*記事の内容は2024年7月23日公開時点のものです。最新情報や詳細情報は交渉内で確認してください。
茨城県日立市「モモタ電気サービス」のストーリー
1997年9月1日、茨城県日立市で船舶用の電気・電子機器の販売・修理を行う「モモタ電気サービス」はスタートしました。元々は古野電気株式会社という船舶用電子機器メーカーへお勤めだった百田さん。三崎、銚子、八丈島の営業所で勤務され、八丈島の事務所をたたんだのち、日立市の営業所へ配属となりました。
しかし紆余曲折あり、日立市の事業所もたたむことになります。会社からは銚子の営業所へ異動し日立市の担当となるよう打診されます。異動先では、機械の取り付けや修理をするサービススタッフとしての仕事に加えて営業職も担う必要がありました。
サービススタッフとしての仕事に加え営業も自分で行うのであれば「サラリーマンとして働く」のも「自分で事業をやって一気通貫でお客様と向き合う」のも一緒だと考えた百田さん。日立市のご出身であった奥様の後押しもあり、起業されることを決められました。最初は慣れない社長業に大変苦労されたといいます。
「モモタ電気サービス」は一言で表すと「船の電気屋さん」。船に魚群探知機や安全に航行するためのレーダー、無線機などをつける仕事です。「モモタ電気サービス」では、船の電気関係の工事と電子機器の販売・設置を行っています。
百田さん:「難しい故障を修理して直った時には充実感がありますね。ご案内した電子機器をお客様が使いこなしてくれて、『助かったよ、魚獲れたよ』と言ってくれた時は嬉しいです。」
今回、百田さんがあとつぎを探そうと思われたきっかけは、2つあります。1つ目は、専門的な業界で事業者数が少ないうえに高齢化が進んでいるため事業承継は急務であると感じ、M&Aを優位に進めるためには県内で最初に取り組まなければいけないと考えたためです。このお仕事をしているのは茨城県内で5社しかなく、電子機器の取り扱いをしているのはメーカーを入れても関東で約35社、電気工事業は関東と新潟で約50社と非常に少ない現状です。
このように事業者数が少ないことに加え、どこも後継者が不足しており、茨城県内では百田様が一番お若いとのこと。そのため、あとを継がれた企業様が本腰をいれて取り組むことで、事業規模をさらに拡大していくことが可能であると考えられました。そのためには誰よりも早くあとつぎ探しを始める必要があると思われたそうです。
2つ目は、百田さんご自身もあとつぎがいないということ。このお仕事をするには、個人としての資格と店舗としての許認可が必要になります。ご年齢のこともあり百田さんご自身が、これから後継者を見つけ、資格を取らせ、あとを継がせるということを個人で進めるのは難しいとお考えに。その部分をお譲りした企業様にお任せしたいと考えられています。
百田さんは遅くとも令和10年6月までにはお譲り先を探される予定です。お譲りした企業様に新しく配属された方を教育することも含めて、譲渡後も働き続けていただけるので、新規事業をお考えの法人様は「モモタ電気サービス」の引継ぎをご検討ください。
「モモタ電気サービス」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には
電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/49082
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。
経営のポイント
・一次産業の商慣習に合わせて対応する必要がある
海を相手にする仕事なので、一次産業ならではの商慣習がある取引先もあります。100万円を超える取引でも掛売になるケースがあり、信用取引のような形で柔軟に対応していく必要があります。
・売上をキープするためにお客様のスケジュールに合わせたサポートが必要
お客様の朝が早い産業なので柔軟な対応が求められ、場合によっては朝3時にお客様先へ伺う必要があります。しかしながら、技術の発達により機械の故障率も下がってきており、対応が必要なケースは減ってきているのが現状です。今後は業界自体も変革が求められていくので、時間をかけてサポート内容の変更をしていくことも考えられると思います。
・財務的な引継ぎを丁寧に行う必要がある
