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茨城県久慈郡大子町で明治29年創業の造り酒屋「珂北酒造有限会社」があとつぎ募集中!

2025年02月13日

*記事の内容は2025年2月14日公開時点のものです。最新情報や詳細情報は交渉内で確認してください。

◇茨城県久慈郡大子町「珂北酒造有限会社」のストーリー

「珂北酒造有限会社」の創業は明治29年(1896年)。前身となる「齋藤酒店」を始まりとし、現在の齋藤さんで5代目となる老舗の造り酒屋です。造り酒屋は、もともとその地の庄屋や大地主が小作人の納めた米からお酒を造り、販売したのが始まりとされています。江戸時代に始まった酒造り規制である「酒株制度」が、明治政府下において廃止され、新たに酒造免許制度が創設されたことから、酒造免許を取得した年を創業年としていますが、齋藤さんの一族は江戸時代から日本酒造りをされてきました。

明治時代に入り、齋藤さんのご先祖はこれまでの酒屋を一新し近代的な日本酒造りをしようと決意され、“良質な酒には良質の水を”と、水の探求を始め、現在の地に最良の水を探し当て、居をかまえました。それからも代々水にこだわり、最適な環境で日本酒造りをされてきた斎藤さん一族。周りには酒造店の従業員も集まり、新たなコミュニティを築いていきます。

「珂北酒造有限会社」という名前は、那珂川以北にあった3つの郡(久慈郡、那珂郡、多賀郡)を珂北三郡と称していた時代に、その地に根付く酒蔵になるようにとつけられました。「珂北酒造有限会社」を代表する銘柄は「旭桜」。近くを流れる旭川の周辺には立派な桜並木があり、花見がとても盛んでした。花見にはお酒がつきもの。旭川で花見の宴を催す時のお酒にと、製造した日本酒を「旭桜」と命名しました。

昭和40年代後半まで、生協の日本酒製造について、茨城全域を珂北酒造で受託していましたが、水戸市で全国初めてお酒のディスカウントショップが開店した影響で、生協の日本酒製造や、茨城県内の酒屋への販売が厳しい状況となりました。「珂北酒造有限会社」ではその対策として、平成4年から新しく工場見学を通してお酒のことを知ってもらい販売するという方針に転換しました。このときから卸売はやらずに直販のみに販売方法を変更しています。

日本酒の製造は古来より杜氏制度というもので成り立ってきました。東北の雪が降る地方の農家は冬に仕事がなかったため、鉄工所や造船所、酒屋に出稼ぎにでます。日本酒造りは、秋に収穫したお米を買い取り、仕込みをはじめるため、冬場が忙しく4月に酒造りが終わります。そのため、出稼ぎの人が多く仕事にきていました。しかし、近代化が進むにつれて冬でも地元で働けるようになり、杜氏制度が崩壊。そこで齋藤さんは、少ない人数で日本酒を造れるようにするため茨城県産業技術イノベーションセンターと共同で研究し、一人でも日本酒を作れる技術を開発しました。開発に成功した20年程前から、齋藤さん1人で日本酒造りをされています。

「珂北酒造有限会社」のこだわりは手作り。日本酒には齋藤さんが吟味されたお米が使用され、その吟味したお米の味をストレートにいかす手法をとっています。現在、造り酒屋のなかにはAIを用いて製造をしているところもありますが、人の温かさを大事にするのが珂北酒造の良さです。

齋藤さん:「私はお酒の製造から販売までの全てを知ってほしい。日本酒製造工程のパンフレットを用意して工場見学に取り組んでいます。」

これまで日本酒造りに真摯に取り組んでこられた齋藤さんですが、ご年齢のこともありお一人での酒造りが難しくなってきたため、その技術を次代に引き継いでいきたいとあとつぎを探されることを決意されました。日本酒の製造は世界に突出して精度が高く、他では見られない独自の手法で行われています。日本の伝統的な技術を引き継いでいきたいと考えている方は是非ご検討ください。

<日本酒のできるまで>

日本酒は米と米麴、水を原料としてアルコール発酵させて作るお酒です。玄米を白米に精米し、洗米、漬米を経て蒸米にしたのち蒸米を麹室に移動させ麹づくりをし、麹と水を混ぜ合わせたものに酵母、蒸米を加え発酵させ酒母を作ります。そして酒母に麹、蒸米、水を加えてもろみを作り、それに圧力をかけて濾していくことで「日本酒」と「酒粕」に分けていきます。ここでできた日本酒をろ過し殺菌貯蔵し醸成して完成します。

茨城県久慈郡大子町「珂北酒造有限会社」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には

電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/60436
※「詳細情報を問い合わせる」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。

