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英語教師を10年以上。ビジョンの実現へ向けて、英会話スクールを引き継ぎ

2022年02月15日

呉服屋と不動産業を営む「株式会社川久」が、「TCH English School」が運営する英会話スクールを譲り受けなされました。今回、英語教員として10年以上勤めあげたのち、株式会社川久の経営者として事業を営む川上様に、M&Aに至った背景や今後の展望などについてお話を伺いました。


 

譲渡企業

社名

TCH English School

業種

英会話スクール

拠点

東京都

譲渡理由

後継者不在

 

譲受企業

社名

株式会社川久

業種

和装関連など

拠点

千葉県

譲受理由

新規事業の参入

 


英語教師として10年以上。現場にいて感じた、立場の限界

Photo by Taylor Wilcox

もともと、中高の私立学校で英語教員として働いていた川上様は、教育現場に携わる中で、様々な疑問や課題に直面するようになりました。「学校で英語を教える際には、学校の方針に沿った形で教えなければなりません。例えば、学習指導要領や大学受験の範囲に変更があると、それに合わせて授業内容も変更しなければならなかったり、学校の強制で授業スタイルに制限がかかってしまったり。どうしても、学校の教員という立場でやれることには限界があると感じるようになりました。」と話す川上様。教員という立場では、自らの教育ビジョンを実現することは難しいということから、学校教育から離れる決断をします。

その後川上様は、実家の稼業を継ぎ、経営者としての道を歩み始めました。経営を引き継いだ株式会社川久は、創業100年ほど続く、呉服屋を営む会社。3代目として経営された川上様のお父様から、お母様、川上様と引き継がれた本事業は、時代の移り変わりもあり、好ましい社会情勢とは言えませんでした。

着物の需要が年々減ってしまっている一方で、2016年に起こった「はれのひ」の事件によって業界全体の信用度が落ちてしまったり、新型コロナウイルスの影響により成人式が中止になってしまったりと、未曾有の事態にも度々悩まされてきた本事業。売り上げの殆どをイベントの収益によって成り立たせている現状では、どうなるか分からない今後を乗り切ることは難しいと、川上様は感じていました。

そんな中、これまで携わってきた教育の分野を、新たな事業として展開していくことを考えていた川上様。もともと持っていた教育に対する想いや自らのビジネスアイデアを、法人の信用力を使って実現する構想をもっていたそうです。

仲介アドバイザーのサポートもあり、フェアな交渉で成約へ

photo by Element5 Digital

ネットで検索をしたことからバトンズを知ったという川上様は、英会話スクールを検索のコアに置きつつ、保育園のインターナショナルスクールや英語学習アプリなども広く見ていたそうです。そんな中、今回買収に至ったのは「TCH English School」が運営する英会話スクール。黒字経営を続けており、採算が取れると判断できたことは、引き継ぎを決めるうえで大きい判断材料となりました。
また、今回売り手様に「株式会社エムアンドエー・オーシャン」がM&A仲介アドバイザーとして入られていました。エムアンドエーオーシャンの印象について、川上様は「売り手様側のアドバイザーではありましたが、こちらにも寄り添っていただき、フェアに対応いただいているなという印象でした。公平な立場として間に入っていただいて、非常に助かりました。」とお話しいただきました。売り手様に複数の問い合わせがある中、川上様の教員としてのキャリアや、そこで培った知識背景などもあり、今回の成約が実現することになりました。

英会話スクールを軸に、多様な事業拡大を構想中

事業買収にあたり、従業員様の引き継ぎもあった本事業。新たな経営者として、今後の経営課題についてお伺いすると「一緒に働いてくれる従業員の方々の想いを取り入れつつ、世代交代として自分たちのやりたいことをどう実現していくか、という部分は今後の課題かなと思っています。企業風土に合う、合わないとかもあるかと思いますので、まずは従業員の人たちの理解に努めながら、事業規模を拡大していく中で、新たな事業の在り方を実現してくことがベストかなと思っています。」とおっしゃっていました。

そんな川上様に、最後に今後のビジョンについてお伺いすると「まずは、ここにしかない独自性をもった英会話スクールを作っていければなと思っています。また、英会話スクールをコア事業として拡げつつ、全く違う業種に対してもアプローチしていくことも考えています。」とのこと。別業種へのアプローチについて、具体的にお伺いすると「例えば、バトンズさんの立場から考えると、今後海外のM&Aニーズが増えていったとして、英会話で培った英語力を使って仲介のサポートをしたり、翻訳をしたりといった需要も生まれるかと思います。一例ですが、そのような形で事業の横展開も模索しながら、事業拡大をしていければと思っています」とお話いただきました。
教育現場の第一線で活躍していたところから、視点を変えて自らのビジョン実現に向けて走り出した川上様。

株式会社川久と川上様の今後の更なるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!

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