茨城県つくば市で行列のできる街のパン屋さんがあとつぎ募集中！

＊記事の内容は2024年10月2日公開時点のものです。最新情報や詳細情報は交渉内で確認してください。

◇茨城県つくば市で行列のできるパン屋さんのストーリー

これまでコンビニのオーナーやスーパーの店員といった小売りのお仕事をされてきた山田さん。自分でも何か食品を作って販売していきたい、お店を持ちたいと考えていく中で「毎日の食卓においしいものをお客様に提供したい」という思いから、2019年1月17日にフランチャイズで食パン専門店をオープンされました。

商売的にはパンは利益率が低いというところがありますが、美味しい食パンを作ることでお客様に喜んでもらいたいという気持ちで、冷凍の生地は使わず毎日一からパンを作るなど、とても誠実にお仕事を続けてこられました。食パンブームに後押しを受けたこともあり、オープンから半年ほどは整理券を配らなければならないほどたくさんのお客様に来ていただいていました。

山田さん：「やっぱり『美味しい』『これまでパンが嫌いだった子どもが好きになった』『ここのパンしか食べられない』といったお声をいただいたときは本当に嬉しかったですね。」

お客様の主な層は50代以上と年齢層が高めでしたが、フランチャイズ元から食パン以外のパンの販売の許可が出たため、ここ1〜2年はクリームパンやホットドック等20種類ほどの惣菜パンも販売し始めました。すると、近隣の大学の学生さんや子供たちの来店も徐々に増えていきました。

しかしながら、食パンブームが下火になったことや2019年末から流行した新型コロナウイルスの影響による食パンのお土産需要の低迷、消費控えなどの社会情勢の影響や、それに伴う販売方法変更・店舗改装の必要などが発生したことで2024年6月11日から休業を行い、お店を譲る決断をされました。

◇経営のポイント

・パンの種類を多めに揃えておくことが必要

フランチャイズの食パン専門店としてオープンしたため、最初は食パンのみの販売で9時30分から営業を開始していましたが、近隣に筑波大学があることや、隣に児童福祉施設があること、交通量も多い道に面していることから、営業時間を広げたり販売するパンの種類を見極めたりすることで、集客が見込め売り上げを上げられる余地があります。

これまでフランチャイズの食パン専門店として看板を出していた影響で、惣菜パン等の販売を始めても、食パン以外のパンを求めるお客様への周知が難しいと感じていました。そのためそこの層への周知をすることでこれまで以上の集客が望める可能性があります。フランチャイズの食パン専門店というよりは一般的なパン屋さんとして多くの種類をそろえて販売される方が幅広い客層の方が来てくださる可能性が高いです。

・2名で作って2名で販売が可能

これまでアルバイトなどは雇わずご夫婦2人でやってこられていますので、最少2名でお店を回していくことが可能です。お店の内装を変更し、お客様自らが商品を選んでレジまで持ってきてくださるセルフ方式を導入することでより負担なく営業することが可能となると思われます。

・SNSなどの販促に力を入れると集客が望める

Instagramのアカウントはありましたが、ご夫婦で製造から全てやられていたことや、新型コロナウイルスの流行でチラシを打つタイミングを逸したこともあり、これまで販促をあまり行うことができませんでした。そのためチラシ配りや、SNS運用に力をいれることで、近隣の方など今よりも多くのお客様にお越しいただける可能性が大いにあります。

◇あとつぎの募集要件

・パンを作るのが好きな方

これまでパン屋さんなど飲食店で勤務されたことのない未経験の方でも、パンを作ることが好きな方であれば大丈夫です。ただ、パン作りは生地の膨らみや水分量など見極めが難しいポイントが複数あります。そのため、多少でもパン作りの経験がある方や調理等の専門学校をご卒業されている方のほうがお店を切り盛りしやすいと思います。

・個人でも法人でも引継ぎ可能

これから独立してパン屋をはじめたい個人の方でも、法人の方でも大丈夫です。山田さんが使用してこられた備品をそのまま引継ぐことができるので、同業の方のほうが望ましいですが、新しくパン屋を手掛けたい法人様でも引継ぎは可能です。

山田さんと同じ食パン専門店のフランチャイズでお店を続けていきたいということであれば、フランチャイズ元の本部に確認の上、約50万円の加盟金を支払うことで継承が可能かと思います。詳しくはフランチャイズ元に確認が必要です。もし加盟された場合は、数週間の研修の受講、食パンのレシピの提供やバターやマーガリン、小麦粉などの仕入れ先の斡旋があります。

◇あとつぎになる魅力

・交通量が多い大通り沿いの立地

お店は集合住宅の１階にあり、人目に付きやすいわかりやすい場所にあります。近隣には筑波大学があり、周辺にアパートも多く立ち並び、また新しく一軒家エリアも近くにできました。自転車などの交通量が多く人通りもあります。

つくば市はパン激戦区といわれ、パン屋さんが多くありますが比較的価格帯が高いお店が多いです。お店がある場所柄から学生など若い人が多いので、コッペパンやドーナツ、ピザなど比較的安価な種類のパンを複数販売し差別化を図ることで売り上げを上げられる可能性があります。また、つくば市は車社会ですので駐車場があるとより集客が見込めると思われます。

・パンが好きで商売が好きな方であれば全て揃った状態で引継ぐことができる

パン作りに必要な型、設備などの備品をすべて引き継ぐことができますので、少ない準備ですぐにでもお店を始めることが可能です。またご希望の方には山田さんが考案されたパンのレシピも引継ぎが可能です。ただし、食パンのレシピの継承に関してはフランチャイズ契約が必要となりますのでご注意ください。

お店のあるつくば駅の周辺は人口も多く、告知の方法や販促の仕方、販売するパンの種類の考案など集客・売上のために工夫できるところがたくさんあります。そういった試行錯誤しながらお店経営を楽しむことのできる方にはぴったりの条件です。

◇茨城県つくば市で行列のできるパン屋さんのあとつぎとしての暮らし

つくば市は茨城県の南西部に位置し、県庁所在地である水戸市の次に人口の多い都市です。年間平均気温が14.9度と温暖な地域で、冬には年に2～3回ほど雪がふる程度です。研究学園都市として発展しており、JAXA筑波宇宙センター、つくばエキスポセンター、産業技術総合研究所などの研究施設があるほか、国内有数の音響効果を持つコンサートホールであるノバホールつくば美術館などの文化施設も充実しています。教育に力を入れており、「教育日本一」を目指すつくば市では小中一貫教育の推進、ICT教育の強化といった先進的な取り組みを行っています。

公園やコストコ、イオンなどの大型商業施設もあり、子育て世帯に人気があるところです。自然と都会が融合した環境で、車で1時間圏内に筑波山や大洗海岸があり、山や海を満喫することもできます。農業も盛んなため地元の野菜や果物、鳥や豚のブランド肉も有名でとてもいいところです。

またつくばエクスプレスを利用することで秋葉原まで約45分と東京へのアクセスもとても良好です。つくば市内にはバスや電車もありますが、道路もきれいに整備されているため、車があればより快適に住むことができます。