを行う際には、簿外債務や労働問題など、どうしても細部まで見切れない部分が発生してしまうというリスクはもっていたものの、佐藤様の人柄はそんな不安を感じさせない、安心できる方であるとお会いして強く感じたそうです。

また、今回売り手様のアドバイザーとしてバトンズの辻本がサポートしておりました。辻本の印象について、新宅様は「この手数料でここまでやってくれるのか、というくらい丁寧に対応していただきました。辻本さんがいたから、今回のM&Aが成立できたと思って感謝しています」とおっしゃっていただきました。

強みを活かし、より多くのお客様へ届くサービスへ

新宅様(右から四番目)

会社譲渡が完了した後も、引き継ぎのためにしばらく会社に残られる佐藤様。そのことについて、新宅様は「私自身、仕事の引き継ぎを、丁寧に時間をかけて対応できることに安心しましたし、お客様との関係構築もスムーズに行うことができると思います」とおっしゃっていました。そんな新宅様に、最後に今後の経営ビジョンについてお伺いさせていただきました。

「まず、弊社でこれまでやってきた用水の事業と、増澤技研様がやってこられた廃水の事業のお客様を紹介しあうことで、相乗効果が見込めるのではないかと考えています。

また、増澤技研には、40年近く事業を続ける中で培ってきた信用力があり、分割して5年程度の弊社にはない、非常に心強い実績があります。そういった増澤技研の強みを活かしつつ、弊社の強みである水供給サービスのオンサイト方式を廃水側にも転用することで、より拡販を図れるのではないかと考えています

一方で、増澤技研はほとんどの業務をアナログで対応しているので、業務のデジタル化を進めて、より本業に注力できる環境を整え効率化を図っていきたいと思っています。」

お互いの強みを活かし合い、より広くサービスを届ける施策を検討中の新宅様。

ミズカラ株式会社の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!

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