TOPM&A記事・コラム成功事例旅行代理店勤務から学習塾の経営者に転身。起業M&Aで教育事業へ初参入

旅行代理店勤務から学習塾の経営者に転身。起業M&Aで教育事業へ初参入

2020.08.17

8年以上勤務した旅行代理店をご退職され、2020年3月に神奈川県の学習塾をM&Aで譲受された岩間様。塾業界への参入を決めた経緯や事業に対する思い、今後の展望を伺いました。

なぜ教育事業のM&Aなのか。トップ面談時に自分の理想を見つけた

 

Q. M&Aに興味を持たれたきっかけは何でしたか?

元々、資産運用セミナー等に参加して投資の勉強をしていました。その当時はワンルームマンションへの投資が流行っていた時期でしたが、お金を動かすという観点でM&Aというのもあるのだなと興味を持ったのがきっかけです。

 

Q. 教育分野への関心はいつ頃芽生えたのですか?

実は最初から塾経営への関心があったのではなく、様々な業種のM&A案件を検討しているうちに、ふつふつと自分が昔やりたかったことや、学生時代に出会い大きな影響を受けた先生達との経験を思い出すようになったんです。そこから徐々に教育事業に絞り込まれていったという感じです。2年前からバトンズで案件を検索するようになり、去年の秋ごろに売り手である宮入様(売り手様)の募集案件を見つけました。

予算やロケーション等、買収条件を結構絞って検索していたのですが、本当にタイミングよく宮入様の募集案件を見つけられたのは幸運だったと思います。

 

Q. トップ面談で初対面したときの宮入様はいかがでしたか?

非常に紳士的でウィットに富み決断力のある方だと感じました。また、大企業3社での社会人経験もお有りでリーダーシップがあり裏表がないので本音で接してもらえて、失礼かもしれませんが初めて会った感じがしなかったです。笑

トップ面談でお互いに一番重視していたのが、目指す塾の理想像が一致しているのかという点でした。宮入様は塾を経営する上での思いが一致していないと厳しいと考えておられ、その点は私も一緒でした。というのも、同じフランチャイズ系列の塾でも教室長によってまったく塾の空気感が違ってしまうのです。明るい塾にするのか、スパルタ系の塾にするのか、或いは先生との距離が近い塾にするのか、本当に様々です。目指す塾の空気感というか雰囲気はそこにいる人間が作っていくものなので、それがミスマッチしていないかはトップ面談でじっくりとお話しを聞かせていただきました。

私はスパルタ系の塾は自身で運営するには合わないなと思っていましたので、現地確認の時、宮入様が作ってきた明るく笑いの絶えない塾の空気感を感じて「ああ、このまま生徒さんを引継ぎたいな」これは私が目指している塾と一致していると直感しました。

餅は餅屋で得意分野を分担していく

 

Q. 塾を引き継がれたあと、どのような日々を過ごされていますか?

現在は会社員時代よりも楽しく、チャレンジングでやりがいのある日々を送っています。塾長の仕事はどうやって生徒達にベストな環境を提供できるかをプロデュースすることだと思いますので、フランチャイズに属していない分、どういうキャンペーンを売っていこうか、競合との差別化をどう図ろうか、リサーチからマーケティングまで想像力が求められ、経営のスキルがまだまだ足りていないなと感じることもあります。

生徒ファーストであるものの、経営面も常にみなければいけないというジレンマを抱えていますが、どうやって経営バランスを維持していくのか、そこが経営の面白さであって怖さなのだなと考えます。

どの仕事も一人で完結する仕事はないと思うので、全てを自分で行わず「餅は餅屋」の発想で、得意な人にやってもらおうと、会社員時代に学んだワークシェアリングを塾の運営でも実践しています。

 