 

◇経営のポイント

・工場見学を受け入れることによって、集客している

現在年間で約100~150団体くらいの工場見学を無料で受け入れています。旅行会社や個人から直接電話で予約が入ってきます。工場見学について特段営業活動はしていませんが、口コミやホームページをみてお客さんがきてくださっています。見学に来てくださったお客さんが直接日本酒造りの流れを体験することで、購買意欲をかき立て購入に繋がっています。日本酒の製造を見学できる施設は全国的にも数が少なく貴重な場所となっているため、今後も日本酒の良さを知ってもらうためにも続けていくことがポイントです。

 

・製造と販売のバランスが重要

酒屋が廃業するきっかけとして多いのが、製造を担う職人と販売を担う営業のバランスが崩れることです。どんなにいいお酒を製造しても販売力がなかったら売上をあげることができず、営業だけに力を入れてお酒の質を落としても、結果売上が下がり破綻します。製造と営業、両方のバランスを取って経営をしていくことが非常に重要です。

 

◇あとつぎの募集要件

・齋藤さんの意思を継いでくださる方

現在日本酒を作れる技術をもった人材が減少しています。齋藤さんのもつ技術やノウハウを継承し日本酒を作っていっていただける方にお譲りしたいと考えています。日本酒造りにおいては、コンピューターやAIの技術を駆使して製造されている物も販売されてきていますが、今後も伝統的な手法で作り続けていきたいという思いを持った方をお待ちしています。

 

・すでにお酒の生産をされている同業の会社や、会社経営のご経験がある方

長年日本酒造りをされてきた齋藤さんの技術を惜しみなく伝授していただけます。しかし複雑な工程や難しい点も多くあるため、複数の人数に工程を分散して覚えていただくことをおすすめされています。また、量産しようと思うと従業員が3~4名は必要になるため、経営のご経験がある方にマッチしています。会社名や銘柄を残していっていただけると嬉しいですが、相談により調整は可能です。

 

◇あとつぎになる魅力

・清酒(日本酒)の酒類製造免許は新規取得することがほとんど不可能なので、日本酒の製造販売をやるためにはM&Aしか手段がない

現在日本では国内における需要と供給のバランス調整のため、日本酒の製造免許の新規発行は認められていません。日本酒の製造免許の数は最大で約4,000と非常に多くの場所で日本酒が製造されていましたが、その後の戦争や震災を経て多くが廃業に追い込まれ、現在免許を取得しているのは1,800社ほどに減少しております。しかしながらこれでも供給過多とされており、今後も日本酒の製造免許が新規で発行されることは当分ないと考えられます。

日本酒は海外でその人気を高めており、外国人観光客や他国で大きな評価と需要が巻き起こっています。さらに日本酒を含む日本の「伝統的酒造り」が2024年12月5日にユネスコの無形文化遺産へ登録されました。伝統的な酒造りを継承し日本酒を作りたいと考えていても、新規取得はできませんのでまたとない機会です。

 

・水や環境が良い場所をそのまま引き継げる

茨城県久慈郡大子町という最高の環境で酒造りの事業を継ぐことができます。温かい地域ではアルコールになるスピードが速く、お米の味がない日本酒になってしまいます。その点大子町は日本酒を製造するのに適した気温と、齋藤さん一族が探し求めた素晴らしい水源がある土地です。この地では大吟醸の醸造に40日ほど、純米酒であれば10~20日で製造できます。醸造期間が長くなればなるほど、液体にお米のエキスが浸透し香り高い日本酒が出来上がります。

茨城県久慈郡大子町「珂北酒造有限会社」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には

電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/60436
※「詳細情報を問い合わせる」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。

 

 

◇茨城県久慈郡大子町「珂北酒造有限会社」のあとつぎとしての暮らし

茨城県の最北西部に位置し、北は福島県、西は栃木県に接しています。町の約80%は山岳地で、山あいから数多くの中小河川が流れ出し、町の中央部を縦断する久慈川に注いでいます。日本三名瀑の一つである袋田の滝をはじめ、豊かな自然に恵まれており県内最高峰の八溝山、久慈川の清流、奥久慈温泉郷など観光資源が豊富で県内有数の観光地です。一年を通して様々なイベントが行われており、外大野しだれ桜祭りや花火大会、特産品である奥久慈大子りんご祭りなど素敵な催しが開催されています。バスなど公共交通機関はありますが車が生活の基盤として必要となります。

〇茨城県久慈郡大子町への移住に関しては下記のホームページをご確認ください。
「移住を検討されている方へ|大子町公式ホームページ」https://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/dir003270.html

 

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