工業用繊維のM&A売却案件一覧
工業用繊維事業の特徴 繊維と言うと斜陽産業と言うイメージがありますが、日本で衣料で使われる繊維の比重は30%に過ぎません。残りは本稿で取り上げる工業用繊維などが中心です。その使用分野は非常に広く、例えば自動車の部品の中に織り込まれていたり、建設資材の中に組み込まれていたり、航空機やロケットなど最先端技術の塊のような製品の中にも、強度と軽さを両立させるために繊維が組み込まれていたりします。プレーヤーは世界的な一部上場企業をはじめ中堅中小企業まで様々ですが、業界の裾野、用途が非常に広いため、様々なプレイヤーが存在しています。当業界でM&A案件が出てきた場合、素材産業であり比較的人気があります。製造業全般に言えることですが、お相手が見つかった際には、ぶれることなく早期に成約する傾向にあります。
M&A交渉数:6名 公開日:2024.09.06
【高い技術力と独自ノウハウが強み】建設業、ハウスメーカー向け製品の製造・販売会社
製造業(機械・電機・電子部品)
【高い技術力と独自ノウハウが強み】建設業、ハウスメーカー向け製品の製造・販売会社
売上高
3,000万円〜5,000万円
譲渡希望額
1,500万円
地域
東京都
創業
10年以上
【事業概要】 建設業(工務店)、ハウスメーカー向け製品の開発・製造・販売 ※自社オリジナルの製品です。 ※その他の業種でも臨機応変に活用できる商品です。 ※特定性が高いため詳細は情報提供ルームにてお伝えいたします。 【従業員数】 正社員:2名 アルバイト:1名 【エリア】 事務所:東京都 営業エリア:日本全国 【R5年度 財務】 売上:約5,000万 営業利益:約600万 純資産:約300万 【アピールポイント】 日本で唯一の素材、製法で製造する独自商品を開発、製造、販売しております。 ノウハウがあるため、既存製品だけでなく応用した商品の開発も随時行っており、買い手様の取り扱う商品や業種によっても汎用性があるかと思われます。 【改善点】 開発から自社で行っておりますが、自社で行っているためリソース不足で事業拡大までのスピード感が遅くなっています。 資本力のある会社やリソースに余裕のある会社であれば、事業拡大やクロスセルなどに繋がるかと思います。 【譲渡希望額の根拠】 これまでの累積開発投資額、商品やノウハウの独自性などを鑑みた金額となっております。
M&A交渉数:2名 公開日:2023.09.15
【北陸地方/黒字/設備工場充実】加工糸の製造販売
調剤薬局・化学・医薬品
【北陸地方/黒字/設備工場充実】加工糸の製造販売
売上高
5億円〜10億円
譲渡希望額
2億5,000万円
地域
甲信越・北陸地方
創業
50年以上
・糸加工の製造販売業を行っている。 ・特殊な糸加工の技術を有し、設備工場も充実している。 ・販売先は大手企業を中心に、安定して推移している。
M&A交渉数:2名 公開日:2023.08.07
【創業40年、長年の取引あり】 染色会社
調剤薬局・化学・医薬品
【創業40年、長年の取引あり】 染色会社
売上高
0円〜1,000万円
譲渡希望額
応相談
地域
福井県
創業
50年以上
【事業内容】 長年染色と印刷をしている会社で、設備は工場内で一貫作業しております。 アパレルファションパーツ、店舗消費の販促パーツの製造 ボイラ設備あり、建屋は築12年で新しい。 【強み・アピールポイント】 顧客のニーズに対応した短期製品製造を心掛けている
M&A交渉数:19名 公開日:2022.04.14
重要無形文化財に指定された製織と原糸卸
調剤薬局・化学・医薬品
重要無形文化財に指定された製織と原糸卸
売上高
1,000万円〜3,000万円
譲渡希望額
1,500万円
地域
新潟県
創業
40年以上
【事業内容】 重要無形文化財に指定された製織と原糸卸 【事業の強み】 染め、撚糸(ねんし)などすべての工程を一貫して行うことができます。 【ビジネスモデル】 ・お客様は学校の先生など。退職してから「本物が欲しい」とご購入される等、記念品として特別なものという位置づけ。 ・社員はおらず、職人へ出来高で依頼している(下請け)6名 (7~8割)生糸輸入⇒撚糸(下請け工場に依頼)⇒当社にて卸売 (2~3割)当社にて糸の製造、撚糸、かすり付け、染め(染織)⇒製作 ※反物(たんもの)は世界(ユネスコ)無形文化遺産
M&A交渉数:3名 公開日:2024.10.23
M&A交渉数:1名 公開日:2023.11.21
M&A交渉数:0名 公開日:2024.09.13
M&A交渉数:0名 公開日:2022.06.22
故繊維等の買入・販売
調剤薬局・化学・医薬品
故繊維等の買入・販売
売上高
1億円〜2億円
譲渡希望額
応相談
地域
神奈川県
創業
未登録
【概要】 ・事業内容:故繊維等の買入・販売 ・所在地:関東 ・スキーム:株式譲渡 ・譲渡理由:後継者不在 ・従業員数:36 名(従業員の引継ぎ可) ・希望価格:応相談 【事業概要】 ・故繊維や古紙の買入・販売。一部、金属も対応 ・再利用できる古着は自社の小売店舗にて販売 ・自社で製造するウエスは高品質で評価も高い ・古物商、産業廃棄物運搬、廃棄物再生等の登録 【直近期財務概況】 ・2021 年度 売上高:約 140 百万円、営業損失:約 32 百万円 ・2020 年度 売上高:約 186 百万円、営業損失:約 82 百万円 ・2019 年度 売上高:約 260 百万円、営業利益:約 4 百万円 ・2021 年度は債務超過、負債約 280 百万円 ※本ページの「金融借入金」は短期借入と長期借入を合算した金額になりますため、 実際の金額についてが実名交渉の際にご確認ください。 【備考】 ・創業から 40 年超、得意先も定着しています。 ・工業団地配送ルートあり。 ・仕入→製造→受注→納品と社内で完結できるノウハウがございます。 ・材料の仕入先も確保できております。
工業用繊維事業のM&Aでチェックすべきポイント
1. プロダクト(繊維)の将来性
当業界のM&Aを進めるにあたっては、通常の財務や法務以外にも、技術的な検証が必要不可欠です。当該製品が現在主流であったとしても新素材の開発により陳腐化していないか、最終製品やどのようなものに利用されているかなど、当該企業が製造している工業用繊維の将来性についてきちんと検証する必要があると思います。