Q. 塾の講師とはどういった役割分担をされているのですか?

塾の講師陣はM&Aを行う以前は大学生講師が8割以上だったのですが、いまは経験豊富なプロの講師を採用しました。というのも、私が引き継いだタイミングで学生が大学を卒業し就職のため離職されるのと同時に、コロナの影響で学生講師が一人になってしまったのです。学生講師は大学卒業を機に辞める方が多く、これからも年中求人募集を続けるのはコスト面で見合わないなと判断し、ならば長く勤めていただける塾環境にすべきだと分析しました。

結果、幸運にも業界歴30年のベテラン講師を採用することができ、その方が室長として受験の傾向分析などの対策から、生徒の指導、指導報告といった保護者へのコンサルティングを含めた業務を行っています。現在は室長と学生講師2名の3名体制で指導運営を行っています。

 

Q. 引き継ぎ後の生徒達の様子はいかがですか?

3月に引き継ぎ後も変わらず生徒達は通塾してくれていました。新しくお呼びした室長は授業中、生徒達とのコミュニケーションをとても大切にしてくれています。物静かで今まで声を聞いたことがなかった生徒が初めて発言しているのをみて嬉しくなりました。

コロナに惑わされない付加価値の高い塾運営がこれから始まる

 

Q. 岩間様と室長との波長もうまく合っているということですね。3月から引き継がれ1ヶ月後に緊急事態宣言になりました。影響は大きかったですか?

子供達の通塾が困難になったので影響は大きかったです。緊急事態宣言以降、PC活用に切り替えて指導体制を作っています。とはいえ、手元が見えにくいため、やはり通塾に優る指導はないなと感じています。低学年の生徒達はリモートでの指導だと持続力をキープできないですから。そんな状況ですから中にはコロナの影響が一旦落ち着いてきた時に早速、生徒さんを塾に送り出してこられた保護者様もいらっしゃいました。

とはいえ第二波が来ていていつまた通塾が不可能になってもおかしくありません。また完全なオンライン授業に移行せざるを得なくなった場合、どうすれば通塾と同じレベルの指導体制を提供できるのか、付加価値をつけられるのかが近々の課題です。そこは授業料についての検討も含めて、いきなり退塾という決断をされる前に“休塾”というクッションを作るべきかなのか検討している最中です。

 

Q. 最後に今後の目標を教えてください

まずは安定させるということ。そして、チグハグにならない教育を大切にすることで生徒達を取りこぼさないようにしたいと思っています。

数学や英語が人気でそこだけを伸ばしたいという生徒さんも多いですが、塾の方針としては偏ってしまわないために生徒達には統一テストを定期的に受験してもらい、そのデータをもとに他の教科も含めバランスよく成績を上げていきましょうと提案することを大事にしています。そこは室長にもご相談しながら、一緒に保護者様にご提案させていただくようにしています。

生徒達も保護者様も今年の受験はどうなってしまうのかと大きな不安を持たれています。塾が一緒に寄り添って戦っていくためには、一緒に惑わされるのではなく、導いていく方向性を示していくことが非常に重要です。一人ひとりの生徒が納得して勉強に励んでもらえるよう最適な提案を続けていきたいと思います。

 

 

<塾のご紹介>

当アカデミーでは、一人ひとりに合った親切な個別指導をモットーに、小中高の生徒様を対象とし、全ての授業に対応致しております。受講生のご要望に応じて、スケジュールや学習プランを自由に組んで戴けるので、効率的、かつ本物の学力が身に付きます。授業は少人数制を導入し、先生にいつでも気軽に質問も可能です。落ち着いた上質な空間で、じっくり学習に集中出来る、地域密着型でアットホームな明るい雰囲気が特徴です。お子様の進路相談はもとより、毎日の勉強方法を含め、学習のありとあらゆるご相談に乗ります。「なりたい自分になるために」が塾生の共通テーマ!学習を通して、生徒様の夢を叶えるお手伝いをさせて戴きます。

パーソンアカデミー桜ヶ丘校
神奈川県大和市上和田979-1 シルバーコーポ桜ヶ丘3F
046-279-6677
WEB: personacademy.webnode.jp
最寄り駅:小田急江ノ島線 桜ヶ丘駅 東口徒歩2分

 

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