売掛・買掛などの整理に3ヶ月〜半年程度の引継ぎ時間がかかる可能性があります。引継ぎの交渉が進んだ場合には、百田さんとご相談の上で現在の取引について整理していただきますのでご認識ください。
あとつぎの募集要件
・法人の新規事業目的に買収いただきたい
百田さんは法人様で<事業内容を広げたい>というところに引継ぎたいとお考えです。業界全体としてあとつぎが不足している今だからこそ、今後多くの人材を企業として育て、一事業として大きくしていってほしいと思われています。
引退後のセカンドキャリアとしての引継ぎを考えていらっしゃる方は、あまり期間を空けずに事業承継を繰り返す形になってしまう可能性があるので、お譲りが難しいかと思います。
・個人の資格と店舗としての許可や登録の取得が必要になる
「モモタ電気サービス」のような電装認定事業所として仕事をするには、一般社団法人日本船舶電装協会に入会し、「船舶電機ぎ装工事」、「GMDSS設備の整備」及び「航海用レーダー等の装備及び整備」といった複数のライセンスの取得が必要となります。
これら国のライセンスを取得するには人員、施設、器具・備品類、実績という4つの要件を満たす必要があります。その中のひとつの人員の要件として、一般社団法人日本船舶電装協会による各種資格試験に合格した資格者を擁することが必要です。
上記の4要件を満たしていれば、事業譲渡後「モモタ電気サービス」のもつ電装認定事業場の証明書の書き換え申請を行うことでライセンスを引継ぐことが可能です。
あとつぎになる魅力
・日立市という自然に囲まれたロケーションで働くことができる
法人様でも海に興味があり海が好きな方には最高のロケーションになります。日立市は海、山、川が揃い自然に囲まれた土地で、法人で引継がれた場合に担当者様が働かれる時に魅力を感じやすい場所です。東京からは1時間半程度になりますのでアクセスも良好です。
・これまでの顧客を引き継ぐことができる
ニッチな産業であり、業界全体として若い方が少ない産業です。今までお付き合いのあった約300社の引継ぎが可能です。年末は280本近くのカレンダーを取引先へお送りしている状態です。
日本は四面を海に囲まれており、資源が乏しいため資源の輸入と製品の輸出が国の産業と経済を支えています。 その物資の輸出入のほぼすべては船舶によるもので船舶の電装設備、航海用レーダー、GMDSS 等の分野は、人間の身体にたとえると血管や神経等の最も重要な器官に相当します。それらを取り扱うお仕事ですので、今後も工夫次第で顧客を増やしていける余地があります。
「モモタ電気サービス」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には
電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/49082
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。
茨城県日立市「モモタ電気サービス」のあとつぎとしての暮らし
日立市は茨城県の東北部に位置し、市内中心部には株式会社日立製作所を始めとした多くの工場がある国内有数の工業都市です。
東は太平洋、西は多賀山地があるため、夏は涼しく冬は温暖で、四季を通じて寒暖の差が少なく過ごしやすい地域です。春になると日立市のシンボルであり「市の花」にも指定されている桜が咲き誇ります。日立市には1月中旬に咲き始め、3月上旬に見頃を迎える「日立紅寒桜」があります。短期間で一気に咲き誇るソメイヨシノとは異なり、少しずつ開花し、長い間花が楽しめる大変珍しい品種です。
子育てにも力を入れており、第2子以降の保育料の無償化やランドセル・スクールカバンの贈呈など様々な事業を行っています。また、高齢になっても自立した生活が送れるように、健康運動指導士やシルバーリハビリ体操指導士による体力・筋力アップ運動などを通して、高齢者の健康づくりを推進しています。
第三次救急医療を担う日立総合病院を中心に、救急医療体制の整備・拡充と、かかりつけ医の支援など地域医療の中核を担う病院の機能強化を図り、誰もがいつでも適切な医療を受けられるような環境づくりに取り組んでいます。
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