ノウハウ

2018.10.24

平成29年度の事業承継補助金(最大1200万円)の採択率はなんと93%!

▼知っていますか?意外と大きい、事業承継補助金

こんにちは。日本最大のオンライン事業承継マッチングサイト「バトンズ」の運営人 アンドビズのCEO 大山敬義です。

2025年までの間に127万社が後継者不在という深刻な状況の中、国としても事業承継問題の解決の為様々な取り組みをしているのはご存知のことと思います。
そのうちの一つが、事業承継に関する補助金の制定。

昨年初めて実施された事業承継補助金は、事業承継(事業再生を伴うものを含む)を契機として
①経営革新等に取り組む中小企業
②事業転換に挑戦する中小企業
に対し、設備投資・販路 拡大・既存事業の廃業等に必要な経費を補助するというもので、①で100万〜200万円、②の場合は100万円〜500万円するというものでした。

結果はといえば、応募総数517件に対し採択総数は65件。
つまり採択率は約12.6%の狭き門で、期待された割にはちょっと残念だった感があるのは否めません。

だから気合いを入れたわけでもないでしょうが、今年度の事業承継補助金は大きく変貌を遂げました。


総予算額は50億円に大幅アップし、更に同族での事業承継を対象とした『経営者交代タイプ』とM&Aによる第三者承継を対象とする『M&Aタイプ』の2つに分けられ、明確にM&Aによる事業承継についても補助金を受けられるようになったのです。
しかもM&A型の場合補助金額も450万円〜1200万円と大幅に増額されました。

今年の補助要件は以下の通り。

1. 平成27年4月1日から、補助事業期間完了日(最長平成30年12月31日)までの間に事業再編・事業統合を行った又は行うこと。
2. 取引関係や雇用によって地域に貢献する中小企業であること。
3. 経営革新や事業転換などの新たな取組を行うこと。

巷で言われたのが1、2はともかく3を満たすのが結構難しいのではないかということ。
なにせ昨年の採択率はたったの12.6%でしたから、金額の大きい今年は昨年にまして難関となるのでは?特に3の要件に引っかかって大部分が落選するのではと、もっぱらの噂だったように思います。

▼なんと今年の採択率は93%!

さて、そんな今年の事業承継補助金 M&Aタイプは7月に第一次、9月に第二次の公募があり、10月17日に採択の発表がありました。

第一回公募(7月)の採択結果
https://www.shokei-29hosei.jp/docs/pdf/adoption_type01_2.pdf

第二回公募(9月)の採択結果
https://www.shokei-29hosei.jp/docs/pdf/adoption_type02_2.pdf

注目の結果は、応募263件中、採択は245件。

なんと採択率93%で、確かに期間は短く手続き煩雑だったものの、申請されすれば受給できるチャンスは、相当大きかったのです。
こうなると、どうせ通らないかと申請を躊躇した人には相当悔しい思いをした人もいるのではないでしょうか。
因みに、残念ですが、今年度の事業承継補助金は予算を使い切った為追加の募集はないとのことです。

勿論私たちでお手伝いした企業の中にも、当然、無事補助金を手にした企業がありますが、来年度も同様の予算処置がなされる可能性は高いのではないかと思います。

最近、M&Aによる事業承継を行ったり、あるいはバトンズのようなサービスを使って近日中に行う予定がある企業は、次回の公募の情報には要注意ですね。

(執筆)

オンライン事業承継・M&Aマッチングサイト

運営人 アンドビズ株式会社代表取締役
大山 敬義

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