公開日 | 2020/06/19 |
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記載者 | 株式会社事業パートナー九... |
中小企業支援
ネットを使った広報戦略はホームページだけではない!
バトンズ認定アドバイザー
認定バトンズDD調査人
「経営改善・事業再生」を専門にしています。企業状況(財務・事業)を的確に把握し、会社の「将来の進むべき方向」を明確にし、有効な策を提案し推進します。
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売上向上支援パッケージ
当社の新サービス『売上向上支援パッケージ』で連携している推進者の一人の「インターネット活用アドバイザー」の「上村 隆」さんに、「成功するWEBマーケティング」について執筆してもらいました。
今回は、第3回目です。
<今回の内容>
SNSを使った井戸端会議は重要な流れ作り。SNSはそれぞれに性格が違います。
◆ もう「ホームページだけ」では厳しい時代
◆ SNSって数百あるって知ってました?
◆ 何を見て欲しいのか?その人達はどこから誘導されるのか?
◆ 閲覧者数と購買者数、どちらが重要ですか?
もう「ホームページだけ」では厳しい時代
昔、ホームページを作れば見られ、売れた時代がありました。今もそんなイメージを持つ人がけっこういるように思います。しかし、それは「過去」の話です。
今はそんなに甘くありません。日夜多くのホームページが生まれています。数多あるホームページの中から、なぜホームページを作るだけで見てもらえると思えるのでしょうか?
見て貰えらないからこそ、過去「検索エンジン最適化(SEO)」や「検索エンジンマーケティング(SEM)」と言うものが流行りました。そして、今でもホームページを作ると、「そういう業者」は目ざとく見つけて「SEOを弊社におまかせあれ」と営業をかけてきます。
よく考えてください。SEOやSEMがそれ程までに凄いチカラを持っているなら、SEO・SEM業者から電話営業などかかってきません。本当にSEOやSEMで集客ができている会社は自ら電話営業など不要なのではないでしょうか?
SEO自体は重要で、製作時に意識して行っておくに越したことはありません。しかし(効果的で意味のある)ランニング的に行うSEOは中小企業がやるにはコストがかかりすぎ、かなりの利益・体力がないと継続できません。(この段階で「安さ爆発」のランニングSEOに手を出してはいけない!と言ってることを察してください。)やるなら社内でノウハウを蓄積しながら取り組むことをおすすめします。(能力的ハードルは低くありません。)
また、SEO対策を行って、検索上位に表示されたとしても、今は簡単には買って貰えなくなっています。
最終目的は「商品が売れること」です。ホームページの閲覧者を増やすことが目的ではありません。
そして、商売の方法はインターネットを使うという事を念頭においても、ホームページだけでは無いということです。
そう、SNSを使うという方法もその一つです。
SNSって数百あるって知ってました?
SNSというと何を連想するでしょうか?インスタグラム?フェイスブック?ツイッター?
実はSNSは相当たくさんあります。というか、定義の仕方でもその幅はさらに広がりますが…。
しかし、SNSはたくさんあれど、それぞれに特性があります。性別や年齢層、嗜好性でもSNSの選択及び使い方が変わり、同じSNSでさえ日本国内と海外事情で変わります。また、単純に無料枠でSNSを使う方法から、有料の広告枠まで使っていくところまで、それぞれの事業に於いて誰にどう見て欲しいかで、大きくその舵のとり方が変わってきます。
ここで重要なのは、自社事業の顧客がどういう人達か、どこまで明確に意識できているかという点です。
何を見て欲しいのか?その人達はどこから誘導されるのか?
例えるなら、超高級車ユーザーに軽自動車を売ろうとしたり、軽自動車のユーザーに絶対買えない超高級車を売ろうとするようなミスマッチが発生してしまうことになります。そして、軽自動車ユーザーと超高級車ユーーでは情報収集先が違うということです。
自社の顧客層が判っていないと、情報発信自体が無駄になり、費用対効果が見込めません。
クルマを例に上げていますが、これはクルマに限ったことではありません。大なり小なりその傾向は様々な分野であるという事です。
例えばクルマはBtoCだから…と思うかも知れませんが、BtoBをイメージしてみてください。大きく業界を変えて精肉卸売業で考えてみましょう。
取引先が高級ステーキ店と食べ放題焼肉店を比較しても同じで、高級ステーキ店に食べ放題焼肉店と同じ肉の営業をするとします。受け入れて貰えるでしょうか?事業ですから当然安いに越したことはありません。日常的に入って出ていくものならなおさらです。しかし、それはそこのお店のお客様が許容する範囲でという事になります。
つまり、購入したい人の「情報源」はどこなのか?という事が重要なキーワードになってくるのです。インスタグラム・フェイスブック・ツイッターをやってる人たちは、そのタイムラインに出てくる食事を思い出してください。同じ場合もありますが、何となく「違うな」と感じませんか?
つまりインスタグラムで情報の発信・収集する人とフェイスブックで情報の発信・収集する人、そして、ツイッターで情報の発信・収集する人は傾向が違っているという事です。
SNSと同じ様に本もそうです。それぞれの情報収集で見る本も違うのです。対象顧客を考えずにむやみやたらに広告を出していませんか?
閲覧者数と購買者数、どちらが重要ですか?
SNSではよくフォロワー数とか友達数が語られます。確かに多いほうが良いのは当然なのですが、もっと重要なのは誰にフォローされたか…です。つまり「質」が求められます。
例えば住宅を売るのに、住宅会社のSNSのフォロワーがゲーム好きばかり5万人集まっていてもあまり意味がありません。住宅を売るなら、これから家を買う可能性の高いアパートなど賃貸に住んでいて、家族がいそうで、そこそこ収入がある人でなければ、たとえ相手が買いたいと思ってくれた所で、買いたいと買えるは別問題なのです。
ゴスロリファッションの服を売りたいのに自動車マニアのフォロワーがたくさんいてもなかなか厳しいという話です。
クルマを売りたいなら、そのクルマに合ったユーザー層、住宅を売りたいなら住宅を建てそうなユーザー層、女性向け服を売りたいなら女性、男性向け服なら男性ユーザーに訴求していく必要があるのです。
数が少なくとも質が高いリストであれば、転換率も上がっていきます(売れる確率も上がります)。
さて、いろいろなSNSの性格に興味は出てきたでしょうか?
自社のユーザーの掘り下げの必要性を感じて来たでしょうか?
もし、「これは、ちゃんと考えないといけない!」とお気づきの方は、何かしらご相談いただけるものと信じて、私の筆を置かせて頂きます。
ご相談・お問い合わせは(株)事業パートナー九州まで
一緒に未来へ進んでいけることを楽しみにしております。