ノウハウ

2018.10.24

起業家必読!リスクを最小限にして起業する方法

▼起業を志す人の胸の内には、利益の追求や夢の実現など、さまざまな思いが渦巻いていることでしょう。

しかし、起業における成功率は決して高いとはいえません。独創的なアイデアだけで大成功するのは、いわば宝くじで当たるようなものです。そもそも起業にはさまざまな課題があります。起業家はそれらを乗り越えつつ、いかにリスクを抑えるかを考えて、実行してゆくことが必要なのです。

そこで今回では、リスクを最小限にして起業する方法について考えてみたいと思います。

 

起業はリスクを伴いますが、下振れ(倒産など)リスクは小さくすることもできるのです

 

日本と世界各国の開業率は?

 

中小企業庁による2018年版「中小企業白書」によると、我が国の開業率は4~5%で推移しています。それに対して欧米諸国では、もっとも低いドイツで7%前後、もっとも高いイギリスでは14%を超える水準で推移していることが確認できます。

また、廃業率の方では、我が国の廃業率が4%を下回る水準で推移しているのに対して、欧米諸国では、もっとも低いドイツで7%前後、もっとも高いイギリスにおいては11%で推移しています。

このように、各国と比較すると日本は開業率、廃業率、双方ともに低いです。その中で開業されたビジネスがどの程度の期間を経て廃業されているのかについては、さまざまな解釈がありますが、開業後1年で3割近くが廃業し、開業後5年で6割近くが廃業するというデータも存在します。

 

起業のリスクを軽減する方法は?

 

起業の際、アイデアだけが先立って他のことは全ておろそかになっている人は思いのほか多いといえます。特に問題が生じがちなのが開業に伴う資金繰りです。このリスクを減らすには、なるべく初期投資を抑えることが肝心です。

ビジネス経験が乏しいうちに多額の資金を投じて大規模な店舗などを作ってはみたものの、思うように売上があがらないことは往々にしてあり得ます。その場合、やがては借金の返済に追われ、事業の成長を考える暇もなく、最悪の場合倒産を余儀なくされることとなります。このようなリスクに対応するには、たとえば店舗であれば、居抜き物件を活用するなどして初期投資を抑えるといった方法もあるでしょう。

リスクを減らすには、設備投資に限らず、過剰な在庫を持たなくてよいビジネスを選択するという方法もあります。自分のスキルを提供するサービス業、経験や知識をもとにしたコンサルティング業、販売できたときだけ商品仕入が発生する販売形態や代理点ビジネスなどはこの部類に入るでしょう。

 

リスクを低減するための少額M&A

 

起業のリスクを低減する方法の一つとしてM&Aの活用も考えられる。M&Aは企業の買収、合併というイメージが強く、小規模事業者や個人事業主、ましてや個人でこれから開業しようという方とはまったくの無関係に思えるかもしれない。しかし、近年、M&Aは小規模事業者にも広く活用されているのが実情である。

そもそも大企業がM&Aを活用する理由の一つとして、M&Aは、自社で新規にビジネスを立ち上げるより短期間に、リスクを抑えながら、事業を安定軌道に乗せられるためである。同様に起業においても、この利点を活用しない手はない。

現実的な話として、数百万円程度の資金で買うことのできる会社や事業はたくさん存在する。同じ数百万円をかけて店舗を新装したり、フランチャイズに加盟したりするのであれば、その資金ですでに稼働しているビジネスを購入するという選択肢があっていいはずですよね。

そして実際、後継ぎ不在に悩む会社と新たに起業を目指す若者との間で、双方にとって幸せなM&A取引が数多く成立しているのである。行われていることはM&Aなのですが、これまでのM&Aのイメージからはかけ離れているため、後継ぎマッチングとか、引き継ぎ起業などと言ったりすることもあります。

 

具体的なM&Aのアクションは?

 

それでは、どのようにしてM&A(引き継ぎ起業)の対象となる事業を探せばよいのでしょうか。一番の方法は売り案件情報を豊富に持っているマッチングサービスで情報を閲覧したり、交渉の進め方なども指南してくれる士業事務所や金融機関等などのアドバイザーから情報を得ることです。

M&A(引き継ぎ)の手続を進めるためには専門的な知識も不可欠ですが、まずはどのような事業が引き継げるのか、具体的なイメージをつけることも重要です。手続きを進める段になった際に、アドバイザーに相談できるサービスもありますので、自分はいくらくらいの初期投資ができるのか、どんな事業であればアイデアを出せそうかなど、自分の中である程度イメージができるようになると、いざ売主と面談、交渉となったときに筋の通った話ができるでしょう。