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テントサウナのレンタル事業を譲渡!M&Aは、事業の可能性が広がる出会いがある

2023年07月26日

テントサウナのレンタル事業「トトノイキャンプ」を運営する久保様は、この度バトンズを通じて事業譲渡に至りました。「サウナ×キャンプの爽快感を広めたい」という想いでご友人と事業を立ち上げた久保様が、どのような経緯で事業検討に至り、実際の譲渡に進まれたのか。今後のキャリアビジョンとともに、詳しくお話を伺いました。


 

譲渡側
事業名 トトノイキャンプ
業種 レジャー関連・EC
拠点 神奈川県
譲渡理由 イグジット

 

 

譲受企業
区分 個人
業種 公務
拠点 神奈川県
譲受理由 起業・副業

 


フリーランスとして働く傍ら、趣味のテントサウナ事業をスタート

ご友人に誘われたことをきっかけに始めた、テントサウナのレンタル事業。元々サウナやキャンプが好きだったという久保様は、いちユーザーとしてテントサウナを借りる機会があり、この事業を自分たちにもできるのではないかと思い始められたそうです。

フリーランスのマーケターとしてSEOやオウンドメディアを中心とするWebサイト集客の仕事に携わっていた久保様。Webサイト運営やSEO集客など、本事業を展開する際にも、そのスキルや知識を存分に活かしていました。

本事業のWebサイトは、Googleの検索エンジンに高く評価されており、テントサウナの関連キーワードで上位表示されることで、継続的に予約獲得に繋がっていたそうです。一方、テントサウナをレンタルするという事業には、さまざまな苦労点もあったと久保様は話します。

「テントサウナの事業を行う中で大変だったことは、発送処理です。非常に大きな荷物を発送することになりますし、お客様がキャンプに行く前日に自宅に届くように調整する必要があるので、慣れないうちは苦労しましたね。

また、お客様対応にも細心の注意を払っていました。なぜなら、テントサウナは火を扱うので、火災や一酸化炭素中毒などの危険があるからです。安全チェックシートやマニュアルを作り込むなど、どのようなコミュニケーションであれば安全に使っていただけるかをいつも考えていました。」

そんな久保様が事業譲渡を検討し始めたのは、2022年11月ごろ。フリーランスとして活動していた久保様が、会社員としての次なるキャリアへと進む決断をしたことで、事業に割くリソースが無くなることを懸念しての判断でした。

自分たちにはできなかった、事業の可能性を感じさせてくれる買い手との出会い

事業譲渡を検討し始めた久保様は、まずはM&Aに関する情報収集からスタート。その中でたまたまバトンズが出版している本を読んで、ネットで簡単にM&Aを実現できることを知ったそうです。そこから久保様は、事業譲渡に向けて具体的な交渉へと進んでいきます。

バトンズに登録をして案件を公開してみると、50件以上のメッセージが届いたのだそう。その中から譲渡先を決める際には、事業とのマッチング度合いを見ていたと久保様は話します。

「非常にスモールな事業ではあったので、今後この事業一本でやっていきたいと考えている方には合わないだろうと思っていました。そのため、サウナやキャンプが好きで、まずは小規模でもいいから趣味を仕事にしたいと思っている方に譲りたいという想いがありました。

また、当初はある程度Webサイトの運用スキルがある、もしくはそれを苦に感じない方が望ましいと考えていました。この事業の集客はWeb経由のみだったので、ある程度Webサイトの運用ができる方じゃないと、今後の事業継続は難しいと思っていたので。」

最終的に譲渡された先は、地方自治体の職員として約30年務め、公民連携や中山間地域振興、まちづくり事業推進など様々な分野の業務に携わってきた大谷様。自分たちでは実現できなかった販路開拓が、この方ならできるかもしれないという期待を感じての譲渡でした。

「自治体の職員として中山間地域の振興を進める際には、キャンプ場とも連携をしていたとおっしゃっていたので、これまでの経験を事業に活かしていただけるのではないかと感じました。

