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二期連続黒字で事業譲渡!同業の社長から得た高い企業評価の秘密とは?

2021年07月06日

社員、ひとり。社長、じぶん。ここ、オカモト塾(仮称)は、小規模なれども確実に超・有名難関校の合格者を輩出し、その経営状況も二期連続黒字…という実力派の学習塾。そんなオカモト塾の経営から講師まで、何でもひとりでやってこられた岡本様(仮称)は、「確かに経営はうまくいっていたけれど、全てをひとりで背負い込むのは非常にリスクが高いビジネスだと思っていたんです」と穏やかに話し始められました。

その全てを語らないまでも、多くの修羅場を乗り越えていらしたことが伝わってくる貫禄と、いかにも事業家らしい…何でも見通せるのではないかと思わせる真っ直ぐな眼差しをお持ちの岡本様に、これまで磨きあげて来られたご自身のビジネス観やM&Aを機に変わったという周囲の環境、そこで得た学びや財産とは何だったのか…を伺ってまいりました。

10件を超える買い手候補者…反響の早さと大きさに、吹き飛んだ当初の不安感

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ご自身で会社を設立されてから約2年…前述の通り、順調に進む経営と安定して積み上がっていく合格実績を前にしつつも、岡本様は自事業を譲渡する決断を下されました。その理由は、塾運営というものが固定費率の高いビジネスであり、うまくいっている時は良くても、一度、経営難に陥るとマイナス額が非常に大きくなるという側面を持っているため、ひとりで経営し続けていくのは難しい…というものでした。

「とはいえ、通ってくれている生徒がいて、信頼してくれる親御さんたちがいて、何より、確実に合格実績を出すことのできるノウハウがあるオカモト塾を、このまま無くしてしまうのはもったいないと思ったんです」と語る岡本様が選ばれたのは、ご自身の創り上げてきた本事業を他の優れた経営者に託す…M&Aという選択肢でした。

まず初めに試したのは、個人のツテを使って興味を持っていただけそうな企業様にアタックするというものだったそうですが、「個人ルート=正規ルートじゃない」ということで怪しまれることが多く、黒字経営だと説明しても「なおさら怪しい、何か裏があるのではないか?」と疑われ、なかなか話が前に進まなかったそうです。

そこで、某大手M&A仲介企業に電話してみたものの「正直、全くと言っていいほど相手にしてもらえませんでした。自分の会社の資産価値が知りたかったんですが、小規模の企業からの電話は“ハズレ”だと思っているかのような、非常にそっけない対応でした」とのこと。

そんな折、お知り合いを通じてその存在を知り、取り敢えず…という感じで登録してみたのがバトンズだったそうです。

「第一印象としてのバトンズは、敷居が低いな…という感じ。自分自身がインターネットで登録するというスタイルは、電話の向こうにいる相手に気を遣う必要もありませんし、自分の都合に合わせて短時間で済ませることができます。また、会社のことを実際に文字に落として説明するという作業そのものは、自分の中で会社の特長を整理できる良い棚卸しの機会となりました」とのこと。

そして、何より驚かれたのは、その反響の早さと大きさだったと語る岡本様に、その詳細をお伺いすると、「もちろん、オカモト塾の価値に自信はありましたが、買い手先を探し始めてから苦い経験をしたので、相手にしてくれる経営者はいるのか?と、少なからず不安な気持ちもありました。でも、登録後すぐに10社以上から問い合わせがあり、とても驚きました」と、嬉しそうに微笑まれていらっしゃいました。しかも、TOP面談1社目の候補者様から「是非とも譲渡してほしい。ここで即決してほしい」と熱いラブコールを受けたとのこと。これにも本当に驚かれたそうですが、同時に、その後の商談を進める上での自身と安心感を得られたそうです。

「黒字じゃなくてもいい」同じ業界のトップだからこそ分かる、真の企業価値

TumisuによるPixabayからの画像

そんな形でバトンズを最大限にご活用いただいた岡本様に、最もメリットを感じた点はどこだったのかをお伺いすると「TOP面談が簡単にできるところ」だったとのことで、その理由は「経営者と直接会話ができれば、表層的な数字だけではなく、その奥にある真の企業価値を理解してもらえ、納得度と密度の高い商談が進められるから」であり、事実、面談された買い手様からは、オカモト塾の合格実績を高く評価いただき「この実績が出せるノウハウがあるのなら、黒字でなくても構わない」とまで言われたそうです。

「同じ業界の経営者でなければ、あの言葉は出てこなかったと思います。実績を単なる数字として見るのではなく、それを作り出す難易度も含めて理解していただける方だったからこそ、企業価値を正当に評価してもらえたのだと感じています。もしも、業界のことを理解していない人が斡旋役として間に立っていたら、こんな風にスムーズにはいかなかったはずです。その人の理解が浅いせいで、解ってもらえるはずの価値が伝わらなかったと思うので」とも。

「しかも普通に考えたら、社長のアポを取るのは簡単じゃありません。でも、それが簡単に、しかも早く取れるということは、バトンズが作っているシステムの素晴らしさのひとつだと思います」と、重ねて嬉しいお言葉をいただきました。

M&Aを機に、深く広がった人脈と大きく変わったビジネス観

mohamed HassanによるPixabayからの画像

こうして10社を超える買い手候補者様との商談を経て、オカモト塾の真価を理解してくださる理想のお相手とご成約を果たされた岡本様に、これまで磨きあげて来られたご自身のビジネス観やM&Aを機に変わったという周囲の環境、そこで得た学びや財産とは何だったのかを、最後にお伺いしてみました。

実は岡本様、オカモト塾の経営を始められた当初は、生徒が心地よく過ごせる大きな校舎や豪華な自習ブースを持つことを“善“とされ、憧れたりもしていたそうです。ところが、経営者の視点が強くなるにつれ、「経営上、固定費というものはリスクにつながる悪=最小限に抑える必要がある」と考えるようになったとのこと。「それでも、大きな校舎や豪華な自習ブースを構えたければ、授業料を更に引き上げなければ成り立たないんです。そういう感覚が、2年間の学習塾経営を通じて身に着きました。だから、次のビジネスでは、その学びを活かしたプランを構想しています。ずっと予備校の講師だけをしていたら、この構想には至りませんでした」とも。

また、M&Aを機に得た人脈の広がりは思いがけない財産になったそうで、お断りした買い手候補の方から「別件で一緒に仕事をしませんか?」というお誘いがあったり、IT系の企業様からコラボのお話が持ち込まれたり…と、周囲の環境は大きく変わり、新たな刺激を得られたとのこと。

そんな岡本様に未来の展望をお伺いすると、頭の中に描かれているビジネスプランは非常に詳細化されており、既に事業を前に進められているご様子で、「大変なこともありましたが、経営者という責任を背負い、M&Aという大きな決断を下したことで得たものは大きかったと思います。かつて想像もしていなかったビジネスを、自分が始めようとしているのも感慨深いです」と、嬉しそうに語ってくださいました。

熱いエネルギーに満ち溢れる岡本様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援しております!

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