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M&Aプロフェッショナルアワード(成約数 -法人部門-)受賞 /株式会社インフィニティライフ

2025年06月20日

株式会社バトンズが開催する「M&A Professional Award 2025」は、バトンズが提携する全国約2,000社のM&Aアドバイザーから特にご活躍された方を選出し、その功績を称える日本最大級の表彰式です。今回のインタビューは、「成約数部門(法人)」を受賞された株式会社インフィニティライフより、代表して高木直人様にお話を伺っています。

成約数部門(法人)‥年間で特筆すべき成約数を生み出した専門家企業に贈られる賞。

<企業概要>

株式会社インフィニティライフ

学習塾と不動産業に特化したM&A仲介サービスを提供。現在は、人材・建設・運送業などに支援の幅を広げており、サービスを通じて後継者不足や事業再編に悩む中小企業のM&Aを支援。

HP:https://infinitylife.co.jp/

業界経験を通じて、業種特化でM&A仲介サービスを提供

── 企業概要について教えてください。

当社は、学習塾と不動産業を中心に、M&A仲介サービスを提供しています。創業10年目を迎え、現在は建設業や運送業、人材業など許認可制の業界にも事業の裾を広げており、今後はより広い領域で専門性の高いサービスを提供できる企業へと発展させていく方針です。

── 学習塾と不動産業にてM&A仲介を実施された背景を教えてください。

私たちはもともと学習塾を運営しており、学習塾における複数回の買収経験もあります。それらの経験を通じて、学習塾を「買いたい」「売りたい」という人が多く存在することを知り、自分たちが培ったノウハウをもとにマッチングやプロセスの支援ができればと思い、まずは学習塾に特化したM&A仲介サービスを始めました。

そこから約2年後に宅建業の免許を取得し、不動産事業も開始しました。学習塾のときと同様、事業を営む中で業界の内情を知り、不動産業でもM&A仲介サービスを展開していったという流れになります。

── M&A支援における貴社の強みはどのようなところでしょうか?

M&Aの経験を含め、その業界での事業経験があることは、当社の最大の強みであると考えています。また、大手仲介会社とは違って、当社が対応している顧客の9割ほどは、1教室を運営する個人塾や、地域で3〜4教室を展開しているような小規模事業者様です。

そのため当社では、仲介会社が設定している手数料が払えず、M&Aが選択できないという事業者向けに、譲渡金額が学習塾の場合は300万円、不動産会社の場合は200万円を下回る案件であれば、売り手から手数料をとらないという料金体系を採用しています。これにより、事業を譲渡する上での金銭的なハードルを軽減でき、より多くのM&Aを後押しできると考えています。

 

売り手の金銭的ハードルを下げ、M&Aで地域社会を支える

── 具体的にどのようなビジネスモデルで運営されているのでしょうか?

当社は案件によって柔軟な料金体系としており、先述の通り、売主さまからは手数料をいただかない、いわゆる片手取引のビジネスモデルも場合によって採用しています。とはいえ、FAのような一方の利益の最大化を図るのではなく、あくまで仲介会社の役割を果たしながら、料金体系がFAのような形式という運用方法になります。

今後は、人材業の免許を活用して、例えば学習塾の教室長や不動産業の宅建士のような人材紹介ビジネスなど、M&A仲介以外の付加価値サービスによって、収益を多角化していくことを目指しています。

── M&A仲介の存在意義や、その中で貴社が実現したい役割はありますか?

地場の学習塾や家族経営の不動産会社など、事業規模が小さい会社であっても、その地域を支えるインフラ的役割を担っているような、地域住民にとって「なくてはならない存在」である会社が数多く存在します。

それらの事業が今後も地域インフラとしての役割を維持する、あるいは新しい事業者のもとでさらなる発展を遂げていくことが、その地域にとって大きなプラスになると考えています。当社では、その橋渡しとしての役割を担い、地域社会に貢献していくことを目指しています。

 

ヒアリングの翌日にはバトンズ掲載をルール化。スピード重視の案件対応

── 今回、成約数部門のご受賞となりました。多くの成約実績を出せている背景について、どのように分析されていますか?

当社で成約した案件の業種は、学習塾と不動産業で9割5分ほどを占めています。特定の業種に特化して進めてきた結果、その専門性が信頼に繋がり、紹介を通じた依頼が増えているように感じています。今後は、学習塾以外の分野にも専門性を高め、より多くの事業者様に選ばれる企業に成長していきたいと思います。

バトンズを通じた成約数が多く出せている背景には、当社のターゲット層とバトンズの利用者層に高い親和性があることが挙げられます。前述の通り、当社は小規模の学習塾や不動産業の案件など、個人でもスモールスタートができるような案件のご相談が多いです。

一方、バトンズには「独立したい」「スモールビジネスを始めたい」という個人の方が多く登録しており、この両者のニーズが非常にマッチしていると感じています。ハードルが高くない案件を豊富に取り扱っていることは、当社が高い成約数を出せている理由の一つかもしれません。

── M&A支援に際してこだわっているポイントや、バトンズで積極的に活用している機能などはありますか?

当社では、案件受託をしてヒアリングを実施したあと、遅くとも翌日にはプラットフォームに掲載するということをルール化しています。当社にご相談いただく方はできるだけ早い譲渡を望んでいる方も多く、スピードを重視して案件対応に取り組んでいます。

加えて、バトンズに掲載後、具体的な候補者が見つかっていない案件については、売り手側から買い手側にアプローチができる「オファー機能」を毎週月曜日に使うようにしており、能動的にアプローチをしています。

── 改めて、今回のアワード受賞を受けての一言をお願いします。

受賞は予想していなかったため、驚いたというのが率直な感想ですが、自社が提供しているサービスが少しずつ広がっている結果であると感じ、非常に嬉しく思っています。

当社の成約数の実現は、インフィニティライフのサービスとバトンズのサービスが非常にマッチしていることが大きな要因だと認識しており、バトンズは当社にとって「なくてはならない存在」になっています。今後も良好な関係を保ちながら、互いに協力してより多くのM&Aをサポートしていきたいと思います。

── 今後の事業展開や、貴社が目指す方向性について教えてください。

現在、学習塾と不動産業に特化してM&A仲介に取り組んでいますが、ゆくゆくは業種に関係なく、さまざまな業種で支援をしていく方針です。そのためには、新たに増える業種の専門性をもった人材が必要になるため、人材採用と育成強化に努めていきたいと思います。

また、自社の経験を活かして、M&A仲介以外のサービス拡充も行なっていく方針です。譲渡前の経営支援やPMIサポート、人材紹介サービスの提供など、M&A事業を軸としつつ、それに付随した多様なサービスを提供できる組織にしていくために、今後も活動していきます。

 

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