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CBD販売事業で学生起業。世の中の潮流にのり、伸び盛りの事業を譲渡された背景とは

2022年12月08日

現在、学生として勉学に励みながらフリーランスとしても活動している戸田様(仮称)が今回譲渡されたのは、若者を中心に人気のあるCBDリキッドを販売するオンラインショップの運営。集客はSNSのみで行っており、1300人を超えるTwitterアカウントと共に譲渡されました。業界としても伸び盛りで、かつ事業自体も順調に伸びている中で譲渡を決断された背景とは何だったのか。スタート時の心情等と併せて詳しくお伺いしました。

 


 

譲渡企業
スキーム 事業譲渡
業種 小売業(EC)
拠点 東京都
譲渡理由 後継者不在

 

 

譲受企業
区分 法人
業種 IT
拠点 東京都
譲受理由 新規事業への参入

 


ブルーオーシャンでビジネス展開。自身で手が回らなくなるほどの好調さから、譲渡を決断

Photo by iStock-1250579263

戸田様がCBD*リキッドのオンラインショップを開設したのは、2022年の3月ごろ。戸田様のお知り合いの方が同業の事業を運営しており、もともとはその手伝いをしていたのだそう。そこでノウハウ等を学んだことがきっかけで、自身でも事業をスタートすることとなりました。

* Cannabidiol(カンナビジオール)の略称。大麻などからとれる植物由来成分で、ストレス軽減やリラックス効果を得られる。

「今年の3月に事業を始めたのですが、思いのほか事業が伸びて本業が疎かになってしまっていたので、売却する決断をしました

私が事業を始めたときには、CBDリキッドを販売しているところはまだまだ少なくブルーオーシャンの状態だったので、始めた時期がよかったんだと思っています。特段、自分の運営スキルで事業が伸びたというよりも、需要過多になっている業界にうまく入り込めたという感じですね」と謙虚に話す戸田様は、本事業を始めるまではCBDに関する知識もほとんどもっていなかったそうです。

事業を運営しながら自身でCBDの勉強を始めたという戸田様に、事業をスタートしてから譲渡するまでに苦労された点についてお伺いすると

「CBDリキッドを自分で作って販売するんですが、最初はマニュアル通り、教えてもらった通りに配合してもなかなかうまく作れず、不良品がたくさん出来てしまったりもしました。製品として販売できるようになるまでが、一番大変でしたかね」とのこと。

そこで腐ることなく製品開発に時間をかけて取り組んだことで、想像以上の売り上げをあげることに繋がります。

その結果、自身で手が回らなくなり、事業を手放すことを早急に考え始めた戸田様。もともと知っていたM&Aプラットフォームで譲渡をしようと、口コミサイトでの評価を見てトランビとバトンズの2社に掲載を申込。審査の通ったバトンズで買い手先を探し始めました。

 

スピード重視で買い手探し。譲渡先は、業態の特殊性も理解を示してくれたお相手

Photo by Headway

譲渡先を選ぶ中で基準としていたことは、希望金額のマッチに加えて譲渡までのスピード感だったと話す戸田様。とくに、本業に手が回らなくなっていたことが譲渡の理由だった戸田様にとって、スピード感をもって交渉を進められるかどうかは、重要なポイントでした。

「事業として一人でやっていて、製品作りや梱包作業、発送作業も自分でやっていました。急ぎの発送作業が発生したりする場合には、バイトで何人かに手伝ってもらったりもしていましたが、どうしても都合が合わないこともあって。このままじゃお客様にも迷惑がかかるし、続けるのは難しいなと思い譲渡を決断しました。」

そうして掲載した本案件には、40件を超えるほどの交渉依頼が入りました。その中から、数名の方と面談をされた戸田様が最終的に譲渡先として選んだのは、デジタルマーケティング会社のA社でした。譲渡を決めた理由について、戸田様は

「提案条件が良かったというのもありますが、面談をした中で一番事業に理解を示してくれたというのが大きかったです。少し特殊な業態というのもあってか、調べれば出てくるような単純な質問をされる方も中にはいましたが、A社の石田様(匿名)は理解しようとする姿勢が強く、こっちとしてもスムーズに交渉を進めることができたので、石田様に決めました」とのこと。

そのほかにも、面談時の感じの良さ、コミュニケーションのとりやすさなども、譲渡決断を後押しした要因となりました。

 

事業売却に確かな手応え。今後のビジネスキャリアに活かしていきたい

Photo by iStock-1286512381

今回が初めての事業売却となった戸田様に、バトンズを使ってみての感想をお伺いすると

「M&Aを実施する際に最も大変なところは相手探しだと思っていて、そこがプラットフォームによって簡単にマッチングできたので、成約までスムーズに運べることができました。

また、正直この事業が売れるかどうかは疑心暗鬼だったので、こんなに応募がくるんだということに驚きでした。その要因が事業の特殊性なのか値段設定なのかは分からないですが、想像以上の反響だったという印象です」とおっしゃっておられました。

事業譲渡を無事に終えた戸田様は、ひとまずは本業に力を入れるそうですが、今回の成功体験を経て、今後も新しいことをできそうだという手応えを感じているとも。

「とくに、今回のように知見がまだ広がっていない業界というのは、それだけで需要があるのかなと感じたので、その経験は今後に活かしていきたいと思っています。また、自分では売れないと思っていても、それを欲している方はどこかにいるかもしれないので、M&Aを考えている方がいたら、まずは登録してみることをおすすめしたいです」と語る戸田様の力強い言葉から、今回の経験を確かな手応えとして実感していらっしゃる様子を受け、今後の更なるご活躍に期待が膨らむインタビューとなりました。

戸田様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!

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