テントサウナがキャンプ場に常設されていたら、ユーザーにとっても便利だと思いましたし、運用コストもかからない分売上にも繋がるなと感じました。それを実行するスキルや人脈は、自分たちにはなかったので。

これまでは、Webのみを集客チャネルとして事業を運営してきましたが、地域やキャンプ場と連携することができれば、新たなチャネルから大きな集客が見込めそうだと思いました。これまで人脈やリソース不足で諦めていたことも、大谷様であれば挑戦できると感じ、自分たちが立ち上げた事業を伸ばしてくれるのではないかと期待しています。」

事業に対する想いから、「譲渡後も買い手様をサポート」

譲渡実行後、今後の事業拡大も見据えて大谷様と連携して進めていたという久保様。今後事業をより伸ばしていくために、現在の集客手法で力を入れていることの共有や買主が今後どう伸ばしていくのが良いかの提案、運営上問題に発展する可能性があるものを全て洗い出して共有をしていました。

その根底にあったのは、譲渡後も買い手様に事業を伸ばしていってほしいという想い。そのためにも、過去にあったトラブルや、使用上危険だと感じる行為など含め、できるだけ全ての運営ノウハウを共有できるように心がけていたそうです。

「テントサウナはやはり危険性を伴うものなので、これまでずっと『お客様に安全に使ってもらえること』を第一に考えて事業を進めてきて、使用マニュアルもかなり作り込んでいました。もちろん、テントサウナは楽しいものではありますが、危険性も表裏一体であるということを意識して、事業を推進してほしいという思いがあります。

事業を完全に譲渡した今でも、大谷様から相談したいという連絡が来たら対応していますし、この前は一緒に食事に行って、プライベートでもお付き合いがあるくらい良好な関係を築けていますね。」

M&Aを通じて広がった、事業戦略の新たな選択肢

今回の事業譲渡が初めてのM&Aとなった久保様。M&Aを行う前は、監査対応や書類の提出などに追われることを想像していたそうですが、株式譲渡ではなく事業譲渡だったということもあり、想像していたよりもシンプルに物事が進んだそうです。

M&Aを終えてみて、その難しさや可能性について久保様は以下のように話しています。

「金額面の交渉は、M&Aにおいて難しい部分かなと感じました。売り手側からすると高く売りたい、買い手側からすると安く買いたいというギャップがあるので、お互いが納得する金額にすり合わせていくのは難しいところです。

ただ、せっかく自分が作ってきた事業を潰してしまうのは、寂しいですし勿体無いとも思うので、ぜひ皆さんにもM&Aを検討していただきたいです。中でも、自分たちでは実現できなかったことを体現してくれそうな先が見つかり、事業の可能性が広がっていくのは、M&Aならではだと思います。

自分たちでいうと、買い手が自分たちにないリソース(人脈など)を持っており、これまでにないチャネルを開拓することができるかもしれない。だから今後どう事業が伸びていくのかを見るのは楽しみですし、ワクワクしますね。」

無事に事業を譲渡された久保様は、現在はマーケティング関連の会社に入社され、その領域で自身のスキルを磨いておられます。今後は、買い手としてM&Aを駆使して独立する未来も、選択肢として考えられていると言います。

「いずれは独立を考えています。今回のM&Aを経験して、事業を始めるときはM&Aという手段もあるんだという気付きを得ることができました。ゼロから自分で事業を立ち上げるとなると、基盤を構築するだけでも大変なので、次に独立するときにはM&Aで事業を始めることも検討したいと思います。

M&Aは、1を10に伸ばせる方に向いている手段だと思います。僕はこれまでの経歴上ゼロイチよりも1→10の方に携わってきたので、事業を始める際はこういう選択肢もありだなと思いました。」

次なるキャリアを見据えて新たなステップへと進まれた久保様。

久保様のますますのご活躍とご発展を、バトンズ一同心より応援しています!

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