ペット用のトリミング・ホテル・ショップを手掛けるお店として1992年に開業されて以降、「有限会社ペットキャッスル」を30年に渡って経営されてきた代表の島崎様。事業の譲渡先として選んだのは、コンサルティング業の経験を軸に様々な事業の経営、サポートをされてきた「トクリン合同会社」の堀越様でした。長年続けてこられた経営を譲る決断をされた島崎様に、M&Aをされた背景や今後のことについて、お話を伺いました。
譲渡企業 | |
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社名 | 有限会社ペットキャッスル |
業種 | ペット関連事業 |
拠点 | 東京都 |
譲渡理由 | イグジット |
譲受企業 | |
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社名 | トクリン合同会社 |
業種 | コンサルティング業など |
拠点 | 東京都 |
譲受理由 | 新規事業への参入 |
突然訪れた転機。前オーナーから引き継ぐ形で、経営者としての道がスタート
もともと動物が好きで専門学校にも通われていたという島崎様は、学校を卒業したあと四ツ谷にあるペットショップにご就職。その後、勤められていたペットショップが閉店し、お店のオーナーからお声がかかったことをきっかけに、経営者としての道をスタートされました。
「社長に “常連のお客様と共に事業を引き継いでほしい”と言われたところから、自分の家に小さな小屋を作ってお店を始めました。時間とともに少しずつ自分のお客さまも付くようになって、お店も少しずつ大きくしていきました。」
30年に渡って経営を続けてこられた島崎様でしたが、ご自身の年齢のことも考えて経営の引き継ぎを検討するようになったとのこと。店舗の貸出しや居抜きでの場所貸しなど、様々な形での譲渡方法を調べている中で、バトンズのM&Aプラットフォームをお知りになったそうです。
「従業員の今後のことなども考えると、どういう形がベストなんだろう、と色々模索しましたが、最終的にバトンズさんで引き継ぎ先を選ぶのが一番かなという決断に至りました」と話す島崎様。30年という長い間お店を続けてくることができたのは、毎日地道なことを繰り返して、とにかく必死にやっていただけだとのことで、「 “とにかく必死だった”という言葉が一番しっくりきますかね。自分がやるべきことを毎日着実にやったことが、だんだんと形になっていったという感じです。本当は、もっと色々チャレンジしていきたいこともあったのですが、日々の業務に追われてしまって、なかなか取り組むことができませんでした。その辺の厳しさもあって、経営を誰かにお任せしたいと思うようになりました」とおっしゃっておられました。
また、30年続けてきた中での苦労点についてもお伺いすると「人が辞めてしまったときは、一番苦労を感じたときですかね。女性が多い職場ということもあり、結婚や出産を機に辞める方も多いので。人材を埋め合わせするのにも労力がいりますし、従業員の辞める時期が重なってしまったときは、非常に大変でした」とお話しいだたきました。
“お店に新たな風を吹かせてくれる”期待を込めて経営をバトンタッチ
バトンズを通じてM&Aのご検討を始めた島崎様は、経営を任せられる人か、同業でこれまでのやり方と合う人か、どちらかのパターンに当てはまる方を候補として探されていました。
「今働いている従業員の雇用を守りつつ、経営支援をしていただける方であればいいなと思っていました。もし同業の方であれば、お客様とのやり取りや動物との接し方などが、お店と合うかどうかも大事なポイントでした。これまで通ってくださっているお客様のことを考えたとき、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれないので。色々思うことはありましたが、最終的には“実際に会ってみて、良いと思った方に”というふうに考えていました」とのこと。
これまでのお客様やスタッフのことを考えながら引き継ぎ先を探されていた島崎様が最終的に譲渡先として選んだのは、トクリン合同会社の堀越様。「私は経営者という立場ではあったものの、ほとんどの時間現場に出て仕事をしていました。なので、経営者として何かをしていたというよりも、“現場で培ってきたスキルや経験で商売をしてきた”という感じが強いです。私もまだまだやりたいことが沢山ありましたし、経営としてのノウハウを持った方に引き継いでいただけたら、お店も良い方向に進んでいくのかな、と思いまして。堀越さんには、経営者として新しい風を吹かせてくれるような方なんじゃないかなと感じて、引き継ぐことを決めました」とおっしゃっておられました。
経営を引き継ぎ、今後は新たな事業にもチャレンジ
経営を引き継ぎされた島崎様は、今後は現場に専念して仕事を続けられるとのこと。まだまだやりたいことが沢山あるとおっしゃっていた島崎様に、最後に今後の事業展開についてお伺いすると「これまでトリマーとして美容を専門にやってきていたのですが、“もっとこうしたらお客様に喜んでいただけるんじゃないか?”と思うことが常々ありました。まずは、一歩目としてドッグマッサージの資格をとって、お店で展開していこうと思っています。そしてそれをトリミングに活かして、より深くお客様とコミュニケーションをとる機会にできればと思います。」とお話いただきました。
経営を信頼できる経営者に無事引き継がれた島崎様は、新たなチャレンジに向けて既に前進しておられました。
ペットキャッスルと島崎様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!
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