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水戸市に構えるハワイアンレストランを引き継ぎ。経営者としての第一歩を踏み出す

2022年10月18日

会社員として働いていたところから起業し、M&Aによって経営者としての道を歩み始めた佐藤様が引き継がれたのは、茨城県水戸市で20年以上続くハワイアンレストラン。バトンズで交渉依頼をされてから、翌日面談、翌々日に店舗へ足を運び、1か月以内でご成約されたというスピード成約の背景には、どんな理由があったのか。合同会社ハウオリの代表取締役社長である佐藤様に、事業引き継ぎのお話を伺ってまいりました。

 


 

譲渡事業
ジャンル ハワイアンレストラン
業種 飲食業
拠点 茨城県
譲渡理由 後継者不在

 

 

譲受企業
社名 合同会社ハウオリ
業種 飲食店事業
拠点 茨城県
譲受理由 起業

 


サラリーマンから起業。環境による心理的ハードルの低さも後押しに

Photo by StartupStockPhotos

大手飲料メーカーの子会社で、メーカー兼卸しの営業として従事されていた佐藤様は、今回のご成約を皮切りに会社を退職。本案件が決まらなかったとしても、退職して事業を探すつもりだったと話す佐藤様は、経営者として新たなスタートをきる志を既にもっておられ、ベストなタイミングで本事業と出会われた形になりました。

起業を決断された背景について、佐藤様は「ストレートにいうと、収入面が理由です。個人のスキルに比例して収入も上がっていくような会社ではなかったので、“だったら、自分で何か始めようかな”と思うようになりました。私が勤めていた会社の社長は、会社の決算書やPLを見せながら“会社は今こういう状況だ”というのを説明するような方だったので、経営面の知識を身につけることができる職場環境でした。また、私の父親が自営業をやっていたというのもあって、自分で事業を始めるハードルがそこまで高くなかったというのも、起業しようと思えた理由にあるかなと思います」とのこと。

家業については、「父が経営する卸販売業は兄が既に引き継いでいるので、自分が変に関わるよりも、そこは兄に任せてしまった方が良いかなと」とのこと。経営自体に興味があったと話す佐藤様は、父の背中を追うように経営者としての道を歩み始めます。

3年前からバトンズで案件探し。小規模案件でベストな譲渡先を検討

Photo by Life-Of-Pix

事業を始める際には、自己資本100%で始めたいという想いがあった佐藤様は、3年ほど前からバトンズに登録し、小規模案件で事業を探しておられました。

「いくつかのプラットフォームを使って事業を探していましたが、スモールビジネスが充実しているのはバトンズさんだという印象です。特に、3年前と今では案件数もシステムも全然違いますので、バトンズさんを見るのが日課になっていました」とお話いただきました。そんな、長年バトンズをご活用いただいている佐藤様に“バトンズの改善ポイント”などについてお伺いしてみると「使いづらいと感じたことはないのですが、秘密保持契約を結べば買い手が誰でも案件を見れるようになったので、買い手のアクセスがしやすくなった分、売り手側は大変に感じる部分も増えたんじゃないかな、とは思いました」とのこと。

バトンズでは、1案件に平均16.5件のマッチングがあり、その中から求める買い手様を選んでいく必要があります。多くのマッチングが実現できるようになった分、適切な買い手様を選ぶ工数は増えたといえるでしょう。

※交渉相手が多い場合、売り手様一人で篩にかけていくのは負担になるかもしれません。その際には、M&A仲介アドバイザーへお任せするプランが有効です。まずは、バトンズへお気軽にご連絡ください

スピード成約の背景には、過去に決裂した交渉経験が・・

Photo by Honey Fangs

バトンズを通じて今回の飲食事業に出逢われた佐藤様は、すぐに交渉オファーを送り、その翌日にリモート面談。翌々日には店舗に足を運び、ご成約までスピーディに進められました。スピード成約の背景について、佐藤様は「本案件に出会うまでに、14〜15件くらい交渉してきました。過去には、自分が二の足を踏んでいる間に別の方が独占交渉に入られた案件もありまして。ですので、自分が決めた要件を満たしていれば、積極的に交渉へ進もうと決めていました。決裂した経験がなかったら、ここまでスピーディに進めることはできなかったと思います」とのこと。スピード成約の背景には、そのような交渉決裂の経験とアクションプランがありました。

ご成約された事業は、飲食の中でも“ハワイアンレストラン”というニッチな業態。そのことについて、佐藤様は「オーソドックスな店舗ではないことに不安はなく、寧ろ望んでいたものでした。引き継いだお店を2店舗、3店舗とスケールしていくことは特に考えておらず、1店舗を軌道に乗せることが目的だったので、尖った内容である方が他に埋もれてしまうこともないので、逆にプラスかなと考えていました」とのこと。

また、本店舗は20年以上続く歴史あるお店で、スタッフとして20年近く働いておられる方が、譲受後もそのまま残られるとのこと。
「私は店舗運営には関わりますが、現場に立ったり料理を作ったりすることはないので、現場を任せられる人がいて、自走できる状態であることは非常に魅力的でした。そこも、引き継ぐ際に重視していたポイントでしたので」とおっしゃっておられました。

経営者として、今後さまざまな事業展開を構想している佐藤様にとって、長年勤められているスタッフが残られることは心強い後ろ盾となったはず。そういった条件のマッチングも、本成約を進める上での後押しとなりました。

経営の多角化で、変化の激しい社会に耐えうる基盤作りを

経営者としての第一歩を踏み出された佐藤様に、最後に今後の事業展望についてお伺いすると「今回引き継いだのは外食産業ですが、コロナの例のように、外的要因で業界全体が沈んでしまう、というようなことが起こりうることを学んだので、会社としての基盤をしっかりと整えていく必要があるかなと思っています。ひとつの事業が沈んでも、別の事業で支えられるように、経営の多角化を考慮した事業展開をしていければと思います」とお話いただきました。

今後もバトンズを利用して案件探しをしていきたいと話す佐藤様に、次に構想している業種・業態があるかお伺いすると「正直、今はそっちに頭を働かせる余裕がないので、パッとは思いつかないですね(笑)。ただ、今のペースだと1年後くらいには次の事業を考えられるようになるかなと思っていますので、その頃にまた注力して事業を探していきたいと思います」とのこと。

また、「私は、特に“この事業がやりたい”というものがあるわけではなくて、どの事業にも業界特有の面白さがあると思っています。色々経験をする中で、“数字を追いかけるのが好きで、経営すること自体が楽しい”と思えるタイプだと分かったので、業種は特に拘らず、広い視野を持って構想できればと思います」とも。

経営自体が楽しいと笑って話す佐藤様は、経営者マインドを備えた、生粋の事業家でございました。

佐藤様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!

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