製造業(金属・プラスチック)のM&Aなら
案件数・成約数No.1の
バトンズ
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※M&Aプラットフォーム市場における累計成約件数・総登録案件数・成約件数2021~2023年度(見込値を含む)No.1
出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所 2023年発刊「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2023年版】」 (mic-r.co.jp)
出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所 2023年発刊「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2023年版】」 (mic-r.co.jp)
製造業(金属・プラスチック)のM&A案件一覧
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製造業(金属・プラスチック)のM&Aでチェックすべきポイント
製造業(金属・プラスチック)の特徴
本セクターの昨今の課題として、円高、工作機械の高品質化で誰が扱っても同じものができてしまう、人件費の安い中国との競争、熟練技術者の高齢化などが挙げられます。また企業規模が小さく、設備投資の余裕がない、後継ぎがいない企業が多いのが実態です。本セクターの最大の顧客である自動車メーカーは、EV化が進んでおり、部品点数が10分の1になるとも言われており、日本の製造業を支えてきた当セクターは根底から変化の波にさらされることが予想されます。また本業界は、比較的活発にディールが行われており、同業同士よりは、やや近接業界、例えば金属切削がプレスを、というようなディールが多いです。同じ顧客からグループで一括して受注を狙ったり、一部パーツの内製化を狙った動きが見られます。
金型設計・製造
設備、在庫は重要チェックポイントです。設備に関しては、古い設備を高度な技術と職人技で使いこなしている企業が多く、自社のシステムとの互換性があるかどうか注意が必要となります。また、在庫については、既に生産打ち切りとなった製品が存在する場合もあり、資産性の有無の確認が必要でしょう。
金属切削加工
追加発注に備えて、発注量よりも多めに削っているケースもあります。その場合には、棚卸資産として計上されていることが多く、捌けるものなのかどうか、価値の見極めが必要となります。また、土壌汚染物質でもあるトリクロロエチレンを使用して洗浄を行っていた場合には、土壌汚染調査も必要です。
製缶板金
当事業は、特定の企業に取引を依存しているケースも散見されるため、それが譲渡後も継続できるかどうか見極めることが非常に重要です。また、資材を購入している商社が顧客を紹介してくれるケースもあるため、現段階でそのルートを使っていない場合は売上増が見込める可能性もあります。一方、仕入れに関しても、現段階よりコストが下がることで収益性が上がる可能性があります。例えば、鉄の材料は仕入れ量によって価格が異なるため、同業が取得した場合に仕入れ値が下がるケースもあります。その辺りの見極めを行いながら、案件先の将来的な収益力を正しく測るべきでしょう。
金属部品製造・卸売
金属部品製造・卸売業では、機械マニアのオーナーが最新の機械を導入しているといったケースも存在し、結果としてオーバースペックの機械を抱え込むことで償却負担が重くなっている場合もあるため注意が必要です。また、切削の段階で大量に発生する屑鉄の処理方法についても確認すべきです。通常、この屑鉄はスクラップ業者が引き取ってくれるのですが、従業員が業者と組んで横流しをしているケースもあるため、状況を正確に把握する必要があります。
プラスチック射出成型
当事業では、成型機の出力に製造可能な部品の大きさが依存するため、機械のラインナップに注意を払う必要があります。加えて、金型を運ぶための天井のクレーンの荷重が、打てる部品の大きさに制限をかけてくるので併せて確認が必要です。つまり、クレーンの能力をあげても柱が耐えられないケースが生じるということです。また、金型は発注者から支給されることが多いものの、中には自社で金型を保有しているケースもあります。その場合には、償却負担が財務内容を重く圧迫していないかどうか確認すべきです。併せて、多くの場合は金型の保管を依頼されているので、金型保管スペースが他の作業現場を圧迫していないかどうかも確認するポイントとなります。
プレス加工
プレス加工業では加工後に破砕が必ず残りますが、通常の場合、これらはスクラップ業者が引き取ってくれます。しかし、業者と工場現場の癒着によって、この破砕が横流しされている場合もあるため注意を払う必要があります。また、プレス加工の工程では大きな騒音が発生します。工場建設当時は田んぼの真ん中だったのが、近年の宅地開発によって住宅地のど真ん中に位置することとなり、騒音の他、朝夕の大型トラックの出入りなど近所からの苦情が多発しているケースも存在します。よって、周辺環境や周辺住民との関係性を十分に確認することが非常に重要です。
ゴム加工
ゴム加工業は、経験に基づいたノウハウが要となる業界です。よって、社長や工場長が抜けることを前提に、マニュアル化や明文化されていないノウハウを如何に継承するか、そのための万全な体制が組まれているかを確認することが非常に重要です。また労働現場となる工場では、様々な添加物に熱を加えて混ぜたり練り上げたりするため、特に夏場は過酷な環境となります。よって廃棄はもちろん、冷却等の設備がどうなっているのか、作業環境は整備されているのか併せて注意を払う必要があります。
表面処理(メッキ、研磨、塗装等)
環境対策(特に土壌汚染対策)の観点からの確認が重要となります。毒性の高いクロムメッキを使用している場合には、サンプル取得を含む土壌汚染調査は必須と考えられます。また、薬品の保管方法についても注意すべきでしょう。
冶具製造
冶具製造業では、取引先が一点に集中しているケースが散見されます。その場合、既存の取引先工場がいつまで続くのかといった周辺情報に注意を払う必要があります。また、技術者の引き継ぎも非常に重要です。なぜなら当業界は、取引先の懇意にしている技術者や、自社のベテラン社員が細かく打ち合わせをしてジグを納品していくため、強固な人的な繋がりを要するからです。よって、顧客や自社の社員が高齢の場合、彼らが定年退職した場合どのような影響があるのか、しっかりと見極めておくべきです。
バルブ・ポンプ
バルブ・ポンプ事業は、技術力が要になる業種です。よって、技術を持っている人材が高齢ではないか、退職の可能性がないか、仮に彼らが抜けてしまった場合に技術がきちんと引き継がれるのかどうか、十分な注意を払うべきです。また、特定の取引先に依存しているケースも散見されるため、その取引先のプラントの撤収など、周辺情報も確認する必要があります。